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俺も。人狼ですよ?
[受け入れ切れなかったけれど、否定はしていないから。
人間というゲルダに苦笑を向けた。>>+147]
……いいえ。
俺は、間違えてしまったから。
ナータを助けられなかった。
[深い溜息を零す。
ゲルダは知らないままだったかと、今更のように思い出す。
アーベルへの感想を聞いて背中をふるりと震わせた]
[そのまま切りかかるかなと思っていた所で背に合図があった。
名残惜しげに唇を離すと、銀糸が二人を繋いでいた。
にこりと笑ったまま身を離すと、銀糸はぷつりと斬れた。]
……ご馳走様。
[笑みながら告げ、僅かに離れようとしたなら、フォルカーは動くだろうか。]
[アーベルが離れようとして、一度視線はエルゼリートとあったかもしれない。
エルゼリートの喉めがけて、躊躇なく包丁を横に薙ぎ、アーベルが離れきる前にしたので、肘がアーベルに思いっきり当たるだろうか。
そのままの反動で、上に振り上げ、包丁をすばやく逆手に持ち替える。
はじめの一閃はよけられたかどうか、いずれにせよ一撃でしとめられないことを想定して、何かも、教えられてきたこと]
まあ、むしろ生まれた時点で、網の中かもなあ。
[>>+153ライヒアルトの言葉には、無情に返す。そういえばエーリッヒが居るのなら、と思い付いたようで、そのまま言葉を繋いだ]
そもそも、人狼も、昔、教会が生み出した宗教兵器ってやつなんだとさ。「獣」が人を恐怖に誘い、その闇を神の使徒が晴らすって物語を作るためのな。
だが、今は、その因子は教会の手を離れて、拡散してる。
このままじゃ、教会との関係が知られるかもしれねえってんで、全部を消す算段がされた。
その方法の一つが、俺ってわけだ。
[そういえば、最初に持っていたはずの使命感を捨ててしまったきっかけは、自分の存在の真の理由を理解してしまった時だったかと、ぼんやり思った]
それは。
[それは、信仰を捨てられなかった身にとって救いの言葉。>>+160
兄や姉は自分に甘いから、少し差し引かねばと思ってしまうので。
けれど、他にも散らした命を思うとまだ、金が揺れる。
そうかという呟きに、小さく頷く]
[クレメンスはさていつ頃やってきたのか。
あまりに酷い光景だったせいで、つい気付くのが遅れた]
……やぁ、"朱花"
痛かったよ。
[それで話は通じるか。伺うように眺める]
[向こう側に気を取られて]
[周囲に“誰”がいるのか、認識できていない]
やめ、
[どうせ届かない声ではあるけれど]
[姉に掛けようとした言葉は詰まった]
そうだったのかもしれません。
[生まれた時からというのは、多少落ち込みながらも受け止めて。>>+161
続いた先に頭の中が真っ白になった。
最初に自分も人狼なのだと教えられた時と同じように、まだそれを真実と認める事を拒否していた。
教会が全ての始まりだなんて。そんな]
あ……。
[受け止める前に、場が動いた。
僅かに逸れてしまっていた金をアーベル達の方へと向け直す。
耳が拾ったのはフォルカーの吐息。>>58
その手が振るう刃を確認して、息を詰める]
――…待ってる、って言ったのに。
待てなかったら、叱られてしまうかしら。
[“個”を保ち続けられるほど強くはなく
解けそうになる感覚が指先にある]
願わくば――…
あのこと彼女らが無事に逃れられますように。
もうこのような哀しい『場』が生じませんように。
あのこたちとおとうさまが……
早く哀しみを乗り越えてくれますように。
[教会に残してきた人。
事の顛末を知れば哀しむだろうことが知れて
少しでも早く哀しみが癒えることをただ祈る]
……はい。
[>>+168ゲルダの言葉は温かくて、素直に頷くことができた。
同じく一度宿に向けた金色は緑がかっていたりもした]
苦しませたくはなかったんです。
どうするのが一番良かったのか、今もまだ分かりません。
[そう答えてから。ヴィリーの話を聞いて]
[代わりに零れたのは]
ごめ、ん……
……ごめんなさ、い……
[届くことのない謝罪]
わたし、が……
……わたしが、弱かった、から……
[手を汚そうとしている姉]
[きゅ]
[また右手が痛む気がして、左手で握り込む]
っ、ふ、ぁ。
[ゲルダを喰らった時の熱が残っていたか、オレの頬は僅かに上気していて。
潤んだような本紫で、離れていくアーベル>>60を見ていた]
…対象が人狼だったら、男でも良いんだ。
[つられて笑ったけど、その表情はきっと女性にしか見えなかっただろうな。
ちろ、と拭うように動いた舌が僅かな抵抗にも見えたかもしれない。
軽く眉根も寄っていたし、不満げなのは明らかだった]
[アーベルから視線を外そうとして、刹那、その背後に居るフォルカー>>61と目が合った。
ああ殺しに来たんだな、と思ったから抵抗する気は無かったけど、オレの前にはゲルダが居たから、それに当てさせまいと腕を防御に使う。
毛足の長い鉄紺に覆われた腕で刃を受け、周囲に鉄紺の毛と鮮血が舞う]
ぅ、っく……!
[走る痛みに表情を歪ませながら、オレは反対の腕でゲルダを抱え直す。
誰にも傷つけられないように庇うようにして]
ゲルダに傷をつけるのは許さない……!
[傷つけて良いのは、喰って良いのはオレだけだ。
誰にも渡すものか。
オレはアーベルの願いを叶えたにも関わらず、その見返りを求めることなくフォルカーを睨んでいた。
ざわりと身体が獣へと、半獣の姿へと変化していく。
長い髪は鬣のように。
全身が毛足の長い鉄紺に覆われ、身体に不釣合いな大きな尾がゆらりと揺らめいた]
[オレは名残惜しみながらもゲルダを一度離し、灯台の傍に横たえる。
そうして、一足飛びにフォルカーへと飛び掛った。
大降りに爪を振り上げ、相手の肩口を狙う。
上体を開くその体勢は隙にもなっただろうけど、オレは構うことは無かった]
ぁ…────…っ、アーベル…!
フォルカーちゃん、駄目…!!!!
[フォルカーの振り上げた其れは、こちらからはアーベルに向かっているように見えて。
彼の命が奪われることと、彼女の手が穢れること。
そのどちらも、止めたくて。
でも、身体は動かなかった。
動けなかった。]
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