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(読まれた――!)
[悔やんでいる暇はなかった。
相手の白刃が腕に迫っているのに気付き、地に着いた槌を軸に思いっ切り体を刃の反対へ傾ける]
ぐううぅ……
[狙いは僅かに逸れたか、相手の刃は腕の寸前を通り過ぎる。
ここで反撃に移らなければ――
傾いた方向の足を外側に出して思いっ切り踏ん張り、体勢を立て直そうとする]
うううぅぅぅん……
[そして地についた鉄槌を横薙ぎに、エルザの体へ向けて。
持ち上げた地面を第三の腕として、全力で斜め上方向への力を籠める]
んあぁぁあああっ……!
[次の瞬間、溜めに溜められた力が爆発した。
大人一人ほどの重量を持つ鉄塊が、高速回転しエルザに迫る]
―北部―
[多少無理に放った為か、バランスを崩し体勢を立て直そうと二・三歩後ろに、
横薙ぎに迫る鉄鎚を魔剣は抜かれたままの状態、その力を使えば避けるのは容易かもしれないが]
その一撃、全力ですね……
[呟き、左腕を差し出して鉄鎚を受けるように、直後に走る衝撃、
骨が砕ける音が自身に響き、奥歯を強くかみ締める。
そのままの勢いと自ら飛び横に大きく吹き飛んでいく]
だから……、肉体労働は嫌いなんですよ……
─中央エリア・通路─
[高層ビルを出ると、中央ビルを目指し歩き始める。周囲からは喧騒は聞こえて来ない]
この辺りでは何も行われていないようね。
[コツ、コツ、シャラン。ヒールとアンクレットの音が響く。それを他に聞く者はあっただろうか]
[疲労はあれどふらつくことはせず。誰かに会おうとも毅然とした態度を取る。しかし疲労は消えるはずも無く、長らくの時をかけて中央ビルへと辿り着くのだった]
―中央エリア・都市部―
[虎は金の視線を返す。
金属の義足は軋む音をたてた]
せやねぇ。
[娘は目を細める。
一拍置いて、扇子を閉じる音]
うちなんかでええんでしたら。
気ぃ向いたら、やけどなぁ。
[あくまで向けるのは何処か躱すような言葉。
されど隠すのを止めた口角は、愉しげに上がっていた]
─ →中央ビル一階・モニタールーム─
[ビルへと入り、まず向かったのはモニタールーム。バトルが行われているかの確認をする。メインモニターのパネルを弄り、自動検索機能を利用して戦いの場を探し出した]
………あら、もう終わりそう、かしら。
最初はこの二人でしたのね。
[映し出されたのは大技を放とうとしているロミの姿。次いで眼に入る対峙するエルザ。それを確認した直後、鶸色は瞼に隠れた。表情には疲労の色が濃い]
───やはりダメね。
先に休息を取らないと……。
次にやる時はもう少し効率を考えなければいけないですわね。
[自嘲の笑みが浮かぶ。それを隠すように右手を顔の上半分へと翳し。もう一度だけモニターに鶸色を向けてから部屋を出た]
─北部・樹の上─
[小高い大樹の上。そこに腰掛け、眼下の戦いを見ていたが、]
…………へぇ。あのちっちゃいお嬢ちゃん、なかなかやるもんだ。
これはいい物が観れたかもしれないわぁ♪
[足をぶらぶらとさせながら、上機嫌の様子。]
―北部―
…………っ
[振り抜いた両腕に、確かな手応えがあった。
荒い息を吐きながら、相手の吹き飛んでいった方向を見る]
……だ、大丈夫、だか?
[鉄槌を肩に担ぎ、恐る恐る近付いた。
不意打ちへの警戒はまだ解けなかったが、不自然に折れ曲がった左腕を見れば心配の方が勝った]
あああ、オラってば生身の腕に……
ご、ごめんだよ……
[この場では治療する術もなく、ただおろおろとした表情で見詰めるのみ]
─中央エリア・都市部─
[金の視線に返すのは、微かな笑み。
扇子の閉じられる音に、常磐緑はひとつ、瞬いて]
滅多に表に出ない、って事は、この期を逃したなら、立ち会う機会もなさそうだし。
……他の連中には、違う場所でも会えそうだし、って考えると、ねぇ。
ま、気が向いてくれるのを祈っときましょうか、ね。
[愉しげに上がる口角に、こちらも愉しげな弧で返しつつ。
ばさ、と音を立て、僅かに上昇する]
……さて、と。
それじゃあ、俺はちょっとばかし野暮用を果たしてくるとしますか。
んじゃま、また後ほど?
[愉しげな口調でこう言うと。
鴉は空中でやや大げさな礼をした後、ふわり、*飛び去ってゆく*]
―北部―
[魔剣は鞘に収め、折れ曲がった左腕は右手で正常な向きに、痛みは抑えることはできないが、
心配して駆け寄るロミになんとか笑いかけて]
すごく痛いです。
ですが、ここはそういう場所ですしね。
今回は、貴方の勝ちです、ロミさん。
[形だけはあるべき方向に戻し、ロミの頭をそっと右手でなでて]
ここで、そんな優しさを見せてると勝ち残れませんよ。
―北部―
[すごく痛い、と言われて、思わず、う、と顔が歪む。
今まで何人も、そうやって傷付けてきたはずなのに]
え? あ……はい、だよ!
[勝ち、と言われ佇まいを直す。
その頭の上に、そっと右手が置かれた]
はい……う、でも……
エルザさ、本当は……
[勝とうと思えば、勝てたのではないかと。
問い掛けたかったけれど、失礼かもと思えば口に出せず]
この程度では死にませんよ。
[言いかけた言葉にそっとロミの唇に、自分の人差し指をたてて当てて]
ロミさんの実力がそれだけあった。そういうことです。
がんばってくださいね、ロミさん。
しばらくの間、疲れを癒したほうがいいですよ。
[一度視線を一点、とある木の上の方を見てから、
ロミに笑いかけて立ち上がり、自分は中央ビルの方へと向かうように*歩きだした*]
―中央エリア・都市部―
それはごもっとも。
[虎は微笑に何を思うか、喉奥で低い音を上げた。
娘はその背を軽く撫で]
まぁ。
そんときはひとつ、よろしゅう頼みますえ。
ほんなら、また後で。
[何気ないように別れの挨拶を交わし]
やれ。
期待通りならよろしいんですけどなぁ。
[娘がそんな言葉を足した時には、空に上がる鴉に虎は背を向けている。
地面を一蹴り、ビルの蔭に*消えた*]
う……
[唇に触れる人差し指。
そのまま口を閉じるしかなかった]
は……はい。
頑張るだよ、エルザさの分まで!
[鉄槌を胸の前に掲げ持つと、エルザに向かって大きく一礼する。
彼女の視線が一瞬向けられた方向には、気付かぬまま。
エルザの背が遠くなるまで見送ると、自分はしばしの休息を取るため、空家を求めて街の外れへ**]
─ →中央ビル二階・個室─
[自室とした一つの個室へと入ると、一人用のソファーへと腰を下ろす]
……次くらいには動くべきかしらね。
少しでも、戻しておきませんと。
…あちらの様子も見に行かなければいけませんし。
[『遊戯』の仕切りを任されている以上、やるべきことも多い。他のものとは違い、必ずしも勝ち進まなければいけない訳ではないだけ、プレッシャーは少ないかも知れないが]
とにかく、今は休息を───。
[ベッドには横にならず、ソファーに腰掛けたまま、鶸色の瞳は閉じられた]
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