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[カレー半人前くらいを立ったままサクッと掻っ込んで平らげると、食器を片付ける。
ある程度力が満ちた事を確認し、破いた紙片に何事か書き付けると、今度は薔薇の花の形に折った。
指先に乗せるとそれは、何かと共鳴するように震え、燃え上がり、燃え尽きる。
花びらのように、白い灰が散った。]
…またハズレ、か。
[ユリアンがお先に、といって部屋をでていくのを、軽く頭を下げて見送って]
[イレーネの言葉に、苦笑]
自重、ですか?
幼馴染も似るのですね
[それからぽふぽふ、と頭を撫でて]
─一階・居間─
ふう……。
[唐突に走った痛みが治まり、小さくため息をつく]
……やっぱり、不安定だな、しっかりしねぇと。
[小さな声で、呟く。その表情には決意らしきものが翻り]
……長い、付き合い……だし、ね…
[撫でない、と眉を寄せるも]
…でも、……よかった、…怪我……なくて……
[心底ほっとした様子の、柔らかい笑み。
そんな表情を見せる相手は、幼馴染くらいだろう。祖母にも見せた事はない]
[ブリジットがくしゃみをするのを見て、少し心配そうに]
あら?風邪を引いてしまったかしら?
[そっと額に手を当てて]
熱は無いみたいね…でもこのままでは本当に熱が出てしまうかも…
部屋に行ってちゃんとベッドで休んだ方がいいわ。
一緒に行ってあげるから…ね?
[とは言ったものの、ブリジットが部屋で休んでいたかが定かではなく]
[とりあえず自分の部屋に。
ブリジットを一人にしておきたくはなかったから]
…やっべ……。
[まるで床がプリンになってしまうような、強烈な脱力感を伴う眩暈。
何とかテーブルの端を掴んで倒れこむのだけは避け、ゆっくり居間のソファーへと歩く。
踏みしめるたびに床が柔らかいのは、足元がおぼつかないからだろうか。]
[ハインリヒに遅れる事30秒にて皿の上は空になった。
これで、空腹に起こされることはない。
グラスに水を注いで一息ついていると、ハインリヒは既に皿を片付け、手品……のように見えたが]
(あれが、あの男の占いか)
[外れと漏らしたということは人間だったのだろう。]
今日は何方を……
[と、答えを期待せずに訊ねてみた]
―二階 イレーネの部屋―
[くすっと笑って]
そうですね、長い付き合いですから
……あなたが怪我をしては、意味がありませんよ
[哀しげに微笑む]
[そっと頭に手を置いて]
[額に手をあてられると、真っ赤になった]
[目をパチリパチと瞬かせる]
[エルザと視線は合わせてなかったけれど]
[エルザに促されるままに立ち上がった]
[ゆっくりと立ち上がり、周囲を見回す。
ブリジットはエルザに任せておけば安心と見え、それに安堵しつつ]
……って……。
[ふらつくハイリンヒの姿に、目を見張る]
ちょっ……大丈夫か?
[背後のハインリヒに声は届いたようだが、応える気力もないようだ。
無防備だ……と、そう思う。
襲って下さいといっているようなものだと]
…大丈夫じゃねぇな、こりゃ。
[軽口を叩こうにも情けない声しか出ず、ソファーにぽすりと沈み込む。]
どーもチカラ使うと負荷がな…。
ま…おまえさんと違って病気ってわけじゃねぇから、しばらく休めば治る。
[エーリッヒに答えて、苦笑。病人に心配されてりゃ世話はない。]
―二階・自室―
[ブリジットの手を引いて部屋に入って]
[ブリジットを寝かせようとして、服がまだ乾ききっていないことに気づいて]
流石にこのままではダメよね…
[着替えは無いとブリジットが言っていた事を思い出し、少し悩んで自分の荷物を探る]
[取り出した服は自分には小さくなって、でも気にいって捨てられなかった物]
少し大きいかも知れないけど…ごめんなさいね?
[そういって手早く着替えさせていく。
少なくとも湿った服よりは良いと思って]
意味なく……は、ない…よ………
………私、の……我儘………
[手を置かれても、呟くような声は紡がれ]
……どうせ、……………なら……
[俯き加減になって。しかし、その後の言葉は続かない]
[さっと、食器一式を片付け、収納の右半分に積み上げられている毛布を持ち出しハインリヒへばさりとかけてやる]
そのままでは風邪をひくからな。
それなら、あなたが怪我をしていやなのも、私のわがままです
[微笑みながら、そっと頭を撫でる。やさしく]
どうせなら……?
[そっと、尋ねる]
負荷……力を、使って……。
[小さく、呟く。詳しい話は多分、聞いていないけれど。
その言葉と状態から、ある程度の事情は察する事ができた。
だから、しばし悩み。
思い切って、問う]
……あんたは。
与えられた運命に、殉じる事を、受け入れられるのか?
そのまま休めばよい。 毛布を被っておけば大丈夫だろう。
[言い残し、エーリッヒと二人にお休みの挨拶をして、階段を上っていった*]
―エルザの部屋―
[エルザを見つめてじっとしている]
[取り出した服を着替えさせられていく時も何だか嬉しそうにわらっていた]
[左の人指し指には湿ったシルクのハンカチが巻かれていた]
[ザムエルがしてくれたもの]
[着替えを終えて、やはり少し大きかったかしらと思いながら]
[指に巻かれたハンカチに気付いて、湿ったそれを外した方がいいかと思うものの、気に入っているようなのでそのままに]
さぁ、ベッドに入って?
ここに居てあげるから。
[と眠る事を促して。
小さな声で子守り歌を歌いながら]
[動けないまま視線を上げて、エーリッヒの顔を見る。]
…俺ぁ、やれることはやる主義だ。
ましてそれが、この状況を何とかする手段であり、俺にしかできねぇってんなら尚更な。
難しいことは抜きにして、とりあえずヤツらを見つけて始末しねぇと俺らは生き延びられねぇし、たとえ見つけられなくても、コイツだけは違うって判りゃ、ソイツを助けられるだろ。
…だからやる。嫌だからやらねぇってのはただの駄々っ子だ。
[掠れた小さな声だが、それでもきっぱり言い放つ。]
つかんではだめですよ
[頭を撫でる手を止め、傷口に向かう手をつかむ]
言いたくないなら、無理に聞きません。
でも……
[微笑んで]
いつでも、言いたかったら、言ってくださいね
あなたも、大切な幼馴染なんですから。イレーネ
[気にはいっているが湿っている事に頓着していないようだった]
エルザ……寒い…
[ベッドに促されるままに中に入ったブリジットは、布団を口元まで引っ張ってエルザを見上げる]
そうか……。
[返って来た返事に、小さく呟き。
それから、微かな笑みを浮かべる]
……強いね。俺とは違う。
俺は、自分を失いたくないから、逆らってるだけ。
そのせいで、殺されるかも知れないってわかってて、それが怖いのにさ。
[自嘲的に言いつつ、右肩を掴んで]
……答えてくれて、ありがとう。
ゆっくり、休んでくれよ?
[静かな口調で言うと、不安げな仔猫を肩に乗せて。ゆっくりと二階へ上がって行く]
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