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[ぼんやりと窓辺に佇んでいたが、人の気配に気付き振り返る]
あら、戻っていたのね…話は聞いたわ…
埋葬、してくれたのですってね。
[疲れた様子のユリアンと憔悴したようなハインリヒを見て]
本当に…居るのね…
[とだけを呟き近くの椅子に座る]
[此方を振り返るエルザにひら、と手を振って]
雪降り始めたら寒いだろうしな。
埋めただけで、何も出来てないんだけどさ。
[椅子へ移動し、テーブルに肘をついて]
……居るんだろうな…
[何処を見るでもなく、視線を遠くへ向けた]
[ユリアンの様子にくすくす笑いながら][厨房へ]
[子猫・・・と思いながらも]
[牛乳をとりだそうとして][さすがにかわいそうかと]
[対応は生クリームにかえて]
[暖かい、ココアのできあがり][適当に、人数分]
―→居間―
嫌いだよ…どうにも後味がダメ。
[エルザの問いに溜息混じりに答えて。
真面目な表情に変わったのに視線を向ける]
そりゃ、な。
…また今度にでも、歌ってあげてくれよ。
[鎮魂歌ってヤツ。と少し首を傾げ]
[ふわりと香るココアの匂いにびくと肩が跳ねる。
牛乳嫌い故にココアを飲んだこともなかったらしい。
生クリームでの代用なんて考えもしなかったから]
[彼は仔猫を階段の下まで連れていくと、そっと手の届くくらいの場所に降ろす]
エーリッヒの所に戻って、見張ってて?
[その言葉を理解したのか、ミャアと鳴いた仔猫は二階へと昇っていく]
飲まなくても生きてはいけるわね。
[嫌い、と言い切るユリアンに苦笑しつつ。
歌の話になると表情を緩めて]
聞こえていたの…?
そうね、それで少しでも魂が救われるなら…
[ふとオトフリートの用意したココアに気付き、勧められて]
私の分も?ありがとう。
[そういって手に取り一口、ユリアンに「美味しいわよ?」と視線を送って]
[入っていないと言われてきょとんと。
先にも述べたが代用可能とは思っていなくて]
……………
[意を決して、一口。
広がる甘さと温かさに暫し沈黙した後]
…美味しい。
[ぽつりと呟き、また一口]
─居間・回想─
[狼達の群れが次々と自衛団員達に襲いかかってきた頃、ブリジットは眠っていた。ユリアンの傍でぬくもりと共に]
[遠い場所から来たであろう狼達は、生命の鼓動を吐き出すように白い息を吐きながら、凝縮した力を解放するように跳躍する。自衛団員達の無防備な部分にくらいつき襲いかかった。若者、老いたもの、野生の狼なら弱きものより襲う筈なのに、彼らは別なく命を奪う。雪崩のように襲いかかられてはきっと、誰も抵抗できなかったに違いなかったのだろう]
[散らされた華は血]
[赤い惨劇は雪の中に染み込み]
[人が忘れ去っても土地は覚えていくだろう]
[ユリアンが目覚め、暖炉前からブリジットの体を下から抱えるようにしてソファへと運ぶと、微かな身動ぎをして反応を示した]
ママ…
[擦れ声は、ユリアンの耳を震わせたかもしれないけれど、眠るブリジットには分からない]
ふん、派手にやったものよ。
[男は、身を刺すような風が吹いている中、屋上に出ていた。
既に日が翳った空を仰ぎ見ると、どんよりとした雲の隙間から月明かりが差し込み、乱れた白銀を照らす。
視線を地平に移し、中央広場の方を見遣れば、そこには月光を反射する地上の星が二つ、四つ、六つ……早計で幾つだか判らぬほど光っていた]
―二階・個室―
[徐々に意識が覚醒する。額に手を乗せて。
調子が戻った、という訳ではなかった――薬はおろか、食事もまともに取っていないのだから、当たり前だ――が、ふと、ランプを下に置き忘れた事を思い出して]
[起き上がり、外へ出て。廊下を歩む。床の軋む音]
…ヨーグルトとかは食えるからいいんだ。
[暖を取るようにカップを両手で包み、憮然と]
ん、聞こえてた。
歌姫って呼ばれてんのは伊達じゃないな。
綺麗な声してると思ったよ。
[また一口飲んで、深く息を吐く]
[エルザに、いいえと微笑んで]
美味しいといってもらえると嬉しいです
[それからユリアンを見て、くすくすと小さく笑って]
今日は、牛乳はやめておきました
[今日、は。]
[それからハインリヒを見ると、少し、落ち着いてもらえるかなと思って]
[階段の、アーベルを見る。]
[カップを一つ持って、そちらに]
囲まれているな。
《あぁ、囲まれている》
どういう手口だこれは。
《さぁねぇ、どういう手口だろうなぁ》
お前はどう思うか?
《そうだな、これが噂に聞くはぐれってやつじゃないかねぇ、どう考えても普通の人狼じゃない、くけけけっ》
はぐれ……か、その可能性は高そうだ。
[頭に響く笑い声に、少々眉をひそめつつ応える]
古の契約から解き放たれ、異能を持つ人狼。 ごく希に存在するとは聞いていたが。
《はぐれでも何でも関係ないさ。 やることは同じだ》
[その言葉に頷くと、男は振り向いて扉の中へと滑り込んだ。
強風に煽られ、背後で鋭い音を立てて扉が閉まった。]
[階段の向こう、ちらと見えた頭。片方は見慣れた幼馴染の。――不味い、叱られる。と、少しばかり思って]
[かりかり、扉を引っ掻く音。そちらに視線を遣る]
……ペルレ?
[白い仔猫の姿に、入りたいの?と首を傾げる]
[憮然とした様子のユリアンに、それでも声を褒められた事で微笑んで]
ありがとう…私には歌うことしか出来ないから。
そう言って貰えると嬉しいわ。
[オトフリートがカップを持って移動するのを見れば、階段にアーベルを見つけ、どうしたのかしら?と視線を送って]
[人の気配に気づいたのか、仔猫はイレーネを振り返って、なぁう、と一声。
それからまた、扉をかりかりと引っかく。
扉の中からは、うなされているような、そんな声が微かに響いて]
─居間・回想─
[ブリジットが目覚めたのは、ユリアン達が外に眠る亡骸を埋葬し始めた頃だった]
[毛布に包まっていたブリジットは、寒気と僅かな空気の違い(惨劇があった後の)と、どこからか漂う腥い匂いに気づいた。毛布をもぞもぞと動かして、身を起こす]
[ハインリヒが血相を変えて外に飛び出していくのが見えた]
『狼の群れが自衛団の人を襲ったんだ。』
[アーベルの声]
[扉が開ききって打ちつけられる音]
[悲痛な]
[ハインリヒの]
[憤りの]
[声]
[絶望に彩られたハインリヒの声に、ブリジットは呟いた]
─居間・回想─
ハインリヒ…………
[ブリジットは首を回した]
ハインリヒ………こわれる………?…
[目に飛び込んできたのは]
[黒い大地がぽぅかりと穴を開け]
らら
[血がバラリバラ]
[人が倒れる倒れている]
[白い大地が血に穢れ]
ら……。…ら…
[現実を拒否するかのように歌のような声が洩れ]
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