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ああ、なるほどネェ。
「一度は仲良く致しましょう」ってかい。
…身中に虫を抱えたままで?
[クツリと笑ってノブへと視線を転じる]
アンタと星詠姫、どちらの方が信を置けると思っている。
それこそ認められもせずに一斉粛清だってありうるだろうさ。
そこはどう見るんだい、双児の。
…可能な限り穏やかな解決策を探す。
各自でも考えてみてくれ。…部屋に戻っていい。
これは私の要望だが、可能な限り、私の分からない所での他人との接触は避けてくれ。疑いを招くような行いは避けろ。
[再び頭を強引に撫でてくるレッグに不服そうな目を向けるものの、それで多少頭は冷えたのか右手の爪を収める]
むぅ。余計なお世話です。私は私のままお姉様に愛してもらうんだから
国文なんて使えるんだか使えないんだか分からない学問に興味ないですわ
[そう言って乱暴に椅子に座る。そして、エドガーの言葉に耳を傾けていたが]
星見のお姉ちゃんの裏切りの可能性ねぇ。まぁ、無くは無いかもね
ただ、爺ちゃん。だったら、3人といわず5人でも12人でもよかったんじゃなぁい?
[そう言って薄く笑う]
・・・ふむ、ボス自身が僕ら全員に死ね、と命じている可能性もあるのかもしれないな。
確かにあの方には色々とお世話になったし、命を懸けてまでこれまで仕事をして来たけど・・・
自殺を命じられて受け入れる気にはなれないねぇ、僕は。
[それだけ言うと、静かに席を立ち]
・・・さて、それじゃあそろそろ、僕は休ませてもらうよ。
また後で、ね。
[言って、自分の前にある紅茶とミルク一式をどこからともなく取り出した氷のトレイに載せ、客室へ*向かった*]
ま……白羊宮の御方的には、納得いかないとこもあるんだろっけど。
なんにせよ、結果をださなきゃどーにもなんない。
んでもって、この状況で素直に連携は、難しいかなあ?
[くすり、と笑って。
それから、小さく欠伸を一つ]
ま、考えはしますよぉ?
無駄死にはしたくないしねぇ。
まあ、少なくとも一度は裏切り者としてあっさり処分された僕なんかよりは彼女のほうが信用されてるんだろうね。
単に「そういう可能性もある」って事を口にしただけさ。
幸せの青い鳥が家の鳥籠に居たのなら、不幸鳥の「バー」と死告鳥の「カー」だってすぐ其処に居たっておかしくないからね?
まぁ、もっとも…今となっちゃ真実なんて関係ないかもだけどね。少なくともボスにとっては。
そして僕らの立場的には。
[オーフェンの言葉にクスリと笑うと]
それは同意。私もまだまだ殺し足りないもの
創ってくれた事には、悲喜交々思うところありつつ。まあ、概ねボスには感謝しているけど、それとこれとはまた別だしね
[隣で怒鳴る男の声に、不快げな顔に成る]
煩いよ、牡羊の。
もう少し聲を落したら如何だ?
お前に云われずとも其れ位、皆が判って居るだろう。
お前一人で居るのだと思うな
[其れからため息の様な吐息を落して、水瓶の青年を見遣る]
ふゥん?
そう云う事にして置いてやるかね?
[くつっと哂って]
まァこの状態で上機嫌な輩が居るなら、其れはお目出度い奴だがね。
いや、おっさん。
そういう条件であれば、『少なくともアンタを入れた複数人が居る状態でなければいけない』。
少なくともボスはアンタをも対象と見ている。
と、言うことはいくらおっさんが監理者であろうとも、裏切りの可能性を秘めているってもんだ。
それなのに、おっさんを含めたって場合に、裏切り者だけの集会が行われたらこっちがたまったもんじゃない。
ただ、誤解の招く行いを避けるってのは賛成だが、な。
[ちらりとエドガーを見つつ、最後に「誰が裏切り者かわからないんだからよ」と付け加えた]
[椅子に座ったカレンを苦笑しつつ]
バッカだな。これだから理系ってのは……。
いいか?
理系は、物理的なものを。
文系は、抽象的なものを扱う学問だ。その中には歴史など、相手の心を読み取る技術も含まれるってもんだ。
つまり、文系の知識を学んでおけば、力だけで抜けられない場合に、相手の行動を読み込んで、より面倒くさくない行動で仕事を収められるってもんだ。
[一応歴史などに出てくる兵法も役に立つしな。と心の中で呟いた]
[随分物騒になってきた会話の方向性に、肩を竦めるようにしながら自らの席に、ティーワゴンを傍に寄せてその上にポットを置いてから再び腰掛ける]
なかなか難しい注文をお出しになりますね、白羊卿。
状況が何であれ私達を管理するのは貴方だと、そういうことですか。
[やれ、と肩をすくめて溜息一つ。
さがっていくオーフェンには微笑みと共に軽い会釈]
然し、何もかもに監視付というのは。
僕は良くても
[ちらり、と視線を傍に居たメイドへと向ける。白い肌、細い体。触れれば折れて仕舞いそうにも見える黒髪のメイド――此処に居るのだからそれだけでは在るまいが――
今までとは違う、花のような笑みを浮かべ]
中断された愉しみへの欲が未だ残って居るからねぇ…
[銀と紅の艶やかな笑みを見てしまったメイドは、顔を染めて壁の方へ。
一度目を離し、クツリと哂う。]
フフ、分かった上で言ってたのかい。
本当に食えないね、双児の。
可能性を見るのも悪くは無いが、下手なノイズを混ぜるのは止めて欲しい所だネェ。
アンタの言う通りさねレッグ。
白羊のだって同じ穴の狢さ。
…ケース0-13だ。12人。意味は分かるな?
…ああ。それと、13のプランBを確認しておけ。念のためだ。
…。
[電話を切る。]
抽象的ねぇ……形無いものに興味ないんだけどなぁ
行動読むのだって、それこそ兵法とか格闘術修めておけば問題ないし
そういうのは全部ここに入ってるんだけど
[そう言ってトントンと自分の頭を叩く]
[とん、と閉じた扇子で肩を叩き]
穏やかな解決策、ねぇ……。
そんなのが見つかったら私の出番はなさそうね。
ま、私たちがごちゃごちゃ言おうとも、ボスの命令は【愚かな人物を見つけ出し、我々で処刑せよ】。
結局、争いは避けられないんじゃなくって?
[...はレッグに向き直る。通話中でもしっかり聞いていたらしい。]
その疑いはもっともだ。だから「要望」と言った。…だが、私を信じる信じないは別として、いらない疑惑を持たれたくはあるまい。気を付ける事だ。
私個人は、ここに裏切り者がいるなどとは考えていない。そして君達の損耗は避けたいと考えている。…信じる信じないは勝手だがな。
ケース0-13? プランB?
[そう呟くと、スッと目を細め]
……爺ちゃん、それが何かは知らないけど
一体どうするつもり? 勿論、私たちに聞く権利は……あるよね?
まぁ穏やかな解決策とやらが見つかるのなら其れに越した事は無いと僕は思うがね
[アヤメの言葉に肩を竦め]
只、其れが簡単に見つかるなら――此処に僕らは居なかったのだろうけど。
そろそろ休ませて貰おうかな…
[それから再び壁の傍のメイドへと目を向ける。弧を描いた口元は、艶やかに]
蠍の。(少し笑いながら、)君達の管理者なんて仕事をしていると、「絶対無理だけどどうにかしろ」なんて命令はちょくちょくだ。
どうにかするさ。
[あどけない声で、爺、と呼ばれて]
…カレンか。ちょっとした通信符丁さ。いくつか部下に調べものを頼んだんだ。…君が余計な力を振るわなくて済むようにしたい。
[カレンの言葉に、首をふり……]
頭に入ってる知識と、実体験を交えた知識は雲泥の差さ。そこがまだ足りないのさ。
嬢ちゃんには、色々とな。
[あえて、それ以上は語らず、己を見るエドガーの視線と自分の視線をぶつけた]
……お互いに、な。
[エドガーの言葉に、くすり、と笑う。
浮かぶ笑みは僅か、艶を帯びるか。
それは、彼が『仕事』の際にのみ、浮かべるもの]
白羊宮の御方は……お優しいコトで?
さってと、オレもそろそろやすもっかなぁ。
希少な睡眠時間をロストしてるし、このままじゃきっついんだよねぇ。
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