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[青年は今しがたみた微笑ましい光景に、小さく笑むと]
[そう言えば何か気になっていたことが有ったけど
でもそれがなんだったのか…]
[大判焼きの甘さに夢中になるうちにどうでもよくなり
もう少し祭りを見物したら、
今日は早めに家にかえろう…*と、考えた*]
[無事にクマの受け取りが済んだ事に、微笑んで。
去っていく一人と一匹(?)の姿を、静かに見送った。]
…ほんとうに…可愛かった……。
[余韻に浸るように呟いてから。
そっと主の後ろへと歩み寄り、*ちょこんと控えた。*]
[撫でられた相棒、嬉しそうにきゅ、と鳴く。
その様子に、懐いてるなこいつ、とかふと思いつつ。
とにかく今は、大判焼きにの摂取に、意識を集中する事にしたらしい]
[そういえばこの間、酒場で迷惑をかけたことを思い出して]
[帰りに寄って行こうかな、等と思いながら]
[有り余る大判焼きを自分でも一つ*手にした*]
[あれだけ配っても然程減っていない気がする紙袋の中身。
一体どれだけ入っているんだろう。
そもそも彼女は何個買ったんだろう。
そんな取りとめのないことを考えながら、やっぱりもうひとつ、と*ノーラに頼んだ*]
[ぼんやりとしている間に、周囲の人影はまばらになり]
ふうっ……俺も工房帰って、寝るか。
[今日は色々あったよな、とふと思い返しつつ。
のんびりとした足取りで、*家路へと*]
[――真夜中を過ぎ、月も眠る頃。
『ぽむり』
今日も今日とて元の姿に戻り、ベットから音もなく飛び降りる。
――けれど、足取り軽く別荘を駆け回ることなく、
小首を傾げて、なにやら思案中。]
[やがて、なにやらいい事を思いついたのか、ぱむ、と小さな手を叩いて。
今夜も天窓から、するりと、別荘の外へと抜け出した。
ぱた、ぱた。ぱたたた。
淡く光を滲ませる霜の上を、軽やかに駆けて。
目指すは、金と紅に彩られた森。
人間の…否、妖精の硬貨すら持たない彼女には、掃除くらいしかお礼の手段を持っていないのだけれど、飴をくれた少女が何処に住んでいるのかは知らなくて。
代わりに、少女の喜びそうな物を見つけられないかなと
――そう考えたのだが。]
[――やがて、彼女はぱたりと足を止めて。]
…だぁれ? いたずらをしてるのは…?
[きょろきょろ見回しても……わからなくて。
結局、森へ行くのは諦めて。
目立たない道はずれに咲く、小さな花をたくさん摘んで
*別荘へと戻ったのだった。*]
―工房・個室―
[さし込む日差しが目覚めを呼び込み、目が覚める。
青の瞳、しばしぼんやりと天井を見つめ]
…………。
[昨夜の事を思い返して、しばしぼんやりと]
……ちょい、散歩にでも行くかぁ。
[呟きつつ、身支度を整えて。
作業台の上の、紫水晶をまた、見やる。
それに映すべきカタチは、まだ見えない]
…………。
[ぼんやりとする頬を、相棒がてち、と叩いた。
その感触に我に返り、苦笑を一つ。
自室を出て厨房に向かい、軽く胃に物を入れてから、外へ]
[外に出れば包む大気はひやりと冷たく。
……それに負けない熱気の余韻はさすがと言うべきか。
ふとこぼれる、笑み。
そして、その足は森へと向き]
……何だ、これ……。
[村と森との境界線。
そこに、違和感めいたものを覚え。
しばし、立ち尽くす]
なんにもない……よな?
[問うた所で、答えはなく。相棒もまた、首を傾げるのみ]
[陽が、一番高く昇る時間。
きりりと澄んだ空気も緩み、日差しが優しく降り注ぐ。
はた、はた。はた、はた。
洗い上げられた真っ白なリネンが、風に撫でられて、
揺れる。]
[朝食の席に、母の姿は無かった。
イザベラに尋ねれば、まだ、寝所で休んでいるとの事で。
身体が強くないというのに、殆ど一日中出歩いていた所為だろう。矢張り、無理にでも連れ帰るべきだったろうか]
[食事を済ませ、毎日の日課――簡単な復習や運動を終えた後、母の寝所に向かう]
[コンコンと、規則正しく二度、ノックの音]
……ミハエルです。
母上、失礼致します。
[内からの返事を聞いて扉を開け、一礼。
半身を起こし、イザベラに髪を梳かれるフィリーネの姿があった。陽光を受けた金色は、宝石の如くに煌めく]
御身体の具合は如何ですか?
あれ程、無茶はなさらぬようにと申し上げたのに。
……医者に掛りたくないのでしたら、御自愛なさって下さい。
[何方が親だか解らない我が子の言葉に、母は楽しかったものだからと、困ったように笑みを浮かべた。侍女がそんな彼を宥める]
……母上に何かあれば、皆が……父上が哀しみます。
[無論 自分も、とは小さく。
それきり黙り込んだ彼を見、イザベラが退出する。
母は謝罪の言葉を述べ、細い腕を伸ばして、傍らに来た我が子の頭を撫ぜた]
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