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[当のベル先輩には気に入られてるなんて知る由もない。
傷口に刺激が加わるたびに、ご主人から小さな悲鳴が上がる。
その刺激は当然ボクにも伝わってるわけで、怪我をしてない身としては不本意なんだけれど、まあ仕方ないか]
だから最後のだけで……
[治療終了後、いつもと同じ台詞を吐いては同じくスルーされたり。
そんなことをしている間に、周囲ではもう捕獲を始めてる人もいた]
……まあ、まだ、先は長いし。
[>>29 肩を落とすベッティに、何となく、慰めっぽい言葉が口をついた。
ふわふわが得意気な分、なんだか切なさ倍増に見えたとか]
連続も怖いけど、こんだけいるのに一斉とかなったら、それこそこえーよ。
[>>30 カメルンに、軽く肩を竦めながら返し。
拍手されると、どーも、と言ってちょっと笑って見せた]
ティエラ。いつまで縮こまってるの。
『カルさんだってふわふわ苦手でしょー!』
それはそれ。これはこれ。
名誉挽回のチャンスじゃない。ほら、Go!
[猫言葉を理解できなければ片方はにゃーにゃー言ってるだけですが。抗議の響きは誰にでも感じられたかもしれない。
しゅん、と頭を垂れた後、決意の光を目に宿して顔を上げる茶虎猫。駆け出してゆく後を二つ目のカプセル片手に追いかけた]
『どうですかー!』
[頑張った。茶虎猫かなり頑張った。
構えていたカプセルの中に4匹のマンドラゴラを追い込んで見せた]
はい、ご苦労様。
やれば出来るじゃない。
[戻ってきた頭をなでなでなで。
嬉しそうな茶虎猫、ヒゲをピクピクさせながら尻尾を高く持ち上げた。とっても満足げだ]
うー、だよねぇ…。
[慰めには力なく返したものの、ちらっとユリアンの方を見れば
向こうは逆に沢山捕まえていて。いいなぁ、とぼそり呟いた。
一瞬、協力という言葉もちらっと過ぎったが、そういや協力して捕まえた場合の分配どーするんだろうとか考えたら、一人の方が気楽な気がした。]
予選はほぼイレーネ先生のおかげで突破できたんだし…。
今回は頑張ってみるか、うん。
[担任いる前であんまり不甲斐ないのもなーと、
こっくり杖を握ったまま、気合を入れなおして一人頷いた。]
[そんな見学のなか、思い出すのは先ほどここに来る前にしたディルスタンとの会話の内容。
思わずベッティの方をみながら、ちょうど彼女の連れるふわふわがマンドラを一匹捕まえ戻ってくる様子。
先ほどダンジョンにいたときは祭りで掬ったか、どこかでついてきたかと気にしてなかったが、
こうしてみればたしかに彼女によくなついてるようにも見える]
本当によく、なついているといいますかもう使い魔と変わらない間柄ですね。
[そして触媒に関する話について少し考えたことがあり]
触媒に関してなのですが、なにか特別な思いいれがあるとかですかねあの杖に。
そうでなければ選ぶことを先送りにしている、結論を出すのを先にしているか…
[後者の話にはヴィターが字とーットなにやらこっちを見てから、にぃっと何か楽しそうな笑みを浮かべていた。
ディルスタンに対するもろもろのことを思い浮かべているのだが、自分は知る由もなし]
この数からの一斉攻撃?
それは死亡フラグって言うんじゃないかしら…。
[ユリアン>>33の感想には少し引き攣りかけたりして。
どーも、と笑うのには、ニッコリ微笑んだのだった。
ベアトリーチェの協力打診>>20は捕獲中で聞き逃していた*模様*]
[けれど楽しそうなイベントを前にすれば、ご主人の復活も早かった]
……よっしゃ、捕獲始めっか!
[当然ながら誰かと組むなんて思考はご主人にはない。
本当は自ら飛び込んで行きたそうにうずうずしてるけれど、流石にそれは危ないって自分でも分かってるのか、代わりにその辺に落ちていた手頃な石を3つ手に取った。
それらを纏めて手首の鈴にこつりと当ててから、きゃーきゃー言ってるマンドラゴラの群れに放って]
《捕えろ、紅蛇》
[詠唱と共に、石が紅色の焔を帯びた]
[初回はためしにと、特に何もしかけなくマンドラの捕獲を試みて、
カプセルに収まったのは二匹]
なかなか、難しいですね。
[手が小さいのもあり、捕獲はなかなか困難だった]
ディル導師のお手本とか見てみたいですね。
[そう期待のまなざしをディルスタンを見上げながら向けていた]
[落ちた石を頂点として、炎が地面を這い、三角形を作る。
火に囲まれて動けなくなったのは2匹のマンドラゴラ]
ちぇっ、少ねぇなぁ。
[ちょっと残念がるご主人に代わって、ボクはカプセルを咥えて彼らに接近。
行き場がなくておろおろしているマンドラゴラたちは、あっさりとカプセルに収まった**]
なるほど、なんとなく推測される理由のひとつ、思い当たるものがありますが…
まぁ、実際のところはどうなのか、本人のみぞ知るところ。
[かつて自分がここに来たばかりのころ、見知らぬ土地、知った仲間は一人もおらず、
そして住む世界の違いは生活の細かなところにまで及ぶ、なにもかもが自分が知るものと一致しない。
そんな世界でも自分が生きていこうと、そう心に決めることができたのはきっと、そう思いながら隣で話す相手の顔を見上げる。
羨望と、憧れを超えた感情のこもった眼差しで見ていて。
ヴィターはその様子を遠巻きににやにやと見ていた。
それも少しの間のこと、ディルスタンを見るのは生徒を気遣う導師のものに]
たとえ推測があたっていたとしても、その理由ならば、本人の問題ですからね。
あとはきっかけ次第でしょうか。
[そんな話の合間、自分の期待にこたえたその人は自分の期待を裏切らない結果を出し]
おお、さすがはディル導師ですね。
[自分が捕まえたわけではないのにどこか嬉しそうにしていた]
捕獲、捕獲…どうやったら…。
ユリアンみたいに網を作ったりするなら、水とか風で網っぽいもの作るとか?
[とさっき大量に捕まえた人を参考にしたものの。]
……いーや、そんな細かい真似出来るわけがないよね私が。
[自分の実力考えて、さっくり諦めた。]
マンドラゴラは傷つけちゃ駄目なんだよね、確か。
じゃあ…ええと後は…。
[危険性体験はしてないものの、名前だけは聞いた事ある危険植物。
またそれも難しいよなーとか思いながら、頭の中の引き出しから最良を探してみた。
うーんと、暫く考えた後、走り回るマンドラゴラの群れの中へと進んだ。
マンドラゴラは逃げるようにその場を離れていくが慌てて追いかける素振りはなく、杖の先を地面につけて、少しの間集中した後言葉を紡ぐ。]
大地の手よ より深くその身を捕らえ
地を走る者の枷とならん――――――Muddy!
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