人狼物語 ─幻夢─


75 花を見上げて君はわらう

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ミハイル

[ロランとレイスの姿が消えたのには、もう、訳がわからなかった。
腕の中のキリルを止めれば…終わると思っていたのに。

ユーリーの言葉>>21に、叫び出したくなる。

「まだ終わらねぇのかよ…!!」、と。

レイスとロランが消えた方を、呆然と眺めるカチューシャの背中>>25に、酷く胸が痛んだ。

その後、ユーリーの忠告>>22と提案>>23を受け入れ、カチューシャとキリルを連れてユーリーの自宅へと向かっただろう。*]

(43) 2012/05/15(Tue) 21:53:34

ミハイル、メモを貼った。

2012/05/15(Tue) 21:55:32

ユーリー

[家を出てまっすぐロランの家に向かった。
次第に濃度を増す鉄錆の匂いに柳眉を寄せ窓から作業場を覗いた。
作業机の上に寝かされた男が誰であるかは直ぐに知れる。
夥しい血と獣の足跡――]

レイス、……

[人狼に襲われたレイスは人間と知れる。
犠牲者であるが彼は幼馴染であるイヴァンの命を奪った相手]

キミには生きて、償って欲しかった。
イヴァンがキミに奪われた時間を、生きて――…

[会ってそれを伝える心算であった。
けれどそれは間に合わず獣に襲われた仲間の亡骸があるだけ。
ゆる、と首を振り、男はロランの姿がない事を確かめてから
其処を後にした。
ややしてカチューシャが其処を訪れるが男は知らぬままロランを捜す]

(44) 2012/05/15(Tue) 21:56:00

ロラン


――川辺――

[川辺の小屋。
マクシームの棺の横に並ぶイヴァンの屍体を見下ろす。
脇に屈んで、その手を取った。
冷たく、硬くなった土気色。
持ちあげるのに少し力がいったから、身を屈めて口に含む。
ガリ、と音。
先を千切り、口に入れて飲み込んだ]


 …あとは、――キリル。

[小さく呟くと、黒銀の毛並み持つ狼の首へと腕を回す。
狼の力強い跳躍を持って、またその姿は森へと消えた]

(45) 2012/05/15(Tue) 21:57:49

ユーリー、メモを貼った。

2012/05/15(Tue) 21:58:40

カチューシャ

[血の匂いのすさまじいこと。
 口元を抑えて視線をそらした先。

 小さな机の上に置かれたものが視界に入る]

 ――あれ、は……

[よろりと、壁にすがって立ち上がり、近づく。
 置かれていたのは、リボンがかかった鹿革の水筒と、しっかりした作りのベルト。

 ――ロランが、作ってくれると言っていた、ものだった]

 ……どう、して……どうして、ロランとキリルが……

[幼馴染の二人。
 その二人が行ったことを思い。
 けれど、変わらぬ優しさを感じた事も思い出して、ぼろぼろと涙がこぼれた]

(46) 2012/05/15(Tue) 22:20:00

ロラン

[イヴァンの畑へと、戻る。
人目を避けて、そっと森から目を凝らすが、
そこに倒れる目当ての死体は無かった。
まさかユーリーの自宅>>43に連れていかれているとは思わない]


 ……何処に………

[困惑した表情を浮かべ、村の周り沿いを獣に掴まり進む。
月無き日中は、狼を操るのも一頭が限界だから、それ程大きな音はなりはしないだろうけれど、
狼を恐れて他の獣も身を潜める中、村の中を伺うように近寄り遠のく様は何処かのタイミングで誰かに見られても可笑しく無い]

(47) 2012/05/15(Tue) 22:21:38

ユーリー

―― 川辺 ――

[方々を探し回り草臥れ始めた頃
辿りついたのは川辺だった。

川に落ちたロランと
それを心配そうにみていたカチューシャ。
その時の光景が脳裏に過ぎる]

村にいないなら、森、か……?

[川辺から木々生い茂る其方を見据えた]

ロラーン!

[声を張り上げ名を呼んでみる。
入れ違ったことには気付かず声は虚しく響くのみ]

(48) 2012/05/15(Tue) 22:24:24

カチューシャ

[どれだけ泣いていたのかもわからない。
 血の匂いが体にまとわりつくのも気にならなくなった頃、涙を拭って、水筒を手に取った。
 ミハイルへのベルトはその場に彼が居ればもって行くだろうし、いないなら、置いていくことにした。

 眠れていない上に泣いた顔はさらに酷い事になっているが、それを気にする余裕もなく、ロランを探しに村の中へと戻った]

(49) 2012/05/15(Tue) 22:30:54

ミハイル

―朝―

[きちんと眠れたのか、自分でもわからなかった。
瞼は閉じていたけれど、ここ数日、まともに寝ていないのにも関わらず頭では考えるのを止められなかった。

レイスか、ロランが人狼。まだ、終わらない。また誰かが殺されるのか。
どちらかが人狼なら、どちらか既に…もう生きてはいないかもしれない。]

 二人とも人狼なら、生きているかもしれねぇ…かな。

        …なにを、馬鹿なこと―――。

(50) 2012/05/15(Tue) 22:38:29

ミハイル

[ベッドに身体を横たえたまま、ぽつりと。

生きているのが当たり前だったのに。
それを打ち消さなくてはならない現実が痛い。

幼い頃からずっと見てきたのに――。
どちらが人狼だったにせよ、キリルを含めた記憶の中の三人は自分と変わらない人間で。

可愛い弟であり、妹で。

ベッドの上で頭を抱え、大きな身体を丸めた。]

(51) 2012/05/15(Tue) 22:38:41

ミハイル

[これ以上眠るのを諦めて、宛てがわれた部屋を出た。

リビングには、一目でユーリー作であることが分かる朝食>>34がならんでいて。
席に着き、黙々と食べた。

カチューシャの分を残して食事を終えると、昨晩連れ帰ったキリルを連れてユーリーの家を後にした。

レイスにしろ、ロランにしろ…。
きっとキリルを迎えに来る。

カチューシャの眠るこの家に、残しておく訳にはいかない。

どちらかと相対した時、自分がどう行動するか…まだ決めていなかった。]

(52) 2012/05/15(Tue) 22:39:47

カチューシャ

[どこにいけばいいのかなんてわからない。

 ただ、なんとなく、村の中には居ない気がして。
 頼りない足取りで森のほうへと向かう。

 まだ、日はかげる前。
 月が出るまではあとすこし時間はあるから]

 ……それまでに、話せると良い。

[空を一度見上げて。
 森のほうへと視線を向ける。

 ふと視界の端を、村に近づいたり離れたりする、不自然な動き>>47が掠めた]

 ――?

[よく見えなかったそれに、首をかしげて、ゆっくりと近づいていく]

(53) 2012/05/15(Tue) 22:50:11

ロラン

[森の入り口あたり、うろうろしていると
木々の隙間から、ふわふわと柔らかそうな髪が見えた。
大きな木の影から、そっと覗く。
烏色の髪は影にいいが、青白い肌は少し、目立つ]


 …――

[カチューシャだ、と、木々の隙間から見て。
他に人がいなさそうだったから、少しだけ、姿を見せる]

(54) 2012/05/15(Tue) 22:57:13

ミハイル

[イヴァンの元へと思ったが。

もしかしたら、また血腥い出来事が起こる可能性も考えてしまって。

イヴァンとマクシームの静かな眠りを邪魔する気にもなれなくて。

結局、どこに向かってよいかわからぬまま――


脚は自然と自宅へと向いていた。]

(55) 2012/05/15(Tue) 22:57:24

ミハイル

―自宅―

[もうずっと…一人きりで暮らしてきた家。
いつも以上に静かなものだった。

開かれたローズウッドの扉。]

 そういや、…一昨日の晩はロランを泊めたんだったな。

[母親が使っていたベッドへとキリルを寝かせた。

胸元に赤黒く咲いた花に視線を落とす。]

 イヴァンには…会えたか?

[返事など返ってくるはずもなく…。

ベッドに背を預けるようにして、腰を下ろした。

傍らには、猟銃を置いて――。]

(56) 2012/05/15(Tue) 22:59:38

ミハイル、メモを貼った。

2012/05/15(Tue) 23:00:51

ミハイル、メモを貼った。

2012/05/15(Tue) 23:00:51

ミハイル、メモを貼った。

2012/05/15(Tue) 23:03:09

カチューシャ

[森の入り口へと足を向ければ、木の陰に何かがいるのが見える。

 黒い髪と、黒銀の狼は暗がりにまぎれていても、白い肌が浮いて見えた。
 それを見留めて足を止めたのと、ロラン>>54が姿を見せたのは同時]

 ――ロラン……

[姿を認めて、とっさに近寄ろうとして。

 黒銀の狼が低い唸りをむけてくるのに、距離を開けて立ち止まるしかなかった]

 ……ロランも、だったんだ、ね……

[狼に掴まっている姿に、疑う余地もなく、理解させられた]

(57) 2012/05/15(Tue) 23:06:07

カチューシャ、メモを貼った。

2012/05/15(Tue) 23:07:01

ユーリー

[呼べど返事はない。
聞こえていないか。
それとも会いたくないか。
分からぬまま、飴色を掻く]

――…みつかれば殺される、と思ってる、か。

[ぽつ、と呟いて花色を閉ざす]

(58) 2012/05/15(Tue) 23:08:52

ロラン


 …ごめん。

[何に対して謝ったのか。
ロランの表情は少し虚ろで、疲弊を見せていた。
ゆるゆると頭を横に振り]


 ――キリルの体、どこにあるか、知らない?

[できるだけ低く淡々とした声で紡いだ。
黒銀の狼の首を撫ぜると、唸り声は止まる]

(59) 2012/05/15(Tue) 23:10:31

カチューシャ

[ロランの虚ろな表情に、痛みをこらえるように眉を寄せた。
 低い問いかけには小さく首を振って]

 ミハイルさんが、連れて行ったから……
 あたしはしらない……

[ロランが撫でて、唸りがとまる狼を見る。
 それからロランへと視線を戻し]

 ――もう、戻れない……?
 今からでも、やめられない、の……?

[幼馴染を失いたくはない。
 そんな気持ちが表情に滲んで、じっとロランを見つめた]

(60) 2012/05/15(Tue) 23:17:41

ユーリー、メモを貼った。

2012/05/15(Tue) 23:20:44

ロラン

[小さく首を振るのに、そっか、と呟いて。
すぐに踵を返そうとしたけれど。
カチューシャの視線に視線を絡められ、動きを止める]


 …キリルの事は殺すつもりだったんでしょ?
 じゃあ、俺の事だって殺すってちゃんと思わなきゃ。

[カチューシャの表情が必死に見えて。
思わず、少し眉を困った風に寄せて、声を返してしまった]

 ユーリーを…信じるんでしょ。

(61) 2012/05/15(Tue) 23:23:19

ロラン、メモを貼った。

2012/05/15(Tue) 23:26:06

カチューシャ

 っ、……それ、は……
 キリルのことも、止めてくれるなら……ユーリーさんを説得しようとはおもって、いたよ。

 ――嫌だよ……おにいちゃんも、キリルもいなくなったのに。
 ロランまで、居なくなるの……?

[当たり前に大切な人たちが傍にいた時間は遠い。
 ぎゅ、と皮の水筒を抱きしめ]

 ユーリーさんを信じていても、

  生きていてほしい、って思うんだもの……っ!

[叫ぶような、悲鳴のような、そんな訴えがこぼれた]

(62) 2012/05/15(Tue) 23:36:45

ミハイル

[煙草の煙が天井に昇って行くのを、ぼんやりと眺めている。

煙草を教えてくれたのは父親。
母親にはよく「煙たい」と嫌がられたものだ。

何年か前のロランには『煙草なんざ、覚えてもいいことねぇぞ』と言った>>1:163が、…今のロランの歳には、自分は既に喫煙者だった。

そんな、どうでもいいことを考えていた。]

(63) 2012/05/15(Tue) 23:39:32

ロラン

[幼馴染の叫びが、突き刺さる。
胸元をぎゅと握って少し前によろけかけた。
目を閉じる。ぐ、と、強く唇を噛締めて、顔を背け
ぐい、と目元を拭った]


 ――カチューシャ、…ごめん。
 俺、…有難う……そう言って貰えるのが、
 とても…嬉しい。

[震える声で告げてから、ゆると顔を向ける。
真っ赤な目は、少しだけ笑っていた]

(64) 2012/05/15(Tue) 23:44:47

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生存者 (3)

カチューシャ
167回 残8880pt
ミハイル
70回 残11410pt
ユーリー
104回 残10148pt

犠牲者 (3)

マクシーム(2d)
0回 残13500pt
イライダ(3d)
109回 残10042pt
レイス(4d)
98回 残10714pt

処刑者 (3)

イヴァン(3d)
14回 残13105pt
キリル(4d)
157回 残8633pt
ロラン(5d)
232回 残7470pt

突然死者 (0)

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