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そうね、生傷をえぐるようなものだわ。
[目を伏せる。情景をおいやる。
メイの様子には気付かなかった。]
悲しいことがなくなれば良いのに
其れこそ、神に頼っても如何にも成らないかと。
人の心の在り様等、神の入る余地は無いでしょう。
[ 話は平行線を辿ると判断したか其れ以上は口にせず、シルバーの突き立てられたタルトを見遣れば組んだ手を外して手を伸ばして、]
折角ですので、頂きます。
[男が目を細めて告げた言葉に、彼の瞳も叉細められるも其れは僅かに弧を描く。]
いいえ。昨晩“彼れ”の話をしてからでは、タイミングが悪過ぎる。
そんな解り易い事はなさらないと思っていますので。
[ あくまでも信用して述べている訳では無いと云った風な口振り。それに、と云いながら柔らかな其れにナイフを入れればさくりと切れ、フォークで刺し口許に運べば広がるのは甘く円やかな味わい。]
毒は御嫌いではないんですか。
……
[ほう、と息を洩らした。感嘆か、或いは恐れか。
部屋の中は想像とはかけ離れ、まるで展示されたオブジェのように物が並べられ、ぐるりと周りを取り囲む。東洋の刀、細身の剣、重量感のある斧。
けれどこれらは人殺しの道具なのだ。全て、一つの例外もなく。
良く見れば、それらの中には本などで見たことしかない拷問器具のようなものもある。
翠の眸は魅入られたようにそれらを見つめていた]
……悲しいことがなくなれば。
[静かな言葉を反芻して。一度、目を閉じ]
でも。
悲しいことと、嬉しいことは、裏返し。
片方だけじゃ成り立たないです。
[それから、目を開けつつ、こんな呟きを]
……ばーちゃんからの受け売りですけど。
さて、と。じゃ、ボク、部屋に戻りますね。
[にこ、と。どこか作ったような笑みを浮かべてこう言うと、足早に階段を駆け上がり、自室へ向かう]
ええ、大嫌いですよ。
毒殺は、するのもされるのも嫌です。
……昔、差し入れのホットミルクに盛られましてね。
[剣呑な印象を持つ、笑み。]
[メイのことばにはすこし、微笑みがこぼれた。]
そうね。
あなたのおばあさまは素敵な人だわ
……でもね、楽しいことがひとつでもとても楽しかったり、いっぱいあったりしてほしいなって思うの。
えぇ、また
[メイを見送り、わたしは広間へ向かう]
[少女はお湯に流された髪を一束握っては水気を取り――]
所詮この世の中には、神も救いも無いのです。
人狼を探す手立ても完璧ではない。人を信じられない。
そんな状況で…一人だけで人狼に立ち向かえますか?
私は…立ち向かえません…。
だから――私は人を疑いたくないのです…。
仲間が欲しいから…。一緒に戦ってくれる人が欲しいから…。
[濡れた髪をタオルで拭きながら、少女は振り返り――]
この背中の傷はね、ヘンリエッタさん。村中の人が信じあえずに分散した結果、人狼に立ち向かえずに負った傷跡なの…。
だから私は――無闇に人を疑う怖さを…知って居るからこそ綺麗事に縋りたくなってしまうの…。
[そう言って小さく微笑むと、髪を纏めて体を洗い始めた。]
そうですか。
……人とは、得てして孤独なものですね。
解り合えたかと思えても、何時裏切られるとも知れない。
[ 昨晩は確りとは口にしていなかったが、得られた答えに嗚呼矢張りと納得して、サクサクとタルトを幾らか口にすれば椅子から立ち上がる。向ける表情は神父の其れとは対象的に、既に何時も通りの穏やかなものへと変化していた。]
御馳走様でした。美味しかったですよ。
……妙な話をして申し訳ありませんでした。其れでは。
[ 御酒は程々にと一応注意を促せば、にこやかに会釈をして広間を出て行こうとすれば、丁度入って来るローズマリーの姿。矢張り頭を下げるも特に話す事も無く其の儘通り過ぎて廊下へ出、ふと周囲を見渡し階段の方ではなく一階の奥へと。]
[ふと手を見れば、嵌めたままの手袋は鍵の錆で赤茶けた汚れがついていて、軽く眉を顰める。恐らくはポケットの中にも同じ汚れがついているのだろう]
後で洗わないと…
[溜め息混じりに床に目を落とす。
婉曲した刀身を持つ剣。その下に並べられた大小の瓶は毒薬の類だろうか]
[ふ、と息を吐き。]
恋人の仇を取る為、だったそうですよ。
ちょうど、今滞在中のローズマリーさんと瓜二つの方で。
[4本目のワインを完全に空ける。
ぽたり。
最後の一滴が、グラスの中に。]
……毒を盛った人物はね。ハーヴェイ君やローズマリーさんもよくご存知の人物です。
[去り行くハーヴェイを、名残惜しげに見つつ。]
おや残念。ここからが面白い話だったのに。
─二階・客室─
[部屋に戻って、一つ、ため息]
……あとで、お湯使わせてもらお。
[小さな声で呟きつつ、取りあえずは、と*作ってきたサンドイッチを食べ始めた*]
―… → 一階・武器庫前―
[ 去り際に投げ掛けられたルーサーの言葉は聞えていたか否か、然し何方にせよ振り返る事は無く、歩みを進めれば軈て角の部屋の扉に辿り着き、其の鍵穴に差し込まれた儘の赤錆びた其れが見え、僅か目を見開き驚いた表情へと変わる。
否、彼の場から失くなっていた以上、容易に予想出来た事だった。そして中に人が居る事も推測出来たろうに、其の扉をそっと開いてしまったのは迂闊だったとしか云い様がない。]
うん。
疑うのも、疑われるのも嫌。
[頷きかけて、殺めるの言葉に目を見開く。]
でも、人を……殺すなら、私は中途半端に信じたくない。
でも、私は今、殺してもいいくらい疑ってる人はいない。
ねえ、あなたはいるの……?
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