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[どうしようか、しばし悩む。
広くてきれいな広間で一人ぽつんと待っているのは、どう考えても退屈だった。]
…探してみようかな。
[ぽつり、呟いて。踵を返す。行く宛てはないけれど。]
−温室−
[義兄の趣味で、建てられたその硝子張りの建物には、夜も温かな陽光を模した灯りが点り、そこだけが一年中春のような空間になっている。
その中に佇む、黒い帽子の牧師の姿を認めると、軽く会釈をする。]
この部屋がお気に入りのようですね、牧師様。
……ふむ、葡萄も木苺も石榴もたわわに実っていますね。
今度はアーヴァインさんに断ってから摘み取る事にしましょうか。
[満足げに頷いてから、今度は薔薇の方へ歩を進め。]
ええ、とても。
いつ見ても花々が咲き誇っていますし……食べられるものも多いですから。ふふふ。
[視線は薔薇に向けられたまま。両手は後ろで組んだ状態。
何故か、左手だけ白い手袋をしている。]
[2階客室に通じる階段は掃除中のようだった。豊かな緑のお下げ髪の少女の邪魔にならないよう、外へと足を向ける。
既に暗くなった庭に出れば、仄かな明かりのついた硝子張りの建物が見えた。]
…あれ、なんだろ?
[温室と知らぬまま、灯に惹かれるようにとてとてと歩く。
やがて近くに辿り着けば、ガラスを通して黒い服の人物と、長い白い髪の人物の姿が透けて見えた。]
→温室(外)
ふうっ……。
[客室の窓辺で、ため息一つ]
まいったなあ、もぉ……また、「あの話」してるのかあ……。
[昼間、届けられたという簡素な手紙を見やって。
また、ため息]
ほんとに、もう……。
[呆れや……それ以外にも、色々と複雑そうな感情を込めた呟きをもらし。
ゆっくりと部屋の外へ]
…姉も、ここが好きでした。
一年中春のような場所ですからね。
[懐かしそうな目で、温室の中を見回す。]
でもまぁ、つまみ食いはほどほどに。
[くすりと冗談めかして言いつつ、牧師の片手の手袋に目をとめる。]
おや、もう片方は何処へ?
[黒い服の人物は、直にわかった。誰かと言うことではなく、職業として。そしてもう1人の人物には、首を傾げる。]
『牧師様と…あれは…?』
[何処かで見たような…そんな風に思い、ふと気付く。
ロビーにかけられていた、肖像画の人だと――]
―書斎―
[ 腕を組んで枕代わりにして突っ伏していた状態から顔を上げる。何時の間に眠り込んでいたのか。恐らくは其れなりに長い時間だったのだろう、頭を乗せていた腕は若干の痺れを訴えていた。]
……しまった。
[ 呟きを零しながら上体を起こせば少々無理な体勢で寝ていた所為で躰が強張っているのが判り、首筋に手を当てて傾けると小さく音が鳴る。まだ重い目蓋を持ち上げてニ、三度瞬き、視線を傍に広げられていた本へと移す。眠りに落ちる間際の事は覚えていないが、押し潰していなかったのは僥倖か。栞を挟んでいなかったが為に、読んでいた箇所は不明になっているが、其れは然したる問題ではない。]
[客室を出て、のんびりと階段に向かえば、掃除をしている見慣れぬ少女]
えっとー……通っても、大丈夫、かな?
[仕事の邪魔をするようで申し訳なくて。
何となく、先に声をかけた]
……ああ、いや。
これは片方だけでいいのですよ。
[コーネリアスの方へ向き直る]
まあ、つまみ食いの件は内密に。
……それにしても、残っていた苺は何処に行ってしまったのでしょう。
ジャムや苺ワインにしてしまう手もあったのですが。
他の苺はまだ熟していませんから、次に食べられるのはいつになることやら。残念です。
[目線だけは苺の苗に。]
−温室→館−
[ロビーには、確かにさっき見たばかりの人が描かれていた。
震え上がりながら、使用人であお下げ髪の少女に駆け寄って。]
ゆ、ゆ、幽霊が…!
[わたわたと絵を指差しながら訴える。とにかく、館の人の誰かに聞いて欲しかった。]
[突然あがった悲鳴のような声に、思わずびくりと身を竦ませる。]
…幽霊、ですか?
[きょろきょろとあたりを見回すが、当然そんなものは彼本人には見えないわけで。]
[目覚めは快適だった。
久しぶりの上質なベッドと、暖かい朝食。
分不相応な扱いに戸惑いはしたけれど。
食事を終えれば、使用人よりアーヴァインに会って欲しいとの言葉。
もとよりそれが宿泊の条件、断る理由もなく暫しの歓談。
余程興味を待たれたか、それとも何か思うところあってか、暫くの滞在を勧められ暫し思案する]
俺は構いませんが…。
[否定とも肯定とも取れる言葉を肯定と受け取って、また明日も話を聞きたいと。
此方に滞在となれば村の宿に残した荷物を引き取らねば、と思いその旨を伝える。
『麓に出る物が居るから、それに持ってこさせよう。』
そう言われてそれ以上強く戻るとも言えず。
多少腑に落ちぬ事もあったが、折角の申し出とありがたく受ける事にして、暇に任せて館の散策を]
[ふ、と上から降ってきた声]
あ…
申し訳ありません…どうぞ。
[会釈する間もなく。
邪魔になっていただろうか。拭き掃除の手を離し、慌てたように端に寄る]
[歩き回る間に書庫を見つけ、ハーヴェイの言葉を思い出しその蔵書を見て回る]
…本当に何でもありなんだな。
こんな山奥じゃこれくらいしか時間が潰せない、か。
[よくある娯楽小説から小難しい学術書までがそれでもきちんと整理されて並んでいる。
新しい物からとてつもない年代物まで、微かに埃を被ってはいたが]
暫く滞在なら、一度じっくり見て回るのも面白いかな。
[そう言いつつ書庫を出て、一度外へと]
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