107 月光夜曲
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[シスターが見ていないのはノーラとゲルダだといい。
アーベルは人だと証言した。
ゲルダはノーラが人狼という事になるという。
彼女の立場ならそういうしかないだろう。
ノーラはそれにどう答えるだろう、そして二人は。]
ノーラ?
[慟哭を止めたノーラが持ち出したのは、部屋に残していたナイフ。
ゆらゆらと、呟きながら、話している三人に近づいて行く。]
………どう、なるのかな。
[見守るしか出来ない花は、ただ、その場にゆらり揺れている。*]
(+50) 2019/01/17(Thu) 23:34:38
─ 宿泊施設・廊下 ─
当たり前でしょう。
人狼、なんだから……
[冷たい瞳>>105にぽつりと返す。
言葉の意味は、ナターリエの言葉>>107にて知れるか。]
……傷、ね。
[続く言葉に、アーベルの影でこっそりと息を吐いた。
ここで否定してもすぐにバレてしまうだろう。
この場を逃げ出してしまえば、それこそ肯定ということになる。
他に取れる選択肢と言えば、]
(111) 2019/01/17(Thu) 23:39:16
傷があれば、人狼ってことになるの?
……まいったな。
[巻いてあった包帯を解いて、服のポケットに突っ込んだ。
右手の甲の傷は受けた時よりもずっと薄くなっている。]
傷ならここにあるけど、自分で作ったやつだよ?
[敢えて晒した上で、何も疚しい事はないかのように振る舞う。
そんな賭けに出る他なかった。]
昨日、割れたカップを片づけてた時にうっかりね。
……ね、アーベルさん。
[ついでに自分の前にいる青年>>110にも、証言の裏付けを求めた。]
(112) 2019/01/17(Thu) 23:46:40
― 宿泊施設・廊下 ―
[落ち込んで薄らいでいた意識が纏まり人型となったのは、その声>>+50を認識したところでだった。
どこか他人事のような感覚でもあったけれど、行く末が気にならないわけではない]
どうなる、んだろうね。
[対峙する人々を見つめて、ゆらり、揺れる]
どうなって、ほしい?
(+51) 2019/01/17(Thu) 23:50:31
─ 宿泊施設・廊下 ─
[こっそりと吐かれた息>>111は、推測を裏付けるもの。
傷を隠す事はできぬ状況でどうするか、と思った所で、ゲルダが取ったのは『敢えて見せる』という手段。
内心、いい度胸だわ、なんて思いながらも、問いを向けられたならひとつ、頷いて]
ああ、うん。
手当ての相談も受けたから、ね。
[怪我やら何やらの対処も仕事の内、とやっていたから。
さらりとした肯定に、不自然さは多分、ない。*]
(113) 2019/01/18(Fri) 00:00:32
─ 宿泊施設・廊下 ─
[ゲルダは傷を負っていた。
包帯の下から現れる、右手の甲の傷。
昨日、ナターリエが割ったカップを片付けてのものだと言った>>112が、ナターリエは首を傾いだ]
破片を片付けて……手の甲に傷、ですか?
どうやったらそんなところに。
[指や掌に付いたなら納得も出来るが、手の甲というのはどうにも不自然に感じる。
手当ての相談を受けたというアーベル>>113と、ゲルダを交互に見遣った*]
(114) 2019/01/18(Fri) 00:05:54
[それは自分への問いかけでもあった]
なんでこんなに複雑なんだろう。
[殺されたことをただ怒れるなら。
皆同じになれば良いと思えるなら。
きっと楽なのでは、などともチラリと過る]
……いやいやいや。
[やはりそうなるのは嫌だ、と思い直す。
フルフルと頭を振って、生者の会話に耳を傾けた]
(+52) 2019/01/18(Fri) 00:07:22
……。
貴女が、見出す者だって事?
そう、…その二択なんだ。
[>>108シスターの言葉に目を瞬かせた。
彼女の言った事が真実であるのなら、ゲルダという事になる。
頭から信じる事はなく、あくまで判断材料として。
シスターが見極めようとした相手にも納得はいった。
もしも女が同じ立場であったとしたら、幼馴染を選んだだろう。
図書室で語った事に嘘はない。
――けれど。
幼馴染の仇、という事ならば、仇を打ちたいという願いが勝ってしまう。
アーベルはどう出るか。
邪魔をするようならば――と、殺意は消えない。]
(115) 2019/01/18(Fri) 00:10:55
…そう、
私も最初に見ていたら気付かなかったかもしれないし。
[>>109発見当時に落ちていた確証が持てなかった事は残念だが、
何の心構えもなしに遺体を発見したならそれも仕方がない事だろうと。
傷の有無とて、確実にある保証などない。
空振りに終わったなら、次に打てる手は何方が納得してもらえるかしかなく。
シスターは同意し、ゲルダの方に視線が流れるのを女は見ていた。]
(116) 2019/01/18(Fri) 00:11:49
…可能性の話だよ。
仕方ないでしょう、誰が何か判断する力なんて私にはないんだから。
[>>112女は、む、と眉を上げる。
彼女が包帯を取り、晒したのは右手の甲。
そこには傷は確かにあったが]
……。
[想像よりも薄く、シスターの信を置いているアーベルに確認を取っている。]
右の手の甲を、カップを片付ける時に?
[指先を傷付ける方が確率としては高い。
けれどなくはない話なので、理由付けとしては、弱い。
ぐ、と詰まる様子はシスターにはどう見えたか。
>>114けれど彼女も同じ疑問を抱いたようで。]
(117) 2019/01/18(Fri) 00:12:06
[>>113アーベルがゲルダの傷の事を裏付けるのを聞いて、一つの可能性が頭に浮かんだ。
月のいとし子にも協力者がいる可能性を、詩は示唆していた。
協力者、とわざわざ書かれていたいう事は――人狼ではないのだろう。
もしもその考えが合っていたとしたら。
女は焦燥感に歯噛みする。]
(118) 2019/01/18(Fri) 00:12:43
[女は深呼吸する。
そうして真っ直ぐにシスターを見つめた。]
シスター、聞いて。
此処に残っているのは4人。
…もう後がないんだよ。
ここで間違えたら、終わりなんだ。
[言葉は尽くすが、命乞いはしない。
何故なら、女がこの騒動を終わらせたいのは、明日を迎える為ではないからだ。]
(119) 2019/01/18(Fri) 00:13:15
私には、無実だって証拠を貴女に見せる事は出来ない。
それはきっとゲルダも一緒。
貴女にとっては、アーベルさんは私よりもずっと信頼がおける人だよね。
だけど、図書室に置いてあった本には月のいとし子に協力者がいる可能性を示唆してた。
それは‘人’でも敵の可能性があるって言う事。
[彼女がそれを知っているかは分からないが、
己の考えが合っていた場合、シスターの命もなくなってしまう。]
(120) 2019/01/18(Fri) 00:13:39
[それは、死んでいった者達も望むところではないだろう。]
もしも私を信じてくれるのなら、私は全力で貴女を守る。
明日を迎えさせる。
[――この手で、人狼を殺して。終わらせる。]
だから、お願い。
私を信じて。*
(121) 2019/01/18(Fri) 00:14:25
― 宿泊施設・廊下 ―
[ゆらりと、彼女たちを追う。
どうなるのかと呟くと、ふわり、人の姿が浮かび上がって。>>+51]
リディ?
[怖くはないのだろうか、恨んでいないだろうか
命を奪った自分を。
だけど、向けられた問い掛けは、以前と変わらないままで。]
どうなって欲しい、か……わからないや、今は。
偉そうな事言ってたのにね、俺。
[だけど、自分は間違えた。だから
彼らの選ぶ道行きを見守ることしか出来なくて。]
(+53) 2019/01/18(Fri) 00:17:19
複雑にしたのはなんだっけ?
中央教会のせいじゃない?
[誰も本当は悪くないはずだ。
たまたまここに集められて、役目を与えられた。それだけ。]
リディ
[何を思ったのか、ふるふると首を振るほうに顔を向けて>>+52]
怒ったり呆れたりしないの?
俺の事。
[ふわり、自嘲気味に笑ってみせた。*]
(+54) 2019/01/18(Fri) 00:18:00
[彼女の答えはどうだったか。
女は己の口にした事を実行しようと
ゲルダ達に向かってナイフを構え、シスターを背に庇おうとする。]**
(122) 2019/01/18(Fri) 00:27:18
─ 宿泊施設・廊下 ─
そう。
途中で大きい欠片を落とした時に掠っちゃった。
[無理があるかも知れないが、一度吐いた嘘は消えない。
ノーラ>>117やシスター>>114の疑問には当たり障りのない答えを返した。]
……念のため言うけど、他に傷はないよ。
[そしてこちらは本当の事。]
(123) 2019/01/18(Fri) 00:27:49
未亡人 ノーラは、メモを貼った。
2019/01/18(Fri) 00:28:09
─ 宿泊施設・廊下 ─
まあ、俺もどうやったらこうなるの、ってのは突っ込んだけどね。
[シスターから視線>>114を向けられると、軽く、肩を竦めて見せた。
つけられた理由>>123は、無理があるなあ、とは思えど余計な事は言わず。
ノーラがシスターに訴えかける言葉>>120に、僅かに蒼を細める]
(……ただ、流されはしない、か。
ま、その心意気は、嫌いじゃないけどねぇ)
[刃を向けてくるというなら、こちらもノーラに刃を向けるを厭う気はない。
懐に潜めた刃、それを抜く事はまだしない、けれど。*]
(124) 2019/01/18(Fri) 00:38:00
……まぁ、変な場所だしね。
疑われても仕方ないとは思うけど。
[口先の反論だけなら幾らでもできるけれども、武器のようなものは何も持っていない。
構えられたナイフに対してか――それとも“協力者”の存在がその口から語られたことにか。
く、と下唇を噛み締めた。]
あたしは、誰も殺してなんかない。
[それでも生き残るために嘘を重ねる。]
(125) 2019/01/18(Fri) 00:43:35
[ノーラからの『見出す者』なのか、という確認>>115には頷きを返す。
完全に否定されなかったことには安堵の息。
ノーラの雰囲気はいつもと異なるが、彼女が思考を放棄していると言うわけではなさそうだった]
[ゲルダの傷に関しては、ノーラも同じ点が気になった模様>>117。
自分の感覚が間違ってはいないと確認するに至る。
そうして向けられる、ノーラからの言葉>>119。
後がない、とはっきり言われたことに、こくりと息を呑んだ]
(126) 2019/01/18(Fri) 00:48:26
[尽くされる言葉>>120>>121は真摯にも見えて、ナターリエが意識外においてしまっていたものを補完して行く]
……協力者?
そういえば、御伽噺にもそんな話が……。
[それがこの場に存在している確証は無かったが、浮かんだ可能性は最悪の予想を想起させた。
その予想がナターリエの視線をアーベルへと向けさせる]
(127) 2019/01/18(Fri) 00:48:32
……私は……、
[自信が持てない己の判断。
ノーラの嘆き。
ゲルダの手の甲の傷。
『人狼』の協力者の可能性。
巡る思考は纏まらないままだったけれど]
(128) 2019/01/18(Fri) 00:48:38
どうしても、ノーラさんの嘆きが、嘘だとは思えないのです。
[心に響いたもの]
ゲルダさんの傷に、納得が行かないのです。
[掛け違ったような僅かな違和感]
アーベルさんは『ひと』、その確信はあるけれど……。
[敵対しない人とは言い切れない]
……何を考えているのか、全く分からないのです。
[悩む様子も見えないことが、疑念になりつつあった]
(129) 2019/01/18(Fri) 00:48:46
自分の判断が正しいのかは分かりません。
『見出す者』の力も、逆の結果を齎してきました。
けれど、私はもう一度、私の判断を信じようと思います。
[そう言って、己を庇うように立つノーラ>>122の後ろから、動かずにゲルダ達の方を見詰めた*]
(130) 2019/01/18(Fri) 00:48:53
シスター ナターリエは、メモを貼った。
2019/01/18(Fri) 00:50:02
― 宿泊施設・廊下 ―
おんなじだ。
[わからないというユリアン>>+53にクスリと笑う]
あ、それで集められたんだっけ。忘れてた。
それまでみんな普通に暮らしてたのにね。
じゃあそういうことにしとこう。
[解決法を提示されて>>+54ポンと手を打つ。
聖職者が必ずしも聖者でないことは、町で理解させられたから、スルリと受け入れられてしまった。
ついでに振り払ったモヤモヤ>>+52もサッパリと消え去ってくれた]
なに?
[名を呼ばれて、改めてユリアンの顔を正面から見る]
(+55) 2019/01/18(Fri) 00:55:18
今のユリアン、には怒らないよ。
だって、誰かを殺さなきゃいけないんだろうって、あたしもあの時は考えてたし。
今思うとね、普通じゃなかったもん。
その前のぐぅ爺ちゃんもなんだけど。
あんな風に頑ななの、ユリアンらしくなかったよ。
でも、一生懸命なのはユリアンらしかった。
だから呆れたりもしないよ。
[チラリとまた生者の様子を窺って]
死にたくないのは、誰だって当然だもん……
[軽く睫毛を伏せた*]
(+56) 2019/01/18(Fri) 00:56:26
だからね。
気にしちゃダメだよ。
中央教会のせい、なんだから!
[それでも笑顔をユリアンに向け、その手を握ろうとしたのは。
誰も死なずに終われないというのも分かっていたから*]
(+57) 2019/01/18(Fri) 00:59:34
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