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ええ、気が向かれましたら。
それだけの価値があるということだけはお伝えしておきます。
…見えそうにありませんか。
[この状態は医師として手の出るものではなさそうで。
そも今の状態でそうした治療が効くとはまったく思えない]
石。ああ、耳を気にされていたのはそれですか。
[なるほど、と頷き]
あちらにあるのでしょうかね。
[緊迫した空気に包まれた現実へと、同じように視線を向ける]
さっき、アーベルは本物だと認めてたじゃないですか。
今は、信じられないんですか?
エーリッヒ様のことも信じないと。
では貴女は何も信じないんですね。
……そのユリアンが人狼なのに!
[目を、す、と細めた。]
質問に答えてください。
貴女は、人と人狼を見極める力を持っているんですか?
イエスというなら、私は貴女を信じるだけです。
[ユリアンには、たった一言。
「本当に、『その可能性』が判らないんですか?」と、尋ねた。]
在ると良いですね。
[向ける顔は、どこか心配そうに。
その心配がどこに向いているのかは読みにくいだろう]
どちらに天秤は傾くのか。
そもそも、私はアーベルさんを占い師として認めた、とは言っていませんよ。わからないと、そうしか答えていません。
答えを歪曲しないでください。
[ユーディットを睨み続ける。]
そうです、私は人と狼を見極める力を持っています。
[そう、自分は本当に占い師なのだから。
少なくとも、表に居る自分は、心の底からその役割を演じていた。
欠片も綻びを出さぬよう。
矛盾を生み疑いをかけられないよう。
震える占い師として振舞った。
それが、彼女が受け継いだ、口伝であり、力であり、血であった。。
容易に偽りを口にし、混沌の種を撒き。
決してその心を奥底にある真を見せない
―――――――――狂える信徒の為せる業。]
[可能性が何かなぞ、考えている余裕は無い。
埒が明かぬ状況に、苛つきが頂点へと達する]
……もう、面倒、だ。
[ぽつりと小さく漏らし、押さえつけられている腕に力を込める。
ゆっくり、しかし確実にユーディットの腕を押し返して行った]
……こんなところで……俺は死ねぬ……。
全てに復讐するまでは!!
[尋常ならぬ力でユーディットを弾き飛ばし。
俊敏なる動きで起き上がると、そのままユーディットへと襲い掛かる。
その腕は爪を携えた白銀の毛並みへと変貌し、苛立ちの元となっている女に対し、下から切り上げるように揮われた]
……なっ!?
[二人の問答の様子。
その行方を見守っていた矢先の動きに、対策が遅れた]
……ユーディっ!
[とっさ、抜き放つのは懐の短剣。
間に合うか。
そんな思いを抱えつつ]
[頬杖を突いた侭。
手は、口許を隠すように。
赤い眼は何も映さず。
生者に視えぬ死者に、為す術はない。
手を伸ばしても、声を発しても、届きはしないのだから]
納得した、と言ったのに?
[肩を竦めた。]
そうですか、貴女が本物で、けれど私を信じられないなら。
その勇気を持てないなら。
私が――
[イレーネの持つ短剣を取ろうと腕を伸ばしかけ――]
……ぐっ!?
[ばん、と物凄い力で弾き飛ばされる。
何も判らないまま、――――]
[――――視界が朱で染まる。]
私が納得したのは、アーベルさんがノーラさんが殺された後に取ったの行動だけ―――
[そう言いかけて、目を見開いた。]
――――!!!
[青ざめる、目の前で起こった出来事に。]
[ふ、と口元が斜めに上がった。]
本当に、あなたが。
おおかみ、だったんだ。
[熱。痛み。苦痛。それから、すべて。]
エーリッヒ様――
[朦朧と]
逃げて――
[舞う紅。
それが示すものは容易に知れて。
過ぎるのは、『間に合わなかった』という思い。
それに急かされるよに、ユーディットへと駆け寄った]
ユーディ!
ユーディット、しっかりしろ!
[逃げて、という言葉は聞こえていたが。
それには答えず。
振り返る緑が見やるは、今、紅を散らしたもの]
……そういう、事かよ……!
[先程まで己を強く押さえつけていた女が容易く朱に染まる]
くははははははは!!
何もかも喰らってくれる!
我が力、とくと思い知れ!!
[白銀を朱に染め、その場で高らかに笑い声を上げる。
その瞳は鳶色から紅へと変わり、顔にはいつもの無表情ではなく、惨劇を望み愉しむ歪んだ笑みが張り付いていた]
[遠くなったはずの赤い世界。
そこからの叩き付けるような力に膝を突く。
輪郭が崩れる。人の形を保てない。
だが前と違い、ギリギリ今の意識を掴んでおくことだけは出来た]
『――――!』
[影のような獣の姿で、伏せる。
脳裏に響き渡る哄笑に弾かれないよう、ただじっと耐える]
[響く、笑い声。
左の腕が疼く]
……てめぇ……俺のいる場所で、そんな真似ができると思うなっ!
[宣する手、握られた銀を飾る紅は鮮やかに燃えて]
ユリアン…っ!
[猛り狂うユリアンを呆然と見ながら。]
ユリアン、ああ――――――。
[顔色は、蒼白。
それは信じていた人が狼だったという事ではなく、守られていた秘密が露呈してしまった事への恐怖。]
[渇きがそこにあった。耐え難い渇きが襲ってくる。]
この、じんろう、がっ……!!
[憎しみが瞬間的にユーディットに力を与える。
ポケットから、震える手が突き出された。]
[イレーネに渡したのはただの短剣、しかしこの手にあるのは――アーベルの。]
死ねええええええええッ!!
[狼の右眼に向け、銀の短剣は突き出される。
自分の名前を呼ぶ声が、遠い。]
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