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…優しいですね。
ヨハナ婆は変わらない。昔も今も、優しい。
[思い出すのは村を離れる事になった時。
父の言葉に誰も引き止めてくれようとしないとき、ここが無くなるわけではないと教えてくれた人]
俺は、どうだろう。
疑っているのは……。
[答えようとして聞こえてきた足音。
パタパタと軽い、少女の]
…まだ、確証はないから。
[出されようとしていた名は、口の中に消える。
それでも老婆には分かっただろうか。音の聞こえた、タイミングで]
[昨日は、ナターリエに促されるまま、食事の後は大人しく自室に引き上げて眠った。嘘のようによく眠れた。
食欲もある。眠ることもできる。そんな自分が不思議だと思う。
普段の自分ならば親しい誰かを告発しなければならないかもしれない自分の立場に気も狂わんばかりの懊悩を感じたはず。
だがそれがない。
今の彼のを支配するのは本能。
己に割り振られた役割に忠実に尽くせとそれは告げていた]
ああ、団長のことは俺も聞いた。
[肩をすくめてため息を吐き]
エーリッヒが…、そうか。
なるべく事が荒立つのは、俺としては望むところではないんだがな。
[広間へと聞かれればゲルダに笑いかけて]
いや、ゲルダとここで話しているさ。
別に誰にあいたいってわけでもなかった。
ゲルダ以上の相手なんていないだろうしな。
[視線のとまった先に、同じ方に視線をやり]
ああ、やっぱな、こうなにもないと落ち着かないんだ。
状況も状況だし、気休め程度にはな。
[かぶりを振り、部屋へと戻る。
窓を開け放していた室内は、すっかりと冷え切っていた。
寒い。
なのに、左手は、熱を抱いている気がした。
伸びる茨の先には、心臓がある。
そこにまで、伝わってくるような。
急かすのとは違う気配。
しかし、その意味は分からない]
…なんだって、言うんだ。
[*朱い花は何も語ることはない*]
[無言で広間に入って行くと、そのままソファに座り込んだ。]
…。
[わたしは、どうしたらいいか分からなかった。俯いたまま、じっとぐるぐるする頭で、何かを考えようとしてた。]
褒められたのは、素直に喜んでおきます。
[そう言って、軽く笑った。
そして、その後に続く言葉を聞いて、少しだけ、目を細める]
……そう。
そう、ね。確証も無しに、人の名前が挙げられないものね。
一度口に出したなら、それが確証になるから。
ゆっくり考えなさい。
色々なものを見て。色々なものを聞いて。
答えは……変わるのかもしれないのだから。
[玄関口で、しばし、思案。
広間には、多分まだ家主がいる。
今、顔をあわせても平行線になるのは目に見えていた]
……と、なると。
[やはりというか、意識が向くのは、物置のピアノで。
歩みは自然、そちらへ向いた]
−二階自室−
でも、しばらくここにいよう。
下に降りれば色々なことを思いだしてしまう。
ここには懐かしい顔が多すぎる。
今の俺に、甘い思い出は毒だ。
[ため息を吐き、寝台の上で虚空を睨んで*三角座り*]
あたしも、そういう喧嘩とかは…やだ。
[抑揚に乏しい声音が、拒否の意を示す]
…えっと。
[告げられた言葉を、つい真直ぐに受け取ってしまい。
顔を隠すよう、隣に座るマテウスの肩に額を乗せる。
照れているらしい仕草]
マテウス兄さんは、必要だと思っているの?
そういうの。
…あたし、まだ色々信じきれてないけれど。
そう。そういう状況なんだよね。
一度口にしたら、確証になる…。
[老婆の言葉がゆっくりと染み込んでゆく]
そうゆっくりもしていられないよ。
少しでも早く終わらせなければ、壊れてしまうものが増える。
[ソファーで考え事をする少女を見る。
影に覆われたままの翠は、けれど少しだけ温度を取り戻したよう]
でも、そうだね。
もう少し。もう少しだけ考えるよ…。
[頷き答えて、立ち上がる]
俺もちょっと風に当たってきます。
それじゃ。
[ポケットの中の感触を確かめる。
部屋に戻ってもいいが、ここなら屋外に出た方が早いか]
[肩にゲルダのぬくもりをを感じるとそっと頭撫でるように抱き寄せて、
髪をすくようにゆっくりと撫でながら]
何事もなく、事も荒立たずにすめば…よかったのにな…、
[それ以上の言葉を続けるのは余計にゲルダの不安をあおることになるであろうか?
言葉を区切り]
ああ、ゲルダに悪い虫がつきそうになったら追い払うのには便利なんじゃないか。
[軽く笑って見せて]
信じる信じないはともかく、
皆が殺気立ってるのは事実だからな。
─ 一階・物置─
……ん?
[中に踏み込み、最初に感じたのは、違和感]
配置が、少し……変わったか?
[先に、訪れた者がいた事は知らず。
訝るように呟きつつ、蓋を開けて鍵盤に指を落とす。
紡がれる音色。
奏でられるのは、古い小夜曲]
[エーリッヒさんが立ち去るのを見送ってから、ヨハナさんに声をかける。]
…。
ねぇおばあさま。
わたし、どうしたらいいのかな…?
……そう、ね。
このような状況、早く終わらせなければいけないですよね。
[老婆の目は、遠くを見つめる。
瞳の奥はただ深遠で]
……ええ。
考えて、考えて貴方なりの答えを見つけなさい。
願わくば―――「我が子供達」に無事と、幸せを。
私の身なんかよりも、それだけが、私の願いなのですから。
[さっきの冷たい目が心に残っていて、エーリッヒさんの前では、なんとなく口を開けなかった。]
[ヨハナおばあさまは、きっと何かの答えを知ってる。]
[彼女の普段と変わらない空気に、わたしは安心と期待を感じていた。]
[エーリッヒが去るのと同時に、ベアトリーチェが近くに寄ってきて、声をかけてきた]
……。
[色々な想いが渦巻く。
何を、何を語ればいいのか]
……ベアトリーチェお嬢ちゃん。
最後まで諦めないでおくこと。
それが一番大事。
最後まで、貴方が貴方らしく、生き延びる。
その為の方法は―――分かるでしょう?
―一階廊下―
[ぼんやりそこに居ても始まらず。
広間にでも行こうと、足を向けて。
耳に届くセレナーデ。
ピアノなど久しく聴いておらず。
誰か引けるような者がいたっけと、ささやかな興味がもたげ音の方へと引き寄せられるように。]
―物置―
[暫し入り口の前で聞き入って。
暫くしてから、音を止めぬよう小さく扉を叩いて、中に入った。
奏での主はエーリッヒの同居人で。
意外な物を見たといったふうな顔を見せた。
音が途切れるまで黙したまま。
最後の音を紡ぎ終えた後に、口を開く。]
上手いものだな。
[そんな簡単な感想だったが。]
どこかで習ったのか?
[撫でる手が心地いいのか、密やかに瞼を下ろす]
でも、うん。
きっとそれは、もう無理なんだね。哀しいけれど。
[手の温もりに落ち着いたのか。
零れるのは、普段に良く似た抑揚の乏しい響き]
追い払う以前に、何も来ないと思うな。
[ぽつり、軽口にも何処か真面目に返してみせる]
そうだね。あたしたちの中に、人狼が居るのだもの。
疑われて殺される可能性だって、あるのね。
人狼に殺されるだけでは無くて。
…。
[わたしらしく。生き延びる。]
[わたしはじー…とおばあさまの瞳を見つめ]
[最後に、こっくりと頷いた。]
[そして、ばふっとそのお腹に抱きついて、顔をうずめる。]
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