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…あ。
[洗剤と、食料。あとは生活備品諸々の入った紙袋を抱えて、
今日こそは持ち出したメモと、内容を照らし合わせる。
──大丈夫、買い足りないものは無さそうだ。
ほっと息を零して、横道を抜けた先。
大通りを練り歩く鮮やかなパレードが目に入った。
あぁ、先ほどから鳴り響いていた賑やかな音は、これだったのかと
ぼんやり納得しながら、パレードに巻き込まれないように
そぅと道の端に避ける。]
……今日から、だったんだ。
さあ、どうぞ、キャンディはどうですか?招待券もまだまだありますよ。
[いつの間に紛れていたのか、パレードの道すがら町の人々にキャンディや招待券を配って歩いている]
[聞こえてきた、賑やかな音。
本の整理を一段落させ、雇い主である店主の方を振り返る]
……臨時休業にでも、しますか?
これじゃ客、来そうにないでしょ。
[冗談めかした問いに、店主は仕方ないな、と頷くが。
本心では、賑やかさに心惹かれているのは一目瞭然。
……結局、書店は早々に店じまいを済ませ、彼は、猫と共に、通りへ出る]
さて……行ってみるのも、わるかない、かな?
――え?
いや、如何したんですか。変な顔して。
そんな、酷いなぁ。
僕だって本しか楽しみがないわけじゃないんですから。
良いじゃないですか、サーカス見に行ったって。
兎も角、貰いますね。
ご飯御馳走様でした。
[茶色の熊を抱き寄せて毛並みを撫ぜる。
黒いタキシードの汚れはすっかり払われて、
まるで彼女をエスコートする紳士のよう。]
なんだろうね。
[赤の眼差しはまた外へと向けられる。]
[ポケットから取り出すのは、二枚の招待状。
祖父に行くかと聞いてみたが、誰か誘って行け、と切り替えされたので、そのまま持っていたのだが]
……誘うようなアテもないんだがね、俺。
[苦笑めいた面持ちで言いつつ、賑やかさの方へと進む。
足元には、尻尾を揺らす、黒猫一匹]
[──昔は、あの頃は。この鮮やかな色たちも、心躍る音楽も
すべてが魅力的に見えていたのに。
小さく、吐息を零す。…ああ、苦手だ。
紙袋を抱えたまま、通りの端の壁に軽く凭れて──]
……ッ、え。
えと、私ですか?
[近付いてきた人物に声を掛けられ、思わず小さく肩を揺らす。
心の中を見透かされたのかと思った、と、少しドキドキしながら、
差し出されたキャンディにありがとうございます、と、
紙袋を持った手とは、逆の手で受け取った。]
あ、だけど、私、…招待券は。
[もご、と口篭る。
苦手だなんて、正面切っていえないし、
だからといってうまく断る理由も思い浮かばない]
どうぞ、ご遠慮なく。魔術の実演には私も出演するんですよ。
ぜひ、観に来てください。
[ニーナの内心など知らぬ様子で、笑みを浮かべる]
行ってみよう、か。
[扉から出て行けば
祖母に知られてしまうから、
こっそりと窓から。
そんなことをするのは初めてで、
越えようと身を起こして窓の下を覗くと、
近いはずの地面はとても遠くも見えて、
頭がくらくらとして心臓が高鳴った。]
え。出演するって──
凄い、ですね。
[向けられる笑みに、つられる様に小さく笑みを浮かべて。
ちらりと、相手の顔を気付かれない程度に伺う。
見覚えのある人じゃ、ない。……大丈夫。
小さく深呼吸した。
やっぱり行く気がしないのならば、誰かにあげればいいのだし。]
えっと、じゃあ。ありがたく…頂きます。
実演、頑張って下さい。
[先ほどキャンディを受け取った手で、
再び、今度は招待券を受け取って]
はい、コーネリアス=ブランといいます。魔術師見習いなんですよ。
ありがとうございます。お嬢さんのような可愛い方に来て頂くと、興行の甲斐があるというものです。
お名前を伺ってもよろしいですか?
いえ、こちらこそありがとうございます。
[深々とお辞儀をして、受け取ったキャンディと招待券を
失くさないように紙袋の中へ、しまいこむ。]
見習いでも、凄いと思います。
時間が、あったら。 見にいきますね。
[時間があったら。まるで自分に言い聞かせてるみたいだなと
頭の端で考えながら、笑みを返して。
投げられる問いには、少し首を傾げながらも]
ニーナ。ニーナ=ベルティ、って言います。
町の診療所で、お手伝いをたまに、してるんですけど。
…怪我や病気でも、なされたら。どうぞ?
[ちょっとだけ不謹慎ですけど、とくすくすと笑みを零して]
[何処かで見たような少女の姿。]
あれ、君は――
いや。大丈夫?
[一度首を振る。何かを堪えるようにクマを抱く少女に、一歩近付こうか。]
ニーナさん。ですね。良い名前です。
あなたに、とても似合っている。
優しい方ですね。
ええ、魔術は時に危険を伴いますから、もし怪我をしたらよろしくお願いします。
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