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[イレーネから痛み止めを受け取ったら、心から嬉しそうにミリィが微笑んだ]
おー。助かるよー。
見ての通り、浅い傷なんだけど、たまに痛んだりするのよ。
……カルシウムの問題かな?
[軽口を交えながら、さすがに常時痛んでいるということだけは伏せておいた]
―――そう言えば、イレーネ。
話は良く聞いてなかったんだけどさ。昨日、なんか辛そうな顔してたけど、大丈夫?
もしかして、なんか嫌なことあった?
……ああ。この事件に巻き込まれたこと事体が嫌なことか。
うーん。でも、大丈夫だよ。なんとかなるなる。きっと、何事も無く事件も終わって、なーんだってなるよ。うん。
[昨日は食事をとった後暫くしてから宿を出た。暗い中、幾らかの間辺りをふらふらとうろついていたが、空が白み始めた頃家の方向へと戻っていき]
……。
[そして現在。いつものよう、広場へ続く道を歩いていた]
……真理、つくなぁ。
[立ち去り間際のアーベルの言葉に、零れたのはため息混じりの言葉]
信じられる味方を増やすか。
それとも、敵となるものを見出すか。
……彼女が、どちらに重きを置くかで、色々と変わるだろうな。
[小さく呟いて。
それから、ふるりと首を横に振る]
……信じられるもの……ね。
[小さく呟き、向かうのは自宅]
[隠れてしまった視線にはもう構うことはせず、手持ち無沙汰に噴水の縁に腰掛ける。
水の音が心地良い。乾きとは真逆の、恵みの音。]
……はあ。
[一心地つく思いでため息をつく。
と、視界に白いものが目に入った。]
……ん。
お前、今日は一人なの?
[ちょいちょい、と手を出してそれに話しかける。]
カイン、こっちおいで。
[そうして猫が寄ってくれば、優しく頭を撫でてやる。]
[家を出て、通りに出てみる。
近くに居た人が、視線を合わせようとせずに、その場を去っていった]
は…はは…
[逃げるように駆け出していく。走る。走る。
気がつけば、広場まで来ていた。そしてそこには、見慣れた女性の顔]
ユーディ姉ちゃん!
[思わず、飛びつかんばかりの勢いで、近づいた]
カルシウム…?骨まで怪我したの?
[軽口に生真面目に、ほんの少し眉根をよせ心配そうにミリィをみたのは本心な様子。
たまに冗談はこういった調子で封殺されてゆく。]
…あ、うん。
[昨日のあれはミリィには伝わっていなかったようで。]
それは、そうなんだけど。えっと。
………私、人と人狼を見分ける事が出来るの。そういう力があるって、父さんから伝えられて。
一日一回だったりとか、すぐ視れるわけじゃなかったりとか、色々と面倒な事もあるんだけど。
[そう昨日、ユリアンに言った事と同じ事をもう一度ミリィに告げたあとで。下を向く。]
ねぇ、ミリィ。
私は誰を視ればいいのかな。
[俯いたまま、ぽつりと親友に問いかけた。]
─自宅─
……あれ?
[帰り着いた自宅には人の気配はなく、玄関にも鍵がかけられており]
でかけてる、のか?
[小さく呟きつつ、鍵を出して戸を開ける。
人の気配のない空間。
飾られた花が、やけに冴え冴えとして見えた]
……こっちの方が。
気楽なはず……なんだが。
[しばしその場に佇んだ後、こんな呟きを漏らし。
軽く、頭を振ると、自室へと向かう]
[大きな声にふと顔を上げる。
よく知った少年が、全力で駆けてくるのが見えた。]
ティル。
[にこりと微笑み、素早く猫を抱き寄せる。]
どうしたの、そんなに慌てて。
今日はお仕事は?
[やがて一軒の店の前で立ち止まる。営業中との札がかけられてはいるが、普段と違って開け放されていない、「何か」に警戒するように閉ざされた戸]
やあ、今日は。
売れ行きはよいかい。悪いかね。それもまた結構。
ブリジット=フレーゲが……
[それに向かって挨拶する。言い切る前に扉がキィと小さく開けられ、隙間から中年の店主が顔を覗かせた。店主は来客を複雑な表情で見つめながら、遠慮したように口を開き]
「……何をご所望だい」
[自室に戻り、本棚に並べられた伝承の本を一冊、抜き取ってぱらりとめくる。
書かれている内容は、先に墓地で話したものの詳細。
始まり、攻防、流血、生死──そして、終幕。
書物では、人の勝利の結果が記されていたけれど。
そこに拠らない『知識』は、それ以外の結末もあると教えていた]
……わかっては、いる。
けれど。
……なにも、ないのに?
[問うような呟きは、どこへ向くのか。
緑の瞳を机の上の箱へしばし向けた後──再び、自室を出る。
家の中をぐるりと回り、置手紙を確かめた後、再び外へと]
[近づいてみれば、猫を抱いて微笑むユーディの笑顔に、思わずほっとして]
姉ちゃん…あ、いやいや、その、何でもないんだけど。
[寂しかったなんて恥ずかしくて言えなくて。慌ててごまかした。]
今、仕事はお休み。親方に来るなって言われて。
…何もやることないんだ。
人と人狼を見分ける力。
[ミリィが反芻した]
……そっか。なるほど。
だから、昨日みんな、イレーネをあんな目で見てたんだ。
[それは憧れでもなく、悲しみでもなく、怒り]
……すごい力なのかも知れないけど、私にはよく分からない。
だけど、人を道具のように見るのは……嫌。
イレーネはイレーネじゃない。
それなのに……なんで、そんな力があるって聞いただけでみんな……。
[少しだけ、涙をにじませる]
[だけど、それは少しの時間だけ。
首を振ると、イレーネへと笑顔を向けた]
……ごめん。なんか勝手にイラついちゃった。
それで、誰を見分ければいいのかだったっけ?
うーん。難しいなあ。
つまり、それって、みんなに誰を見分ければ一番効果的に見せることが出来るかってことでしょう?
うーん。ちょっと待って。
[眉間に指を当てて、考え込む]
< 撫でられた白猫は眼を細め喉を鳴らす。
勢いよく近づいて来た少年を見上げ、頭を傾けた。
ゆらり、ゆらりと、尾が揺れる >
ふうん、ほんとに?
[くす、と笑う。猫の背を撫でながら。
親方に来るなと言われた、という説明には表情を曇らせた。]
ああ……そうなの。
[エーリッヒの前では敬語で接しているものの、今の少年に必要なのはそういう距離ではないな、と感じ、若干口調を親しいものに切り替える。
座ったら、と隣を指し示しながら]
私も暇なの。やること全部終わっちゃって。
いつもなら何時間でも外でお喋りできるんだけどね、っと……それじゃお手伝いさんとしては失格ね。
[エーリッヒ様には秘密、と唇に指を当ててみせた。]
ノートを一冊。
[返答を受けて一旦閉められる戸。程無くして再び控えめに開き、隙間から店主がノートを差し出してくる。値段はいつもと同じに、と補足しながら]
代金だ。お釣りはいらない。貰っておきたまえ。
気前がよいのが私の見上げられるべきところだ。
[言って値段丁度の硬貨を渡し、ノートを受け取る。店主は硬貨をエプロンのポケットにしまうと、じゃあ、とそそくさ顔を引っ込めた。また、閉まる戸。
新しいノートを常備している縛った荷物に重ね持ちつつ]
何だね、妙に慌しいじゃないか。そうは思わないか、店主。
忙しいのかい。それとも怯えているのかい。
空ではなく地が蓋である可能性に。
空ではなく地が蓋であったなら。
そうして蓋が外れたとしたら――
嗚呼、あまりに恐ろしい事だ!
[一度の大声を残し、再び広場へと歩き始め]
[取りあえず、家は出たものの行く宛はかなり限られているのだが。
ともあれ、ふらりと通りを歩いてゆく。
途中、向けられる視線に宿る感情に、やれやれ、と息を吐いて]
……これは、商売上がったり、か……?
[零れ落ちるのは、ぼやくような呟き]
ミリィ。
[親友が怒りを露にして涙ぐむのに、僅か瞬いた後、嬉しそうに、心から微笑を浮かべた。]
ありがとう、でも、…そうだね、仕事みたいなものだから。
[仕事、には透明な笑みが浮かぶが、すぐに普段の穏やかな笑みにもどり。]
それに、ちょっと嬉しいの。
父さんが残してくれたものが、活かせるんだって。
あんまり私には残ってないから。
家族…父さんとの繋がりとか、そういうのが感じられて。
[母親の事は、あえて口にしなかった。]
うん、…みんな占いたくもあるし、占いたくなくもあるの。
大事な事なのに、知るのは、怖い。
[ぽつりと俯いたまま呟く。
胸中に浮かぶのは容疑者として名をあげられた人の顔。その中にミリィと、そしてもう一人の顔が浮かんでは、すぐに消えていった。]
[―――もし、自分がそういう力を持っていたのだとしたら、誰を見分けていただろうか?
大事な人?嫌いな人?どうでもいい人?
人狼というものの可能性が一番高い人?]
……。
[もしも、これがゲームだとしたら、どうすれば一番勝率が高くなる?
闇雲に見分けていれば勝てる?
いや―――そうだとしたら、バランスが悪い。それに対抗するべき手段はあるはず。
人狼はならば、どういう手段がある?
―――そこまで考えて、一気にミリィの顔が青ざめた]
―――っ!?
[ううん。そんなことあるはずない。とミリィが首を振り、さらにその先を考える。
ゲームだと。ゲームだと仮定すると、時間が無い。一直線に行かなければいけない。
それならやはり、人狼の可能性の高い人を、好きだの嫌いだの考えずに、見分けることが先決]
……イレーネ。貴方は、私が人間だということは信じてくれる?
[尻尾を揺らめかす白猫に、よっ、と軽く挨拶をして、ユーディットが指し示す隣の位置に座る]
そっか、姉ちゃんも今暇なんだ…って、姉ちゃんはお仕事終わったんだね。
はは、エーリッヒ兄ちゃんには内緒にしておくよ。
[指を口に当てるしぐさに、思わずくすりと笑うけれど]
ねえ。ユーディ姉ちゃん…
俺たち、どうなっちゃうんだろ…みんな、喰われちゃうのかな…
[小さな声で、つぶやいた]
[道を行く途中、転がって来たボールを拾い上げ、投げ返す。普段は遊び相手になってとせがむ子供は、ボールを受け取ると、困ったような表情で、足早に去っていった。それに特別の感情を覚える事もなく、歩みを再開した]
さて。何処にいるかな。
[耳許に何気なく手をやり、独り言ちる。
丸い石は、今は、静謐な光を湛えていた]
[ふ、と、通りの途中で足を止め、空を見上げる。
緑の瞳は静かに、そこにある色を見つめ]
……これから、どうなる……かな。
[零れ落ちたのは、そんな小さな呟き]
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