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[咳が口をつく。
だが、それにかまっている暇はない。ことは迅速を尊び、譲れぬ思いと願いは常に背中に背負っているのだから]
最初から全力だぁ!
[東洋の武術にある『唐手』。その中で達人ともなれば一歩で数メートルを移動する歩法が存在する。
その一歩は、どんな床をも打ち抜く強靭な脚力が決め手となる。
ダン!
と、右足をついた瞬間、...の体がまるで最初からミュウの死角を知っているように動いていく。
そしてそこに刻まれたのは、シャロンの死体側にあったあの陥没と同じ傷跡。
...は踏み込んだと同時に壁へと飛び、すぐに天井へと駆け上がると、そのままミュウの背後へと飛び越すように動きながらメイゼルを頭上から大きく振るった]
ハッ!
[一気に懐深くへと潜り込まれる。
だが彼女にとってそこは死角であって死角でない。
ありえない角度で身体が撓り、その一撃をかわしてのける。
そのまましなやかに跳躍して距離を取った]
ハン、ボーヤが昨日の立役者本人だったのかい。
最初から答えを知ってる問を投げかけるとは、趣味がいいネェ!
[陥没した跡を見て艶然と笑った。
香気は一段と高まり呼吸すら辛い濃度でレッグへと集まってゆく]
[常人や普通の人間であれば命中しているであろう一撃を、踊り子の柔軟さで簡単に回避される。
だが仮にも十二宮の一人。
数時間前のように二人でシャロンを屠った時とは違うのは理解していた。
だから、即座に腰に残していたアイゼルを引き抜くと、ミュウの跳躍先に向けて二発打ち出す]
他のメンバーは違って、こっちには火の粉以上の目的があるんでねぇ! 博打になろうが賭けなければならない時もあるってさ!
[叫びつつも、この周囲に漂う香りに、さすがに彼も不自然さを感じ始めた。だが室内奥にいたミュウを飛び越えるため、出口まではそれなりの距離を持ってしまっている]
[...はその攻撃を、全く動じる事無く防弾繊維の司祭服で受け、首や顔に向かうもののみ腕で弾く。]
君の手口はよく知ってる。
[言いながら、足元の椅子をアヤメに向けて蹴りあげる。同時に射撃。狙いは心臓、肝臓、他胴体の急所。]
[唐突に始まった戦いに、舌打ち一つ]
いきなり、始めんなっつーのに、どいつもこいつもっ!
[苛立たしげに吐き捨てるも、止められるものではないのは察せていて。
どうしたものか、と考えつつ、ふと目に入ったのは椅子の上の白猫]
っと、白の姫君、ちょいと失礼っ!
[早口に言って、その身を素早く抱きかかえ、後ろへとと飛びずさる]
ッ!
[着地点への銃撃は流石に完全には避け切れない。
だが、無理矢理に軌道を変えて僅かだけ奥へ。
着地の直前に身体を捻り、脇腹を掠めさせるだけに済ませ]
ックゥ、やるじゃないか!
だが、甘いんだよ!
[そのまま大きく手を振るう。
唯のリボンに装われていたその刃が喉元へと迫る]
─頭上を舞う幾枚かの紙。
ああ、誰も彼もがここでは踊る。
見てごらん…馬鹿馬鹿しい程綺麗だろ。
[それらに触れようと、そして決して触れないように手を伸ばす。指先を舞う紙を見つめる表情は口調と違いどこか寂しげで。声色に気が付いたメイドが顔を上げようとするのを手で包み撫でながら胸におしつける]
…どうかしたのかい?
[苦しげに髪をすべらせて、頭を上げるメイドの顔を覗き込むのは何時もどおりの笑みを浮かべた表情で]
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