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絵本も、お絵描きも、教えてあげるですよ。
[ハインリヒに答えながら、途切れ途切れだった声はだんだんと平時のものを取り戻して行く]
はい、です。
[ローザにうなずいた。
ブリジットが見えるとやっぱり涙ぐみそうになるけれど、一生懸命こらえながら、言われたことを手伝う]
……普通、女性に押し付けますか?
クロイゼルングさんは……
どちらかといえば、あちらの面々にお伝えする役目でしょうし。
[とは言いながらも、先程の説明を聞き直すのが嫌だったか。
声量を落として端的に話す]
自衛団長の件は……「人ならぬもの」の仕業とみなされたそうです。
それで。
私達をこの場に閉じ込めて、後は、自分達で見つけるようにと。
[湾曲的な、そして感情を抑えた台詞。
たったそれだけを言い終えると、長く、息を吐いた。
それ以上を求めるのならば、ゼルギウスの愚痴混じりの話へと移ることになる]
[ようやく笑顔を見せ始めた女性陣に、安心したように息を吐く]
っと、ここから先は俺の出る幕じゃないか。
[ぽり、と軽く頬を掻いて]
ちっと向こう行って話しを聞いてくるな。
[そう言って部屋を出ようと。
廊下で苦しそうにしているユリアンを見つけると、半ば呆れたように]
お前な…
辛いなら部屋で休め、って言ったろうが。
[とだけ声をかけ、ゼルギウスを探しに向かった]
[ハインリヒと行き違ったとして、詳細は台所に居るものに任せることとして]
……こんなところで休んでいると、ダーヴさんやロートスに言いつけますよ。
[廊下で見かけたユリアンには、そんな言を。
先の恩を思い出してか、一端引き返して厨房から冷えた布を持ってくると、押し付け、食事の用意があることを告げてから立ち去った。
それから、皆のいる一室へと赴く。
眠りについたブリジットと対面するときも、その子の顔を見るときも、極力、笑みを作り、新たな生命を歓迎してみせた。
食事のことは伝えたものの、自衛団の件は、自らは言い出せずに。
幾度か躊躇うような仕草に何か勘付いた者はいたかもしれないけれど。
その場に長居はせず、死と生の入り混じった部屋を後にする**]
―一階・空き部屋→広間―
[部屋から出て、広間に居るはずのゼルギウスを探して。
途中すれ違ったゲルダに居場所を尋ね、食事についてもそこで聞く]
[ようやく探し当てたゼルギウスに話を聞いて]
……なんだそれ?
それって、つまり…
[周りに居る者の事を考えて明言は避ける。
だけど、ゼルギウスの物言いや表情は、それが正解と教えていた]
…子供も居るんだぞ?
[もちろん自衛団もそれは知っているはずで]
[それ以上は何も言えなくなった]
[作業が一段落ついた頃]
あ。
ロミ、広間に行ってくるです。
[不意にそう言って、ぱたぱたと部屋を出て行く]
…ユーリにぃ?
[扉のすぐ横で蹲るユリアンを見れば首を傾げはすれど、深く問うことはせず。
他にも何人かと擦れ違ったかもしれないけれど、何かに急かされるように広間へ]
―広間―
[声がする台所のほうへは行かずに、いつもの椅子の下へ向かった。
もしかしたらそこにも人はいたかも知れないけれど。
スケッチブックを開くと、ぱさりと折り紙が落ちる]
あっ。
[ロミルダはそれを慌てて拾い上げた。
開いたページに描かれた人物の髪と同じ色の、赤い紙で折られていたはずの猫は、真っ白に変わっていた]
はぅ。
…よかった、です。
[ロミルダはひとしきりそれを眺めてから、安心したように息を吐く。
それからスケッチブックを閉じて、白猫の折り紙を持って、ダーヴィッドの姿を探しに立ち上がった。
一晩で見つからなかったなら、一度部屋に*戻ることになるか*]
[ばさばさという羽ばたきの音。
それに紛れて届いたカルメンの声に驚いて振り返る]
お前、今度はブリジットが見えるのか?
[多分カルメンはいつものように無邪気に肯定を返すだろうか]
……「魂見えると一人、いい」
本当に…?
[あの絵本と符合する事に僅かばかりの不安を覚える。
食事について訊かれたなら]
いや、今はいいや。
疲れたから部屋で休んでくる。
[そういい残して二階の部屋へと*向かった*]
―1階・廊下―
……へーき。
ちょっと休めば、落ち着くから。
[広間に向かう途中のハインリヒの言葉>>64に、短く返す。虚勢なのは、隠しようもないけれど]
……どこで休んでても、俺の勝手だろ……?
大体、なんでそこで、ダーヴとロートスなんだよ……?
[ゲルダ>>66には、やや憮然とした態度を取るものの。
押しつけられた冷たい布に、険は失せ]
……ああ。
ありがと、な。
[小さな声で、短く返す。
届いたかどうかは、定かではないが]
[冷たい布を額に当て、深く、息を吐く。
名を呼ぶロミルダ>>68に返すのは、なんでもね、という短い言葉。
それ以上は問わずに駆けていく少女を見送った後、壁から身体を離して台所へ戻る。
台所では、鸚鵡が所在なくしていて]
……なに、やらかしたんだお前?
[妙にしゅん、としている様子に問う。
暴れた、と言う話を聞かされたなら、ごめんな、と苦笑して]
俺、ちょっと疲れたみたいだから、休むわ。
[食欲は余りなかったから、備蓄から果物を幾つか持ち出して、鸚鵡を肩に部屋へと戻る。
戻っても、すぐには休む気にもなれなくて。
手を伸ばすのは、葦笛。
気を紛らわすように、或いは静めるように。
しばし、音色を*紡ぎ出す*]
[少し前、産室を出る時、もしかしたらゲルダと擦れ違ったかも知れないけれど、ロミルダは立ち止まらなかった]
ダーヴさん、いるですか?
[確認して、広間を出てから、まず覗いたのは台所。
そこに目当ての姿があったなら、紙の白猫を渡そうとするか、いなければ持ったまま。
食事について聞いたなら、一つうなずいた]
あっ。
そういえばゼルさん、お話ってなんですか?
[それから腫れたままの目で見上げながら、ゼルギウスに問うたのはどれくらい後のことか。
本人からか、或いは他から返事があれば]
…そ、ですか。
[ロミルダは怯えたようすもなく、ただ少し考えるような*素振りをした*]
――集会所2階・個室――
[時の流れは平等だ。
夜が更け一日が終わって、 それから、朝が来る]
……かあ、さん。
[眠りから覚める間際、小さく漏らした言葉。
身を起こして、まだ重たい瞼を擦る。
見た夢は、よく覚えてはいない。
ただ、何の夢かはわかった。
何故見たのか、なんて理由も容易く知れる]
[部屋を出、視線を落として廊下を進む。
元から遅かった足取りが、急に止まった。
一室の扉の前。
床に、汚れがある。赤い。
顔を上げて、扉を見る。
自身が案内をしたのだから覚えている。
エーリッヒの部屋だ。
昨日。外から戻ってきた彼にも、事実を語った。子を遺し逝った母に祈りを捧げる彼を見上げたものの、何も言えずに倣うだけ。
食事時もその後も、殆ど話せずじまいだった]
……エリ先生、
[呼びかけ、拳を握り、扉を叩いた。
最初は弱く、徐々に強く。
返事はない。
ドアノブに手をかけた]
[扉は難なく開く。
寝台に人影はなく、毛布もない]
……って、先生。
なんで、そこで、寝てらっしゃるんですか。
[横にずれた視線が、その両方を見つける。
近づいて傍らに膝をつく。伸ばした手は、一瞬、止まった]
朝ですよ。
[窓から射し込むのは、陽のひかり。
毛布を頭まですっぽりと被っていた彼には、見えなかっただろう。
日常的に、起こそうとするように。
白かったはずの布に手をかけ、捲った]
[近づく前から分かっていた。
部屋に飛び散った、赤い飛沫。
昨日、何度も見た――それより色濃く染まった毛布。
水に漬けても容易には落ちないだろう。
取り払って分かったのは、首に刻まれた深い痕。
それから、足りないものがあること。
肩から腕にかけてが食いちぎられている。
主から離れた腕は室内にあったけれど、執拗に喰われていた。
そこに花が咲いていた痕跡は僅かしか残っておらず、朱より濃厚な赤に紛れて見えない]
[頬に手を触れる。
温もりはない。
柔らかさにも欠けている気がした。
離れた場所にあった腕を掴み、「元の位置」に戻そうとする。それで、繋がるはずもない。
手や服に、乾き切っていない血が纏わりつくだけだった]
――…、エリ先生。
[扉の開け放たれた部屋、物言わぬ遺体の傍に座り込み、誰かが来るまではそのまま。
涙は流さず、表情もない。
そうして、訪れた者に向けて口にするのは、抑揚のない一言]
─回想・台所─
ぅ?
うん、ブージェ、の、おかお、みえるー。
やさしい、おかおー。
[ハインリヒの問いは無邪気な笑みと声で返す。
ギュンターの時と同様、顔が見れたことを喜びながら。
ユリアンが戻って来て、ロートスの異変を問われたなら、むぅと膨れながら状態を伝えた]
ローテュ、おひざ、の、うえ、ばさばさ、めー。
びっくり、した。
[瞳はロートスを捉えていなかったけれど、声の矛先はそちらへと向かう。
部屋へ、と台所を出るユリアン達には頷いて離れ行く気配を感じ取った]
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