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マイコがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……( マイコは村を出ました)
[茜色に染まった道を沈んだ顔で戻って来た。
顔を上げた先、門には「清明寮」と書かれている]
「おかえりなさい」
皐月さん。
…ただいま帰りました。
[用事で出てきていたのか、そこには皐月が立っていた。
穏やかな笑顔で迎えられればその表情も和らぐだろうか。
清めの塩を使い、共に中に入る]
「如月君、大丈夫そうだった?」
はい、やはりお疲れのご様子でしたけれど。
[伯母もユウイチロウも大変そうだった。
とはいえ手伝えることなどそうそうあるわけもなく。
少しの会話と個人的な伝言だけを受けて戻ってきたのだった]
「少し休んでいきなさいな。麦茶入れてあげるから」
[若干顔色が悪いのも皐月にはお見通しだったようで。
出された麦茶は冷たくて美味しかった。
幾つかの会話を交わせば気分も浮上してきて]
ありがとう、皐月さん。
ごちそうさまでした。
[部屋に戻る時には普段と同じように笑うことが出来た]
/*
■PC縁故
フユ>フルートの上手な憧れの先輩。榎本先輩。
マイコ>隣のクラスの元気な子。マイちゃん。
ショウ>犬をこっそり飼ってる先輩。そのことは秘密。一ノ瀬先輩。
アズマ>よくサボってるお小言相手の先輩。加納先輩。
マコト>食堂で知り合った先輩。各務先輩。
サヤカ>申請書類のやり取りで顔見知り。霧生先輩。
ヨウスケ>クラスメイトのお兄さん。心配性。佐久間先輩。
ウミ>お小言相手2号。よくからかわれる。水月先輩。
*/
[部屋に戻れば軽快な寝息が聞こえてくる。
部活で疲労困憊のルームメイトは夢の中らしい。
小さく笑うと私服に着替えて、自分は机へと向かった。
白いレターセットを取り出し万年筆を走らせる]
『お母さん、今日伯母様の所へ行ってきました…』
[書き終われば封をして。
明日投函しなければと、鞄の中に*仕舞った*]
ヨウコがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……( ヨウコは村を出ました)
サヤカがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……( サヤカは村を出ました)
…っはぁー。
[練習を終え、草原に2人並んでごろんと寝転ぶ。
強くなって来た陽射しに、頬を伝い落ちていく汗。
張りつく衣服を邪魔に思うも、身動きするのすら億劫で。
緑を揺らしていく風が、心地好く感じられた]
あー、疲れたーでもたのしーなー。
「―――ねえ、先輩」
[水分摂るかぁ。そんな台詞を遮って、かけられる声。
仔犬は放り出されたボールにじゃれつくも、
自分と左程変わらない大きさのそれに翻弄されて、
乗ろうとしては落ちたりあわや潰されかけたりと忙しい]
「なんで部活、辞めたんですか」
………さぁなー。
[見上げた空はどこまでもあおい。*本日は、快晴*]
ショウがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……( ショウは村を出ました)
「じゃ、またなー」
おーう。
[夕方。
洋亮は友人たちのグループから一人離れ、真っ直ぐ寮に戻る彼らとは別の方向に足を向けた。]
さて、と。
[携帯電話をポケットから出して、メールボックスを開く。一番上には“友梨”の文字。
普段冷たく接していながら、使う時にはしっかり使うらしい。本の購入を頼む旨が素っ気ない文面で書かれていた。
そして勿論洋亮がそれを拒む訳などない。パタンと軽い音をたてて携帯の画面を閉じ、目の前の書店へと踏み入った。]
[数分の後。濃緑色のカバーつきの文庫本を片手に、店員の声を背に外へと出てきた。同時に襲い来るむっとした熱気に顔をしかめながら、]
あれ、牧原さん。
[ふと道の先にクラスメイトの少女の姿を見つけ、極軽い調子で声を掛ける。]
あーうん。妹に頼まれてさぁ。
牧原さんは今帰り?
[たわいもない話を続けながら、もう10分も歩けば寮が見えて来る*筈だ。*]
ヨウスケがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……( ヨウスケは村を出ました)
マコト が参加しました。
まったくもう……必死で頼み込むから、何なのかと思ったら。
[夕刻、寮への帰り道。
どこか恨みがましい視線を隣を歩くケンへと向ける]
「そういうなよ〜……仕方なかったんだって!」
[だから、カンベンなっ! と。
大げさに拝んで見せるその様子に、ため息一つ]
俺が、そういう話に興味ないの、お前が一番よくわかってるだろうに……。
[ほんとにもう、と、呆れたように嘆息する]
[付き合え、といわれたケンの用事は、いわゆるデートと告白のお膳立てで。
どうやら、クラスメートに頼み込まれて断れなかったらしい。
そうは言っても、どちらか言うと女性には苦手意識の強い身、素直にお膳立てに乗る気はなく。
一日、相手に合わせた後、丁寧に断りを入れたのだが]
「んでもさあ、マコト、結構モテるんだし。
もう少し、そういう健全な方面にも興味もってもいいんじゃねーのー?」
……別に、いいよ。
それより、剣の修行の方が楽しいしさ。
「……お前って……」
……なんだよ?
「いや、別に……それより、早くかえろーぜっ!
あ、夕飯食ったら、課題写させてくれなっ?」
調子いいんだから……。
[呆れたように言いつつ、*寮へと向けて急ぎ足*]
/*
一応、廃村前にまとめを。
寮名他、了解です。
天野先輩とは、姉関係で縁故が組めるかもしれませんね。
縁故まとめ
ウミ:幼馴染で元修行仲間
アズマ:クラスメート
ヨウコ・マイコ:食堂で知り合った後輩
フユ:長姉に似た印象で苦手意識
ショウ:食堂で知り合った先輩。たまに見る犬との関係はまだ知らない
それ以外の縁故は、まとめ・本編でまとめていきます。
では、その時に!
*/
マコトがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……( マコトは村を出ました)
[吹奏楽部の練習室。
フルートの、滑らかで優美な、それでいて金属質な旋律が緩やかに流れている。やがて曲は最後の情熱を静かに溢れさせ、末尾の余韻が空間に溶けて消えた。フユは目を閉じて身動きしない。僅かな熱だけが辺りに漂う。
暫くその空気に、決して酔うでもなく、溺れるでもなく、まるで武道へ身を置く者のように静かに相対して呻吟してから片付けを始めた。だが敏感なものへ刺激を与えぬように計らうかの如き、静かに管から管を抜き出すフユの手つきには静かな愛情めいたものさえ滲んでいる。]
アズマがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……( アズマは村を出ました)
[楚々として立ち、練習室を見回した。
フユの他には誰も居ない。部員は皆、休日を思い思いに過ごしているのだろう。
肺活のみとはいえ、演奏は全身全霊を傾ければそれなりの体力を要する一種の運動だ。僅かに上気した頬を冷ますことなく、フユは練習室の扉を開けた。
そこには、何人かの生徒が盗み聞きの姿勢で硬直していた。幼さの残る面差しを見下ろしてフユは溜め息ひとつ吐くことはなく、だが眉を顰める。
たしか、先日マイコが何とか……そう、確かファンクラブだとか言っていた一年生徒の面々だった。
さっと後ろ手に練習室の扉を閉め、それから一度も彼らを振り返ることなくフユは寮への道を早足で、大股に歩いた。
これだけ苛立った状態で部屋へ戻れば、聡い同室の後輩は何か揶揄の言葉を寄越すだろうか。掲げられた清明寮の名を*見上げた。*]
フユがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……( フユは村を出ました)
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