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ヨハナさんっ!
しっかりしろっ!
[ゼルギウスと共に必死に声をかけ]
ゼルギウス、なにか手はないのか?
[自分でも無茶なことを聞いていることは十分にわかっていたが、
聞かずにはいられなかった。]
[告げられる言葉など、多くは無い。
最初から語ることは苦手なのだから]
…。
[出来たのは、ただ。
先程自分がヨハナにしてもらったように、小さく一つ息を吐いて、その体を優しく抱きしめ、背中をぽんぽんと叩くこと]
…大丈夫、だって。
[まるで、赦しを与えるように]
―――。
[ほほが叩かれている感触がする気がする。
だけど、今はよく分からない。
とても気持ちが良い。
このまま意識を闇に落としてしまえば、とても楽になってしまうんだろう。
それはとても甘い誘惑のように思えた。
でも、最後にみんなが仲良くなった姿を見たいと思った]
[ただ、それだけを願いに、老婆は意識を失った]
無茶言うな。
言っただろう、薬師は医者では無いと。
扱うのは薬だけなんだ…。
[ヨハナに視線を向けたままマテウスに返す]
[頬を叩いてもヨハナの反応は無い]
[慌ててヨハナの口元に耳を近付ける]
[微かな呼吸音]
[息をしているのだけは確認出来た]
…息は、してる。
けど、予断は許さない…。
[道具箱の中から大きな布を取り出し]
[三角に折って何回か畳むと、血止めを塗った傷口を抑えるようにして縛った]
マテウス、運べるか?
[ここにこのまま寝かせておくわけにはいかず]
[二階へ運べるかとマテウスに訊ねかけた]
……っく。
[ふわりとした感触。優しい手。赦しの言葉。
それでも泣くわけにはいかないと、必死に声を詰める。
やったのは自分。それは変えようの無い事実。
震える身体を止めることは到底出来なかったけれど]
すまん、そうだよな。
[ゼルギウスの言葉に謝り、続けられた言葉]
任せろ。
[ヨハナの身体をなるべく刺激しないようにそっと抱き上げて]
ちょっと、いってくる。
[広間に残るものにはそう告げた]
痛むなら、泣いてもいいのに。
莫迦ね。
[小さな声で囁く]
一人で張り詰めるから、こうなったのに。
頼ればよかったのに。
あたしは、エーリッヒを見捨てないよ。
[ぽんぽん。繰り返される手の動き。
震えが少しでも止まれば良いとそう願いながら]
泣いて、眠って、起きたら、きちんと謝ること。
頼む。
[ヨハナを抱え上げるマテウスにそう声をかけて]
ベアタ、俺らも行こう。
服、着替えないといけないし。
[ベアトリーチェに移動を促す]
[手を差し伸べないのは、紅で汚れてしまっているため]
うん、マテウス兄さん、いってらっしゃい。
薬師様も…ヨハナ様のこと、よろしくお願いします。
[微かに頭を下げる仕草]
…ベアトリーチェは、大丈夫?
[そちらにも、短く声を]
…って。
[囁くよな声に、ようよう声を取り戻す]
俺は、他の誰かにやらせるよりいいって。
師匠のように誰かがなるのは嫌だって…。
[繰り返されるリズム。包み込まれている安堵]
……うん。
[見捨てない。その言葉に、堪えていたものがとうとう零れた。
今は見栄も何も無く。ゲルダに縋って痛みを堪えていた。
一瞬だけ、ヨハナを抱えるマテウスやゼルギウス、ベアトリーチェらの方を見る。
当然顔を見ることなどは出来ないまま。ただ深く一度頭を下げた。敵意も何も横に置き、感謝と懇願を込めて]
ゲルダ、そっちは頼んだ。
[エーリッヒに対する様子にゲルダに任せれば大丈夫だろうと信頼の目をむけ]
よし、いくぞ。
[ベアトリーチェがゼルギウスに促され立ち上がったのを確認すると、ヨハナさんを運び広間を後にした]
[広間を去り際、ゲルダに窘められるエーリッヒへと真紅を流す]
[睨むまでは行かないが、ベアトリーチェを狙ったことにより警戒の意識は高まった]
ああ、出来るだけのことはするよ。
どこまで効果があるかは分からないけど…。
[視線はゲルダへと流れ、頷きを返す]
[それから、ベアトリーチェを伴い広間を出た]
先に、手を洗ってからだな。
おいで、ベアタ。
[まだ呆然としているようなベアトリーチェに声をかけ、まずは手を洗うべく水場へと]
[服に着いたのは仕方がないとして]
[手や肌についた紅を擦り水と共に流し落とした]
……大丈夫、きっと、助かる。
[ベアトリーチェの問いに逡巡]
[出来るだけの対処はしたが、如何せん外科の技術は持ち合わせておらず、道具もない]
[それでも、見放すつもりはさらさら無く]
[助けてみせると言う意味も込めて答えた]
ベアタも、傍にいて声をかけてあげてくれ。
意識が戻れば、ひとまず安心出来ると思う。
俺は先に、ヨハナさんの部屋にいっているぞ?
ベッドに寝かせれば大丈夫だよな?
[ゼルギウスに確認しながら、
二人とはそこで別れヨハナさんの部屋へと向かった。
ベッドの上にヨハナさんを寝かせると二人がくるのをしばし待つ]
ヨハナさん…
うん。そういう気持ちは分かるけれど。
でもね。
一緒にやるって選択肢があること、忘れないで。
[手のリズムは一定。止まることなく]
…師匠。
[この状況から来る言葉。
聞く事は酷かと、疑問の形にはせず。
ただエーリッヒが頷くのに、微かな笑みを浮かべ、柔らかく抱きしめた]
[頼むと言うマテウスの言葉に、小さく、けれどしっかりした頷きを返し。
ゼルギウスの言葉にも同じように頷きを]
あたしは、大丈夫と言ったヨハナ様の言葉を信じてます。
[それは励ましの代わり]
うん。
[助かる、という言葉に、わたしはようやく少し微笑むことができた。]
[彼について、ヨハナおばあさまの運び込まれた部屋へ向かった。]
[少し笑顔を取り戻したベアトリーチェに小さく笑み返し]
[手を拭くと伴ってヨハナの部屋へと]
マテウスさんきゅ。
俺とベアタはしばらくついてることにするよ。
[先にヨハナを運んで来てくれていたマテウスに声をかけながら]
[容態を見守ることを告げる]
[ゼルギウス達がもどってくると]
とりあえず、いまのところ様子に変わりはなさそうだな。
[それは無事ともとれるが、回復にも向かっていないことも示していた]
広間も気になる、ここは任せてもいいか?
[ゼルギウスにそう告げれば了承の意を得られたことだろう]
悪いな、ちょっといってくる。
[部屋をあとにし広間へと向かった]
ナターリエ…?
[ふ、と、不安に駆られたように親友の名前を呼ぶ]
イヴァン、運ぶなら…自衛団の人たちを呼んだ方が良いのかも。
きっとあたしたちだけだと、手が足りないから…。
[紡ぐ声音は、いつもよりも幾分柔らかい]
ナターリエは、大丈夫?
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