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―中庭―
…ふわふわ。増殖させたりはしないでねぇ。
[ふよふよっとベアトリーチェの傍に現れたものには少し引き攣った笑みを]
良かったですわぁ。
では改めて。よろしくお願いしますわねぇ。
[トリスタンの答え>>0:455に微笑み返して。
ディルスタンを確認すると近くのイレーネの姿に謎微笑を浮かべ。
周囲に向けてニッコリと三度微笑んだ。
ゆらり。
取り巻く空間の変化>>6には呼吸を合わせて慌てることもなく。
落ち着いた所で、いかにも、というダンジョン>>7を眺め回した]
[開始の号の後、参加者は我先にと進む者、誰かと協力して進もうとパートナーを探す者、魔導具を借りに来る者と様々行動を開始する]
「”魔導具は希望する魔法を込めて進ぜよう。
あまり数は無い故、一人2つまでだ”」
[媒体を作ってもらった当初は少ないと思ったが、参加者が予想以上に膨れ上がったために微妙な数となっていた]
―結界内―
あら、予選までありますの。
これはディ導師の前ですし、初手敗退などしたくないところ。
[珍しいディルスタンの肉声に、クスッとまた笑う]
頑張って参りますわ。
[幸いユリアンとヒュレストの失礼な会話は聞こえていなかったが、こちらに対する気配を感じたのかどうか振り向いて、
そしてユリアン達の方を見ながら首をかしげた。
すぐにディルスタン達の断りの言葉にすぐに意識はまたはずれて]
はい、いよいよ始まるんですね。
[少し期待に満ちた楽しそうにする様子。
見ようによっては遠足前の子供のようにも見えるのかもしれない。
それから、ベルデザンカイトの開始の宣言、隔離結界の中に送られても動じることなく説明を聞いていた]
─隔離結界内─
[笑いながら言われた言葉に、ちょっと呆気に取られている間に、空間が切り替わる。
一つ、二つと瞬いてから、説明を聞いて]
ダンジョンアタック、ね。
……んー、一応、確かめておくか。
[機精の力は常時コントロールしているが、それ以外の精霊の力について把握しておかないと、いざ、という時にちょっと困る。
とはいえ、精霊魔法に頼る事は余りないのだが]
……お。
光精は弱めだけど、大体揃ってるっぽい?
さっすが、導師の隔離結界だなぁ……。
うぇ!?もう時間かよ!?
ちょっ、待っ…っ!
[響いた導師の声に、使い魔が既に此処にいることを知らない少年は慌てて声をあげたのだ、が。
瞬間、空間が揺らぐ感覚に思わず目を閉じる。
次に開いた時には、既に眼前に広がる光景はかわっていた。]
…ちょ…マジかよ…
ヴァイス無しでここ抜けんの?
[呆然としている少年を知ってか知らずか、当の白猫は悠然と歩きながらカルメンの使い魔を見つけて、にゃあ、と声をかけてみたり。]
─隔離結界内─
[カラスとひとしきり弾ませた会話は、先生の言葉で中断される。
頑張れなー、とかいう感じの声にひらと手を振って返して。
次に気づいた時にはもう隔離結界の中だった。
先生らの説明>>7>>8は、たこ焼きと飲み物入った袋片手、もう片方ではうっかり網を握り締めたまま聞き入った。]
トラップかぁ…落とし穴かなー。
トラップといえば落とし穴だよね。
[とか一人うんうん納得。
網の中のふわふわ2匹は、場所が変わってもきゃーきゃー楽しそう。]
…まぁ、しゃーねぇか。
のんびりしてたボクが悪い。
ん〜…一人でクリアしろって訳じゃなさそうだし、あいつ探してみっか。
そういやカル姉も後で来るとか言ってたけど、間に合ってっかな。
[連れと協力しようと思い立ったらしく、辺りをきょろきょろと見回した。
カルメンやアーベル、他にも知った姿があれば声をかけるか。]
[導師の「”必要であるか?”」の問いに頷いて、先に聞いた言葉に従い>>11、手早く二つの魔道具を手に取る。
効果内容までは確認できていないが、他の貸し出し希望者に埋もれない内にと手続きを終えて場を離れることにした。]
んー。
[まずは邪魔にならない場所に移動して、魔道具の確認。]
……ま、何はともあれ。
[魔導具を借りに行く他の参加者を横目に、引っ張り出すのは魔銃『アイゼン・レーヴェ』。
金属音を響かせつつ弾倉をチェックする]
先は長そうだし、無駄弾は撃たないよーにしないとな。
[銃弾錬成は、わりと疲れるんだったり。
もっとも、もう一方の使い方も、それなりに疲労するのだが]
>>10
わかってるって。
[ふわふわウェイブの後遺症はこちらも多少の差はあれあるからね。
そんな会話をしながら隔離結界の中へ。]
よーし、がんばろーっと。
[水とオーヴァンさえいりゃ、それで無問題。]
─中庭・『世界樹の仔』傍─
おっし、予選か!
楽勝楽勝っ。
[説明を聞く前からそんなことを言うご主人。
集まるヒトたちの中にベル先輩を見つけた時には、ちょっとだけ顔が引きつってたけど。
ともあれゲームの開始が告げられて]
……お、おおっ?
[周りの景色が揺らいで、ご主人はバランスを取るように両手を広げた]
[さてみんなが出口に協力する相手探しにとそれぞれに動く中]
ディル導師、もうこの時点で大成功ともいえますね。
[ディルスタンの元に近づき、しばらくは先行く人の動向をうかがうことにした]
[使い魔が側にいない(と思っている)ものの魔法媒体は身につけているし、専攻学科の特性上体術もそれなりにこなせる自信があるために魔道具の話はスルーした。
使い魔である白猫は、同属の茶虎と暢気な様子でにゃーぉ、と鳴いていたりするのだが。]
[茶虎猫、腕から飛び降りて白猫の方へ。
はたはたりと尻尾を振ってご挨拶。
『向こうにヴァイスのご主人もいたねー』
慌て声は聞こえていたから、少し可笑しそう]
リディ。
お互いまずは無事に突破できるよう頑張りましょうねぇ。
[きょろきょろしているリディに軽く手を挙げた。
感覚同調はまだ起こしていないから何が起きてるか知りません]
さて、回復のできる誰かとご一緒するか。
それとも道具を借りてくかしら…。
おっと、一応主催の先生の生徒なんだし、
頑張らないとなー。
[先生達はけっこう遠かったので、各自のように頑張ります的な事は言えなかったが。
いちおう、頑張る心積もりではいる。
網持った格好だと微妙だけど。
最も近かったら、ピノ君について何か言われかねない為、距離が離れていたのは幸運だったかもしれない。
むしろ無意識に離れていたのかもしれない。
腰のホルターに取り付けてあった杖を取り、代わりにホルターには網をくくりつけた。身動きとりにくいが、袋は手にしたまま。]
うーん、いざとなったら置いていかないとなぁ。
まさかこんなアスレチック的な予選というか、ゲームだとは思わなかったからなぁ…。
[さて協力者をといわれたものの、同じ学科の其々は先に行ったか姿が見えない。はてどうしようかと暫く悩んでいた。
その間、網から抜け出た青色ふわふわは、緑色と一緒に頭の上に鎮座していた。ここが所定位置、とでもいわんばかりに。
すぅ、と胡桃色の目が、薄い青みを帯びてゆく。]
―隔離結界―
おお、すげー!
[空間移転の経験なんか殆どないご主人は、いかにもなダンジョンの光景に興奮した声を上げる。
かろうじて耳尻尾は出ていないけれど、珍しくディル導師が喋った>>7ことにもいちいち驚いてたり]
おっしゃ、腕が鳴るぜぇ。
[魔道具を借りる気はさらさらないみたい。
ぐるぐると振り回すご主人の腕の右手首には、赤い色の鈴が結んである。
中に玉は入ってないから、音は鳴らないけどね。今は]
あ、カル姉。
そーだね、多分これが小手調べってとこだろうし。
ちょーっとボクはハンデ背負ったっぽいけど、うん、頑張る。
[白猫はまだお昼寝中と思い込んでいる為に感覚同調しようとも思っておらず。
そうしていれば恐らく悪戯が成功したかのように楽しそうにしている相棒の感情を読み取ることも出来ただろうが。
それはともかく、カルメンの言葉にふと顔を上げて首を傾げた。]
あぁ、回復かぁ。
そういやボクも回復手段持ってないや。
どうしようかな…
『そろそろ行くか?』
うん、前の試験より熱くないしね。
[火に対する抵抗力はかーなーり、低かった。
9匹のふわふわ達はベアトのことを「ママー」とか言い出してるかもしれない。
が、完全スルーの方向で動いてます。]
[対極とも言える学科であり、色んな意味で常連のリディと組むのはこちらにとっても都合がいい。]
やあ。
こちらは迷宮を抜けるには少々心許なくてね。
よければ連れて行ってくれないかい?
[カルメンと二人で回復どうこうと言う様子に、指先をひらひらさせて声をかけてみる。]
[ちなみに白猫は、茶虎からかけられた声に楽しそうな色を含ませていて。
『レディ一人を置いていったお灸はすえなくっちゃね。』
などと話しているとかいないとか。]
[魔銃は一先ずジャケットの内側のホルスターへ戻し。
まだ残っているドーナツの袋と、未だに持っていたりする炭酸飲料は、即席錬成したリュックサックに入れて背中に背負った]
んー、まあ、回復絶望的なのは、しゃーないか。
応急手当の道具は持ってるし、あとはやられる前にやりゃーいいんだし。
[どっからどう見ても。早死に思考です。
なんて突っ込みは、飛びそうになかった]
んじゃー、行くとすっかね。
[言いながら、通路の先を見つめる表情は、物凄く楽しげ]
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