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……!?
[突然の悲鳴にぎょっとしている間に、声の主が駆け込んでくる。
状況が把握できずに思わず呆然と立ち尽くすものの]
……大丈夫か?
[ユリアンに抱きつく形のブリジットに、そっと呼びかけて]
いや、いや、いや
きらい嫌いきらい…嫌い…
怖い、怖い、怖い……
[ユリアンの胸の中で、口が笑みの形になりながら知らず震えているようだ]
[突っ込んできたブリジットを抱きとめる…などという格好良いことが出来る筈も無く。
衝撃に倒れずにどうにか耐えることが出来ただけで]
…ど、どーしたー…?
[様子がおかしいことには気付いたが、上手い言葉が見付からずに遠慮がちに声をかけることしか出来ない]
[なにがあったのかと、外からとびこんだ少女をみて思う。]
[厳しい顔で、外でなにがあったのか、調べようとそちらに向かう]
[エーリッヒの呼びかけに応えた訳ではないのだろうけれど、頭を左右に振る]
怖い、怖い、怖い…
[ユリアンのがっしりした体が抱きとめた体は冷たかった]
[何時の間にか笑みの形も消え、同じ呟きが何度も繰り返されるようになった]
怖い…怖い……怖い…
[それも次第に収まってきた]
―厨房―
[きょとん、とした表情。それから、眉を顰め]
……あの、声………は、ブリジット……?
[昼に聞いたギュンターの話が、思い起こされはしたが]
怖い……。
大丈夫。大丈夫だから。
[呟くような声は、どこへ向かう呼びかけとも定かではないけれど]
……大丈夫だから、怖がらなくても。
[ひやりとした感覚を布越しに感じれば、驚かせないようにそっと肩に触れる]
…とりあえず、あったかくしよう?
な?
[胸元にある顔を覗き込もうとして]
…エーリッヒ?
[間近に居る彼が頭を振る様子に不思議そうに声をかける]
[ユリアンが覗き込むと、何時ものように何処を見ているのか定かではない眸がユリアンに向けられた。ユリアンの服を握って離さない]
え……?
[ユリアンの呼びかけに、軽くまばたいて]
あ……どうか、したか?
[逆に問い返す、その表情にはどこか呆けたようなものが]
[彼はドキドキする心臓を押さえるように、胸に手を当て、一人一人の顔を見つめる]
誰も、怪我とか、してない、よね?
[微かに声が震えている]
えーっと…
[服から離れない手。
こういう時はどうしたらいいんだろう。
人との係わり合いなど皆無に近い自分にはその解決法など見付け出せずに]
……暖炉の方、行かない?
[結局似たような台詞を繰り返しただけ]
[呆けたようなエーリッヒの声にブリジットから一旦視線を移して]
どうかしたって…お前こそどうしたんだよ?
どっか具合でも悪いのか?
[外に出ると、自衛団員がいた。]
何かあったんですか?
おびえていましたけれど
[しかし自衛団員の人もよくわからないようで]
…そうですか
[結局、何があって彼女があんなにおびえたのか、わからなかった]
―二階・自室―
[彼女は窓から外を見ている。長い長い時間]
[思い返すのは親しげに話す彼ら]
…幼馴染みとかって、あんな感じなのかしらね。
[ぽつり、呟く。それがどういうものなのかを、彼女は知らない]
[彼女は子供の頃から歌が上手かった。そして少しばかり見た目が良かった。
そんな彼女を両親が旅芸人に売ったのは遠い昔の事]
[そこから先は旅の暮らし。次から次へと移り住んで、親しい者も持てずに…いつしか]
[身に付いたのは仮面の微笑。旅の途中で受けた数々の仕打ちと、どうせ離れるのだからと言う諦めが生んだ偽りの感情]
[『歌姫』などと呼ばれていても、それは所詮追従で]
[…誰も、彼女自身を見ていない]
[だから、ここの人たちの反応は新鮮だった。歌を歌うことがただの仕事になりかけていたから]
…あんな風に喜んでくれる人も居るのね。
私の、歌、を……
[そこに浮かぶのは偽りでは無い笑み。その笑みがふと曇る…昨夜の自衛団長の話を思い出して]
何かの間違いなら良いのに…誰にも居なくなってほしくないわ、皆それぞれに親しい人が居る…誰が欠けても悲しむ人が居る…
私には……
[小さな溜息。そして思う]
[自分が欠けても良いから、どうか誰も悲しまないように、と]
…下に行きましょうか。
何か、食べないと。
[そう呟いて部屋を出る。途端に聞こえるのは只ならぬざわめき]
…何があったの?
>>343
[少女はアベールの質問に首を振った]
あたしは怪我などはしてないが……。
何かあったのか?あの悲鳴はブリジットのようだが。
[確か資料を読み始めたときは隣にいたはずなのに、彼女の身にいったい何が?]
具合は……悪い。
[確かにそうだが、きっぱり言うのも身も蓋もないような]
じゃなくて……ちょっと、な。
[僅かに目を伏せて、ため息を]
[しかし、ブリジットと話していたのは自衛団員で間違いはないようで]
…幼い少女をおびえさせて、あなたたちは何がしたいんですか?
あんなにおびえて、可哀想です
[しばらくはこちらに顔を見せないでくださいと、言って居間に戻る]
[外から駆け込んできたのだと理解して。
そちらに向かおうとしたところで、オトフリートが戻って来る]
……何か、………解った…?
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