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人狼かどうかと言われたら…
分かりません。
それに、…
[キャロルにぽつぽつと話して、口篭った。
彼はまだ、投票用紙に名前を書けない。]
お嬢ちゃんという歳でもありませんけど…
[寂しく笑うが、デボラから見たら皆お嬢ちゃん年齢だと思いなおす。
デボラと話すのは初めてではなかったが、今――初めてこの語り部と接する気がした。
年配女性の前だと口調が畏まる癖は、いつまでたっても直らない。]
デボラさん。
私は矢張り、貴女を全面的に信用することは――出来ません。
何故ネリーをお選びになったの?
そして、その後何故シャーロットをお選びになったの?
その答えは、物語の中に?
どのような答えを頂いても、頑固な私が納得できる術はなさそうです。
ユージーン。
投票をしたくない理由は、あなたが人狼で実はなるべく人を殺したく無いから。
なんて理由だったりはしない──わよね?
昨夜、イザベラが襲われたのはどうしてなんだろう?
護られている可能性の一番低い人だと思ったから?確かに控えめな人だった。だから、護る者に邪魔されず襲えると思ったのかもしれない。
だけど、それなら。
セシリアのほうが一層無口だったようにも思う。
貴女を信用する点がひとつあるとしたら――後に仲間となる、カミーラさんがすんなり出てきたところだと思います。
それも、異国の人が虐げられるのを予防するために出てきた、とは思えなくはありません。
凝り固まっているのは解るわ。
学も経験も無い私には、どうしようもないんです。
私が確固たる情報を得るために――今日だけ貴女に賭けてみるのは、間違いでしょうか?
[暫く考えて…ぽつり。]
ねりさン さいしょ だれミる はやくきめテほし いテた おもタ。
こまてル みえタ。
だれミる きまラなイ こまルひと …ミるひと と… ミられルこまルひと?
[キャロルの言葉に>>276、]
私は、ネリーさんを疑っています。
デボラさんを、今信じたいです。
それに、カミーラさんが昨日急に誰かを探す様子。
あれは狂っているのでも、人狼としての行動にも見えなかった……でも、分かりません。
私は最初、デボラお婆さんが過去の事と混同して、今の人狼事件をとらえているのだと思っていました。ネリーさんも本当に死者が見えると思っていました。けれど、カミーラさんが名乗り上げてきてから、違うのではと思い始めました。
間違っているかもしれません。
それでも、デボラお婆さんが嘘を言っているようにも見えません。
[投票用紙を箱へ入れる。ハーヴェイを見た。
運がよければ、自分の推理があっていれば、彼は死なずに済むはずだと思った。
だが、占って欲しい者の名前が決まらない]
キャロルさん…。
あなたの思う人狼のヴィジョンに、あたしが当てはまるってあなたが言うんだったらあたしは何も言う事は無いわよ…。きっと死ぬまであたしの事を分かるのはあたしとミッキー様だけだから。
それに、昨日の時点でデボラさんへ投票する事が目立つこととも思わない。”あたしは”そう思う、そういう事だから。
[漂ってきた煙草の煙を鬱陶しそうに払う]
そう、それで…何だっけ。
キャロルとローズマリーがデボラに感じた反感は、理解できる。
それに、その意見を持つ人は二人いる。
…ということは、少なくとも一人は人間だ。
人間が感じても、不思議のない感想だ。
ふむ。昨日も話した通りさね。
あの娘らの姿を見ていて、何処か気になった。それだけだ。あまり強い思いからじゃない。
どことなく責任感の強そうな気配はあったから。
まあ少しばかり、冷静に場を見れる狼かしらんとは勘繰ったさ。
そしてまた、仲のよさそうな様子から、人なら早く見ておいてやりたいと思ったのも、本当だ。
そも、両方が狼だなんて思いもしなかった。
もしあるとしたら、どちらかがもう一方の隠れ蓑として誑かされているのだと。
だからネリーが魂を見ると言ったとき、ならばシャーロットはどうだろうと気にしたのさ。
勿論むかしむかしの影じゃなく、目の前にいるネリーとシャーロットの姿からね。
[頭をぶんぶんと振る]
人と違うことを言うからって、人狼とは限らない。
だめだ。振り出しだ。
絞れない。もう一度考え直す。
>>289
そう、その言葉です。
私…デボラさんを信用している訳ではないんです。むしろ、かなり疑っています。これはクラーク―私の友人も言っていましたが、巫女の能力を持つ方の宿命とか。
しかし、これ以上、死体が出ないかもしれないという…その言葉が、わたしを誘惑するのです。
貴女はミッキーを人間と言った。
ミッキーが死ななければ、村が助かる。
それは、貴女側の理論でも同じことですよね。
デボラさん。
ご回答、有難うございます。
[宿題が思ったより難しかった・・・
遅く来たことに後ろめたさを感じつつ足早に会議室に入る]
こ、こんばんわ。遅くなっちゃった・・・
…ばぁちャん うソ いテない。
[それだけはきっぱり言い、もらった用紙に絵を描いた。
白いヘッドドレスを付け、エプロンをつけたおさげの娘。
クッキーの入った籠を、笑顔で差し出す姿。]
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