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―自室―
[イレーネに微笑む]
[それは闇になれてきた目には見えただろうか]
暗くても、大丈夫ですよ。
それに、あなたの部屋に入ったら、なんだかいらぬ誤解を与えそうで
[くすと笑う]
[悪い、と言いながら肩を借りて。
エーリッヒの声と視線に其方を見る]
…ハインリヒとザムエル?
[何を話してるんだろう、と首を傾げた]
壁|・)o〇(大体まとまってきたようなんで、01:00更新でコミットしまーす。
延長希望はお早めに。まとめでもOkです)
………誤解? …昨日、いたのに?
[幼馴染同士の所為か、そういった感覚は麻痺していて]
[大丈夫ならまあいいか、とぽつり]
TwInkLe, tWinkle, liTTle star,
How I wonde what you are
Up abOve the world so hIgh,
Lick a dIamond in the sky……
When th blazing su is gone,
Whe he noth shiines upon,
Then you shuw your little light,
Twinkle, twinkle, all the night......
[何度も何度も歌っている]
[間違いだらけでも]
[何度でも]
[何度でも]
……何やら、深刻そう……だな。
[ぽつりと呟き。それから、響く歌に、心地良さそうに目を細めて]
……さて、行こう。一人ぼっちは……寂しいだろうから。
[静かに、告げる。雪の中に置き去りという状況は、冥い過去を思い起こさせて、それが切ないから]
―ニ階・オトフリートの部屋―
[そういう問題なのだろうか。納得のいかない表情]
……ん、お願い…する………
[寝台の端に腰掛けて、痕の残る腕を差し出す]
[視線は余所へ]
[カーテンの閉められた窓の向こう]
[月と星とは、地を照らしているだろうか]
………今夜も……、…誰か――
死ぬ、のかな。
[呟き]
[自分以外の歌声をこうやって聴くのは久しぶりで]
[繰り返し、繰り返し。
気に言っている様子のその歌を繰り返して]
[励ますようにそっと髪をなでながら]
[家族が、もし、居たのなら、きっとこんな感じなのだろうと]
ああ…
[声が此処まで届くはずもなく、雰囲気だけを感じ。
歌に、今は星は見えるだろうか、などと考える]
…そだな。
上着あっても…寒いだろうし。
[ゆっくりと足を踏み出す。
安定感は先程よりも増したけれど、一人で立つにはもう少し時間がかかりそうで]
―自室―
[腕に触れないように、包帯を巻く]
[傷口が見えなくなる]
[そして言葉と視線を追う]
[カーテンの向こうの月]
[思い返せば]
[ぎゅっと目を閉じて]
……そう、かもしれませんね
[指先で、自分の胸元に][黒真珠に][触れる]
[ふと何かを感じて視線を向ければ、こちらを見るハインリヒが居て]
[ほんの少し怪訝に思ったけれど]
どうかしましたか?
[それだけ、訊ねて]
[…出来るのだろうか?
いや、してしまうのだろうか?
胸の古傷が疼く。
いや、あの傷じゃない。
…あのとき、抱きとめた時に出来た打ち身。
冷えきった細く頼りない身体。
それを受け止めた感触がふとよみがえる。]
[白で隠された、あか]
[包帯が巻かれたのに気付いて、ありがとうと感謝の言葉]
――……そう、かな。
[声は微かに、震えた]
[エルザの声に、ふと我に返る。]
いや、楽しそうだな…とね。
まるで姉妹みたいだな、すっかり懐いちまって。
[母娘と言ったら、流石に妙齢の女性には失礼だ。]
…I Love Elsa,you are.
[間違っていても気にしない]
[最後につけくわえて]
[撫でられた手が離れると]
[小首を傾げるようにわらった]
[エルザがハインリヒに呼びかけると]
[視線を追うようにしてハインリヒを見つめて]
[また同じように]
[外に出る前に其処らに引っ掛けられていた上着に手を伸ばし、ひょいと羽織る。
恐らくはこれも自衛団員の誰かの物だったろう]
ん?どーかしたか?
[不思議そうな表情で首を傾げる]
[懐いた、と言う言葉に少し考えたけれど、笑って]
えぇ、楽しいわね。ブリジットはきっと歌が上手くなると恩ぅの。
そうしたら、一緒に歌って回るのも悪くないと思うわ。
…これで、少しでもブリジットが落ち着いてくれるなら嬉しいのだけど。
[そう言って、優しくブリジットをなでて微笑む]
……私自身が、死ぬ…のは、怖くない……
[首を振り、オトフリートに答える訳でもなく]
怖いのは……
[カーテンを、強く握って]
他の誰かが、死んで、
その聲を聴いて、
私が、狂って、
あ、いや。
[不思議そうな表情に、苦笑して]
俺さ、昔から、欠陥持ちだったから。
何かにつけて、人に引っ張られたり、支えられて歩いたりってのが多かったんだけど。
……人に肩貸して歩くのは、珍しいな、ってさ。
[ふと思いついた事を説明しつつ、前を見る。
雪の大地に穿たれた穴は、変わらずそこにあった]
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