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[ギルバートを指さして]
オッちゃんが人間だったとき…
ぼくは昨日みんなに解るように投票した…多分…
同じオッちゃんに投票した人がなんか気になる…
そう。
[リックの頷きに、少し、考える。]
……それじゃあ、もしおれが、君に、君のお父さんが死んだといっていたら、君はおれを疑っていたかな?
おれが、今、二人から人だと見極められていなかったら。
昨日、おれがそう言っていたら。
[自分が尋ねたものかとためらいながら]
つまり、リックはデボラとカミーラが偽者だと思うわけか。
…今は、誰を嘆き島に送って、誰を占って欲しいと思っているんだ?
[泣きそうになった子供に、内心は面倒がっているかもしれないが、
決して表に出すことはなく、微笑って]
難しいだろうけれどね。
[それからギルバートが質問したので、そっと口を閉じる。]
自分で煽ってなんだけど、どうにも忍びないね。
みんな人間なんだがねえ……どうして信じあえないものだろう。
そうさ、むかしむかしのお話でも。
ああ。変わっていくものもあり、ずっと変わらないものもある……
[疑いたくはないけれど、リックがいつまでも泣き止まないのが不可解だった。
もう、真剣に話し合い出来る時間はあまり残されていないのに]
リックが本気でオレを疑っているのか。感情的になっているのか。それが分からない。それが知りたい。
デボラが嘘をついているんだとして、
おれは、明日それがわかるなら同じだと思うけれどね。
嘘がついているのがわかったら、そのまま自警団に引き渡せばいいと思いますし。
[リックが大声で涙まじりの主張を始めたので、少し慌てた。が、周りの大人が巧く対処してくれているようだ。たまには大人の中で意見を言ってみるのも、悪くないと思う。]
…デボラさん。
[ローズマリーはデボラの前に歩を進めた。]
いえ。
……よくわからないが、聡い子だろうし。
難しいかもしれないけれど、この子もわかると思いますよ
いつか。
[彼がもたらした訃報を考えて、そうギルバートに告げた。]
[リックを取り巻く騒動が落ち着いたようなのを見て呟く]
誰かを信じるの(>>246)が一番難しい…。
ミッキー様とミッキー様が人間だって言った相手以外誰も信じられないって言ってしまえば簡単だけど。
嗚呼、人狼が二人しか居ないのなら、ギルバートさんはもしかしたら信じて良いかも知れない。
ギルバートさんが人狼なら他の人に肩入れする理由が無いわ。仲間はカミーラさんとデボラさんなのだから。それ以外の人間はきっと殺してしまうのだから。
…でも人狼なら人から信じられようとするかもっていうのもあるわね。でもそれって、人間でも同じじゃないかしら。
…もしかして。
デボラさんへ投票したという事は、昨日の時点でデボラさんを信じないという意思表示よね。
シャーロットへ投票したという事は、デボラさんを信じるという事かしら。
…
[キャロルの視線を受けると、キャロルの肩口を見つめていたけれど、やがて顔を見つめる。]
…
[手の中の投票用紙は強く握り締められていた。]
[ハーヴェイをじっと見て、もう一度言う]
…ありがとう。
でも、分からないのは、むしろオレのほうだ。
ザルの目の上に残ったのは、一番疑いたくなかった人たちばかり。
占って欲しい人…。ローズマリー・キャロル・リック・セシリア…。
この4人のうちの、誰かだなんて。
セシリアならば、言葉を交わしたことさえない人だけど。この4人の中で、一番人狼らしくない。
セシリアが人狼なら、彼女が霊を見るものを騙ったほうがよかったはずだ。カミーラよりも。
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