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でしょう?
大丈夫よぅ、2杯くらいは。
これからケーキもちゃんと食べるし。
[素直にケーキ皿を受け取りもするのだが。
こっちも好物な両刀使い]
「大丈夫かい?あんたは、椅子からおっこちて伸びてたのさ」
[くしゃみと共に起き上がったカヤの頭からするりと降りる白いもふもふの龍。瑠璃の瞳が移動した肩の上から伸び上がって、見つめる]
「そんなに怖がらなくても、無闇に追い回すような子は、ここにはいないと思うけどねえ」
[ぽふ、と帽子の上から耳の辺りを白いふかふか尻尾が軽く撫でて、そのままするすると床へと降りていった]
[甘い匂いに鼻をヒクヒクさせるも、果実酒の瓶に人差し指ぴしり]
あーっ!
それ、お酒じゃないの。しかも秘蔵の黒スグリのまで!
寮母さんに怒られても知らないよ?
[動揺が強制リセットされたお陰で少し普段の態度に戻ったり。
と言っても、また突付かれれば動揺するわけですが]
[飴を受け取り、ぱちりと瞬いてクロエを見ます。]
‥‥‥いいの?
ほんとうに飴のひとなんだね、いっぱい持ってる。
[今度はじたばたすることもなく、口の中に放り込み]
はりはとー。
[お礼を言って、左手差しだし、食堂に向かうのです。]
ちょ、ちょーっと、ローザ!酔うのが早いさーっ!
[抱きつきそうな勢いのローザに、あわあわと後ずさる。慌てると名前を間違えないという不思議現象]
[鴉は再びカルメンの傍まで戻って来て]
「そもそも何で地下に居るんだっけ、って疑問も。
好きでそこに居るんじゃないのかね」
[宙を舞いながら鴉が首を傾げる]
「寝る前には一切居なかったのに、起きたらわんさかいてさ。
ライがぐったりしながら外に出したらしい。
術式が違うってのはありそうだ。
この世界ほど、様々な世界と関わる場所も無いし?
俺らの知らない術式があってもおかしかないや」
はい、はい、と。
[カルメンの注文に答えてから、飛んできた鴉に向けてにこりと笑う]
……あんまり、一人で気ぃ張っても、仕方ないよ?
[ケーキと一緒に、ライヒアルトにはこんな言葉も渡しておいて]
言ったあたしが馬鹿だったか。
[ローザの返事には肩竦め。
とりあえず、自分もケーキをぱくり]
ん、久々に作ったにしては、上出来かな。
[エーファの差し出した手を取り、二人で食堂に向かう。
菫色もぴょんぴょんついていく]
おはようございます。いい匂いですね。
誰かケーキを焼かれたんですか?
[食堂に入った第一声がそれ。ケーキを切り分けているゲルダをじーっとみた。穴が開くくらい見た]
[手は帽子にぽふっと降りて、肩から聞こえた声に瞳をクリクリ。
話しかけられた内容と尻尾の叩いた意味に、小さな声を上げた]
あっ…、そっか。
うん、そうだよね。ありがとう。
[氷破の龍が傍にいてくれた理由と言葉の両方に礼を言って。
過剰に怖がってたことを反省し草原色のマフラーに埋もれる。
紅葉云々は不可抗力だけど、何も言われてないから少々安堵。
去っていくフワフワな龍を見送った]
うん?
酔ってないよ?
[でもほんのり頬は赤いです。
一応本当に意識はちゃんとしてる、はずですが。
抱きつき損ねたまま、きょとんとイヴァンを見た。
牡丹色は窓際でコロコロコロ…]
はっ。
ほ、ほら、緊急事態だからってコトで!
[カヤの声にピクーンとなるものの、好物の誘惑には勝てないようで…三杯目が欲しそうにイヴァンを見る]
主様、おはよ?
ケーキ食べるー?
[目を覚ましたカヤに軽い口調で声をかけ。
じーっと見ているクロエの視線に、思わずくすり、と]
そんなに見なくても、ちゃんと人数分はあるから。
食べたいなら、先にそう言いなってば。
………。
[ケーキと共に告げられたゲルダからの言葉には、少しバツが悪そうに表情が歪む。
頭では解っていても、気を張ってしまうのは性分とも言えて。
なかなか抑えられるものでも無かった]
[置かれたケーキに視線を落とし、フォークで掬って一口ぱくり。
ほんわり青年の周囲の空気が和んだように見えるのは気のせいでは無いだろう]
あ。
おはようございまーす?
[遅れてきょろきょろ辺りを見てごあいさつ。]
みんな、早いんだねえ。
[そもそも今が何時かも覚えてませんけれど。]
[ローザの顔色と緊急事態を天秤にかける。
紅葉色の眉を寄せたところでゲルダの挨拶と誘いに振り向いた]
ん、おはようかな。
美味しそうな匂い、嬉しいな。
[もちろん貰うよ、とニコニコ笑顔でケーキ皿確保。
お酒については少しの間だけ執行猶予。
食べる方に口を使う方が大切]
ほんとに酔ってないさ?
[苦笑しながら、ローザに三杯目を注ぐ。酔っぱらい製造してる気もするが、まあ細かいことは気にしないのだった。その頭には白雪さんが、するすると戻ってきた]
[ゲルダに指摘され、罰の悪そうな顔をする]
いいえ、騎士は己の欲望に打ち勝つことが大切なのです。
だから無暗に「甘いものが欲しい」とか求めてはいけないのです。
・・・でも、折角ゲルダ先輩が取り分けてくださったものを
無下にはできませんので、有難く頂きます。
[あっさり欲望に負けて、ゲルダからケーキを受け取る。
そして嬉しそうな表情で、フォークで切り分けぱくり]
[校舎には、やっぱり寮に入れない級友やら他の人やらが何人も居て。配布された毛布2枚を敷いて包まって横になった。床は固くてあんまし眠れなかったけれど。
んで次の日。
何か学園緊急事態を聞きつけた、とあるケーキ屋さんが搬入してくれたケーキとかちゃっかり確保しつつ、今日も半月鏡2つの前に、ちょこんと座って中の様子を覗いていた。]
ゲルダさんのケーキ美味しそうだなー。
[とか言いながら自分も何やら口にしているわけだが。]
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