87 紅の宴─人喰らい・鬼殺し─
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─ 地下墓地 ─
[どこかへ移ろわせた視線を、目の前へと戻し]
……それ、自分でゆーかね。
[素直に頷く様子>>+65に、呆れた声で突っ込みをひとつ、飛ばした]
……ああ。
まだ、残ってる。
[『鬼』のコエも、なりきれぬ彼女のコエも、まだ聞こえる]
様子見に行っても、文字通り見てるだけー、なんだが。
……行くだけ、行ってみるわ。
[この場所にいる、という意図は知れぬものの、自分がここにいる意味はないのもわかるから。
は、と一つ息を吐いた後、そう言って、踵を返した]
(+68) 2013/09/11(Wed) 23:55:56
アレクセイは、メモを貼った。
2013/09/11(Wed) 23:56:11
サーシャは、メモを貼った。
2013/09/11(Wed) 23:56:48
[この時、ジラントの手負いの姿が察せられたこともあって。
もしかしたら、生き延びたどちらかをこの剣で、この手で殺すことも、できるかもしれないと。
そうは、思ったの、だけれど――。]
(85) 2013/09/11(Wed) 23:57:23
キリルは、メモを貼った。
2013/09/11(Wed) 23:57:55
アレクセイは、メモを貼った。
2013/09/11(Wed) 23:57:59
[鉈を振るった瞬間、激痛が走る。
けども、勢い任せでそのまま薙いだ。
手応えはあるけども、それは首筋ではなく、サーシャの左腕に深々と突き刺さり。
紅が散る。]
はは……。
[サーシャが床に転がり落ちると同時、男も胸元抑えて、その場でがく、と崩れ落ちた。]
(86) 2013/09/11(Wed) 23:59:00
[私は、彼>>+38を傷つけてしまったと思っていたから。
同じことは繰り返したくないと、そう。
解放されたら、彼女も元に戻るだろうか。
それともこの苦しみから逃れたまま、安らかになるのだろうか。
そしてあの人は、解放されたら安らげるだろうか。
消えてしまうその前に、もう一度話したいけれど。
心の中に浮かんだ言葉を、届けたい。
私は自覚なく思っていたから、帰り道を見つけようともしていなかったのかもしれない]
(+69) 2013/09/11(Wed) 23:59:01
いってらっしゃい。
[ベルナルトに贈った声は、軽く響いた**]
(+70) 2013/09/11(Wed) 23:59:54
ジラントは、メモを貼った。
2013/09/12(Thu) 00:02:50
[贈られた軽い声>>+70に、振り返る事無くひら、と手を振ってから、上へと向かう]
…………。
[聞こえるコエ。
そこにこもるいろ。
滲むのは、苦笑]
……言いたいこと。
わかんなくも、ないけどな。
[ぽつ、と紡ぐ言葉は誰にも届かない]
(+71) 2013/09/12(Thu) 00:04:45
[宿の仕事と彼女>>4:+67は言う。
少女はにっこり笑って]
大丈夫だよ。
知らなくても教えてあげる。
私でも出来るんだから、きっと大丈夫。
[看板娘の座が危ういとかそんな事は思いつかない。
だって看板娘は二人でもいいと思う。
優しそうな彼女になら出迎えられた宿の客も嬉しいだろう、と]
――…私を知ってる?
サーシャさん?
[聞き覚えがないはずの名。
けれど心は覚えているから一瞬不安げに眸が揺れた。
こうして言葉交わす彼女の事も、深い場所にあるから
もう一人について、問うてはならないのだと警鐘が鳴る]
(+72) 2013/09/12(Thu) 00:04:46
─ 三階・展望室 ─
[羨ましいと思ったのは、ただ、キリルの揺らがぬ様に。
自分は役割を受け入れても、微かな揺らぎが残ったままで。
仲間に申し訳ない思いを、ずっと抱いていたから]
死ぬ時くらい、種明かしがほしいでしょう?
[キリルに返す言葉>>83を紡ぎながら、剣を抜き放ち。
見逃して>>84という声に、笑みは変えぬまま頭を振って]
それが出来るなら、最初から乗りませんよ。
こんなばかばかしい『ゲーム』なんか。
[人差し指を立てて、片目を瞑ってみせた]
(87) 2013/09/12(Thu) 00:05:35
アレクセイは、メモを貼った。
2013/09/12(Thu) 00:06:39
[激痛に崩れ落ちた、その視線の先、階段の上の人影>>82をぼんやり捉える。
ああ、あのシルエットは……。]
[武器を振るう様な無茶などせずにいたのだろうか、と、小さく笑う。]
(88) 2013/09/12(Thu) 00:10:13
メーフィエは、メモを貼った。
2013/09/12(Thu) 00:11:40
─ エントランス ─
[落ちた拍子に右半身を床に打ち付けた。
短剣を手放さなかったのは執念に近いだろう。
切り裂かれた紺の袖からだらだらと零れ落ちる紅は、服と床の両方を濡らしていく]
───いてぇ……いてぇよぉ…。
[傷が痛むのか、心が痛むのか。
どちらなのかも分からない。
呟くように言いながら、もがくようにして僕は身体を起こした。
跳ね飛んだ紅が左の頬骨辺りへと付着し、まるで血の涙を流しているような軌跡を作る。
右目からは透明な筋が幾本か、目尻を伝い零れていた]
(89) 2013/09/12(Thu) 00:13:08
[左腕に力が入らない。
右腕も、右足も、落ちた衝撃でまだ痺れている。
左足も、今は感じられなくなったけれど、悲鳴を上げていてぎこちない動きしかしないはずだ。
それでも尚、僕は全身に力を込めて立ち上がり、覚束無い足取りでゆらゆらとジラントに近付こうとした]
──…死ねよ。
もうみんな、死んじまえ───
[一歩、歩を進める度に左腕から紅が零れ落ち、床に点々と痕を作る。
途中倒れそうになってガクンと身体が揺れるも、ジラントに対して牙を剥くのは諦めなかった]
[メーフィエがこちらを窺っている>>82ことは、意識に入って来ずにいる]
(90) 2013/09/12(Thu) 00:13:14
――――。
[知らないふりをするのには慣れていた。
男の子が欲しかった両親。
それを祖母から聞き知っても
オリガは相変わらずそんな様子は微塵もみせない]
帰り道、もうちょっと探してみる。
あなたも行きたい場所みつかるといいね。
[少女はリディアに大きく手を振ってから
くるり、ふわり、白いワンピースの裾を揺らし
出口のあるだろう方へ身体を向ける]
(+73) 2013/09/12(Thu) 00:14:16
─ 三階/展望室 ─
[返って来たのは否定>>87と、お茶目な仕草だ]
うぅん、ダメかぁ。
他の人にしてって言っても、ダメです?
[他の人、それが今どのくらい生き残っているのかボクは知らない。
そうでなくても、集まった中で一番弱っちいのはボクだろうから、多分これも無理だろう。
そう思いながらも言葉を紡ぐ。理由なんて、命が惜しいからに決まっている。
少しだけ後ずさった。扉の位置は近いけれど、さっき閉めてしまったから逃げ出せるかどうか]
(91) 2013/09/12(Thu) 00:15:35
[エントランスへ抜ける。
目に入ったのは、崩れた男たちの姿と、階段の上に佇む影。
男たちに向かう瞳は静か。
けれどそこから巡らせ、影に向いたときには、柔い光を帯びる]
ホント。
……無理、すんなよ。
[届かぬとわかる小さな呟きひとつ、落とす。
自分が落ちなければ、という、そんな繰言の代わりに。
それから、青の歩みは更に上へと]
(+74) 2013/09/12(Thu) 00:17:11
――…ああ、でも。
[ぽつと呟き目を閉じる。
少しだけ遠く聞こえる雨音。
森の中に降り注ぐ雨]
雨がやまなきゃ、帰れない。
[そんな事を思い言葉にして、
エントランスへと一歩踏み出した**]
(+75) 2013/09/12(Thu) 00:17:36
[すぐ近く、呻く様な声>>89]
は、はは……。
[朧気な視界の中、影がゆらりと近づいてくるのが見える。]
くたばれ、ってんだ、くそがき……。
……しつこい男は、嫌われ……るぜ……。
[痛みで全身が悲鳴を上げている。
けども、転がったまま、右手にぎゅと力入れ。]
(92) 2013/09/12(Thu) 00:21:31
[少女>>+72の笑顔と励ましに誘われて、私は夢想する。
家を放り出された私を迎え入れてくれる一軒の宿。
少しずつ仕事を教わりながら、私は彼女と姉妹のように過ごさせてもらう。宿自慢の看板娘のお手伝いさん。そんな温かい夢]
…ありがとう。
[けれどそれは叶わぬ夢。私は知ってしまっている。
不安げに揺れる瞳が見えてそれを思い出し、幸せな気分にしてもらえたことで満足しようと、感謝を伝えた]
(+76) 2013/09/12(Thu) 00:22:37
安心して下さい。
他の人の命も、ちゃんと頂きますから。
[キリル>>91に返す声は、変わらぬ穏やかさを湛えて。
変わっているのは瞳に宿す光の冷たさ。
彼女が後ずさるのを見れば、じり、と身を詰めて。
次の一瞬、駆け出すと小剣を喉元へと向け真っ直ぐに突き出した]
(93) 2013/09/12(Thu) 00:22:38
─ 展望室 ─
[何者にも阻まれぬ歩みは、三階へ。
硝子張りのその場所で、青は静かに、対峙する者たちを、見る。
選び取られる選択肢を、見届ける。
それが、今できる唯一だと思うから。**]
(+77) 2013/09/12(Thu) 00:23:48
[崩れ落ちたジラント>>88の笑みが目に映る。
覚束ない様子で彼の方へ歩を進めるサーシャ>>90もまた、目に映る。
互いに血を散らし、傷ついたその姿を前にすれば、女の目にもそれは解る。
まるで『鬼』にでもなるように、その命を断つことは、きっと容易い、と。]
…………ジラント、さん。 サーシャさん。
[剣に触れて、その柄を握りしめて――。
それでも、鞘から抜き出すことができなかった。
ただ、両方の肩が、両目が、小さく震えた。]
(94) 2013/09/12(Thu) 00:25:46
[彼女>>+73も何かに耐えてきたのだとは知らないけれど。
ただ、今の彼女は今のままあるのが必要なのだと思って]
うん、ありがとう。
いってらっしゃい。
[裾を揺らして出口に向かう少女に手を振り返して、私はゆらりと影のように揺れた*]
(+78) 2013/09/12(Thu) 00:27:28
─ エントランス ─
[床に倒れたままのジラント>>92。
そこに近付いて、歪んだ笑みを浮かべた後、短剣を逆手に握って腕を顔の位置まで上げた]
……お互い様、だろ?
[『鬼』を見つけたと言った時のジラントも、執念染みたものを持っていた。
それを上げて、わらった後、僕は握った短剣を振り下ろした*]
(95) 2013/09/12(Thu) 00:29:22
─ 三階/展望室 ─
……別に、
“ボク”だけ生き残れれば、良いんだけどなぁ。
[ダメで元々だったんだけど、やっぱり無理>>93らしい。
見てくる目が冷たくて、ボクは何故だかちょっと笑ってしまった。
ついでにうっかり“キリル”を装い忘れたけれど、今更だし良いか。
壁に背がついて]
(96) 2013/09/12(Thu) 00:29:47
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