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誰かが寝たまま起きなかったみたい。
あー、誰かなんか死んだっぽいね。
しぶとい奴は手品師 ディーノ、執事 ジョエル、傭兵 カルロス、孤児 オーフェン、少女 カレン、青年 マイルズ、踊り子 ミュウ、くの一 アヤメ、司祭 エドガー、学生 レッグ、旅人 シャロン、情報屋 ノブ の 12 人だと思っておこう。
[時間だけが過ぎていく。
そんな沈黙に気だるさが限界に来た...は、唐突に席を立った]
ちと、便所でもいってくらぁ。
ナナエついてきな。
「かしこまりました」
[本当にトイレなのか定かではないが、二人は連れ立って円卓を後にした。
円卓会議上を含むビル内は無機質なものしかない。
無機質な廊下に壁、挙句に観葉植物まで紛い物だ。その中を少しだけ残った眠気を欠伸に変換しながら歩き続けた。
と……]
ん?
「如何されましたか?」
いや……、そこの部屋から何か……。
[一瞬だけ思考が停止する。
何か?
そんなの、彼には嗅ぎ慣れた異臭が廊下に流れてきている。
鉄分を含んだ、命の腐臭。
...は、ナナエが首をかしげると同時に、部屋のドアノブに手をかけるや、転がり込むように室内に飛び込むと、周囲に人の気配がしない事を確認してから、異臭の元へと視線を巡らせた]
……ナナエ。
「はい?」
緊急事態だ。至急他の十二宮にこの事を伝達。今後の方針について会議だ。
「か、かしこまりました!」
[背後からバタバタと遠ざかっていく足音を聞きながら、レッグは異臭の元である、クローディアに近づいた。
室内はそれなりの広さがあり、窓辺には客を迎える小さなテーブルが備え付けてあった。
彼女は、そこに真っ赤な水溜りの中で座っているように息絶えていた]
銃創って事は射殺か。
ご丁寧に額と心臓に一発ずつ……。普通、銃で殺る時は引き金を二回引くのが慣わしだが、それをピンポイントで急所のみ打ち抜くとなると……。
[...は大きく溜息をつきながら、彼女の足元に転がっているもう一つの死体も見た。
見覚えがある。
クローディア付のメイドだった女性だ。
彼女もまた同じく二箇所打ち抜かれて死んでいた]
このビル内に進入するなんて馬鹿はいねぇ。すると、この死体を作ったのは、俺等の中の誰か……か。
[杞憂になれば良いと考えていた事態が発生し、...は面倒くせぇとポツリと呟いた]
[ふと彼女の嗅覚に何かが引っ掛かる。それは彼女にとって嗅ぎ慣れた、そして彼女に歓喜をもたらす香り]
『ああ、これはもしかすると』
[そして、会議室に駆け込んでくるナナエさん。その言葉を耳にすると、驚く面々を余所に]
……ああ、やっぱり
[そう呟き、口元にうっすら笑みを浮かべた]
過去が人を作り、そして人が未来を作るとはいえ、結局動いているのは現在。単純なこと、なのにね。わからないお馬鹿さんってお気の毒。
[もちろん、本当にお気の毒なんて思ってはいないけども。そうしてティーカップを飲み干した。]
[しばらく後、微かに漂う臭い。ここに来る少し前にも触れた馴染みのある臭い。思わず唇をちろとなめ。]
[パタパタと駆け込んできたナナエの言葉に。]
あぁ……ついに動き出したのね。
[黒曜石の瞳に光が揺らいだ。]
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