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― 納屋→外 ―
[鉈の重みを確認して、片手で携帯を取り出す。
メモ帳ではない画面を開いて、プルダウンから名前を選択。
『albatross』に合わせて、変更ボタンを押し込んだ]
よし、いこうか。
[白いニット、グレーのカーディガン、ブルーのデニム。
村娘のような格好をしていたマリーよりもずっと現代風の格好で、その片手には鉈を下げて。
とてもアンバランスな図で、集会場に向かって歩く]
― 広間 ―
………うぅ、………
なんていうか、すいません。
[>>+44
あの場でCOを呼びかけるのは、…特に、霊能者は狼に与えるメリットが少ない為、守護のもと村側に付くべき、なんて思惑があったのは否定できず。
それは、盾に成れと言うのと変わらなかったのかもしれない。]
いいんです。
それに一人、知ってくれてるって。
どのみち囁き持ちは、
俺が人間だってことから逃げられないっすよ。
[少しだけ、つめたい声になっただろうか。
krutが村人であろうと、役職であろうと、はたまた人狼や狂人であろうと。
“アズマ”が何を言ったところで、彼の震えて居た手を温めることはできやしない。]
うん。私が全員選んだから。皆死んだよ。
[だから、仲間は悪くないよ。
あ、アズマさんだけは違うか、しかたがないよね]
辛いよりも、楽しんでたかな。
[人が簡単に…それを楽しんでしまっていたこと本当だしね?
だからそんな狼殺したイチお姉さまももちろん悪くないよ。正しいことをしたんだから、間違えてるわけなんてないよね]
……………。
…………ほんとーに、どうしようもなかったのかな。
[>>+46
色をおきすぎて、ぐちゃぐちゃになってしまったパレットのような。
気持ち悪い色が、胸に浮く。]
─広間─
……ん。
[髪の重さが消えた代わりに、泣き腫らした瞼が重い]
……あー、krutさん?
ちょーどよかった。
[動く人>>99を、緩慢に首を動かして、見る]
─ 集会場内 ─
[まさかichininoがkrutに占い師CO済みとは思っていなかったが、それでも自分がやることは変わらない。
狼を吊って、この村を終わらせる。
それだけだから。]
……狼男は、銀が弱点とか言ってたけど。
[人狼はどうなんだろうな、と思いながら、殺すための道具を探しに厨房に入る。
目についた、銀のアイスピックを手に取って。]
―個室―
[funnyに撫でられた>>94。金髪のくせになまいきだ。
けど甘んじて受け入れた。ほんとうは誰かにそうして欲しかったから。心地いい。
すがりついて泣きそうになる。そんなことできるわけない。
全部終わるまで。
けれど]
お前が!?
なんで、まだお前は誰も殺してないんだ……私が……!
あの時、アズマさんが死んだとき携帯の音が聞こえたから。
何か関係する人、能力者の人かなって。
だって私も携帯でだしね?
それで広間にいた人の中からで選ばれたんだよ。
[krutさんと、Pecheさんのことは私からは言わないよ。
だって二人のことは二人がきめることだし、二人は悪い人じゃないから、ね?]
[ああ、それに、何だって?
もう一回言ってくれ。
krutを、狂人だと、思ってるのか?
既に、私は、さっき、彼に――
……私は間違えた?
口の中がかさかさで、舌が回らなくて、
ただ相手の言葉を聞くしか無い。>>96]
待って!待―
[手を伸ばしても、遅かった。
彼は行ってしまった。
膝が震えて、すぐに走り出せなかった。]
― 集会場入口 ―
フェルさん、どこにいるかな。
ああ、フェルさんって呼んじゃだめか。
狼のfunnyは、どこにいるかな。
[小さく呟いて、敷地内に入った]
モモ、さん?
[集会場の外、こちらに向かい歩いてくる彼女>>101を見つけた。
その手にあるものは、見るからに不釣合いだけれど─]
……誰にそれを、使うつもりか。
聞いていい、かな?
[こちらからも彼女へ歩み寄りながら、問いかけた。]
そうだね、私がmibouさんを殺さなかったら…、
選ばなかったら、何も起きずにはじまらないままずっと、そのうち廃村だったかもね?
[行き先どうなるかわからないけどね。
それに、そんなことできるわけ無いだろうから、私がしなかったら、
たぶんPecheさんがやることになってただけなんだろうけど……
でも、私が始めたのは本当だし、ね?]
― 台所 ―
[半ば濡れたタオルを枝から取り桶を持って中に入る。
適当な場所において台所をあさる。
念のために持つ武器は果物ナイフ。
革製のカバーがついているので持ち運びやすいというのが理由。
凶器としては少しばかり心もとないもの]
もう、見ているだけなんて、いや。
[それを胸元に引き寄せると柄をぎゅっと握り締める。
つ、と見据えた先の廊下は、仄暗さを湛えていた]
狼のfunny、か。
うん、悪くないな。
[聴こえた声>>106に、笑う。
むしろ、本当に狼だったら良かった。
そしたら、こんな気持ちになんてならずに済んだかもしれないのに。]
でもな。
俺は、あんたが狼だと知ってる。
だから俺は、あんたを吊るよ。Peche。
─広間─
しょーがねーじゃねースか。
ついさっき、オレ史上最悪な大失恋してきたトコなんで。
ショック過ぎて髪まで切っちまいました。
[笑う。口調は軽い]
……ま、そんなコトより、訊きたいコトがあるんスけど。
[行かなくちゃ―
どこに?]
――誰かっ!
[もつれる足をそれでも前に進ませて、個室を出て、辺りを見回し、とにかく誰かを探して―]
─ 集会場外 ─
あぁ、良かった。
他のヤツに向けられたらどうしようかと思ってたとこで。
[向こうから近付いてくるなら好都合と、振りあがる鉈>>113を避けることはしない。
握りを返し、銀の煌きを彼女の胸に突き立てようとしながら─]
俺が狼だったら、本当に良かったのにな。
でも俺を狼だってでっちあげて殺したところで、まだ縄は残ってる。
───逃げ切れるなんて、思うなよ。
…… オレの方は、殺さなくて良かったんスかね?
[軽い]
あの時、オレもアズマっちと、似たよーなコト言ってたのに。
……。
正直、ころされるって思ってたんで、いいんです。
そりゃ、怖いし、痛かったけど、……
でも、占霊じゃない人守れるなら、いいかなって、
結局、どうにもならなかったけど。
[>>+59
裕樹の服の端を、ほんの少し、摘む。]
………やっぱ、出た方がよかったじゃん。
止めたヤツみーんな、狼かもね。
[>>+57
刺々しくなるのは、 ]
―――……。
[これ以上、聞いていられない。
否、聞いていたら、ひどいことを、言いそうで。]
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