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あ、ううん。今回は師匠と一緒にフーゴーさんとこ。
院長先生は泊まってもいいって言ってくれるけどねー。
カヤはブンタさんとの生活、上手く行ってる?
─広場・噴水傍─
[一礼する様子を隻眸で見つめてから]
そうかい、そりゃ残念だ。
面白い話を聞けるのかと思ったが。
[紫煙は軽く風が吹くだけで直ぐに拡散し]
[けれど周囲に薫りを撒き散らさずに広がって行く]
弟……ああ、あの坊主か。
そいつなら向こうの露店に居たぜ。
[そう言って、親指で行商人の露店がある方向を指し示す]
俺か?
探してると言えば探してるが、今はただ周りを見てただけさ。
俺の探しものはそうそう見つかってくれん。
ありがとう。
[視線を戻してベッティに笑う]
香水売りか。
少し違った視線からの話が聞けるかもしれないね。
[アーベル女装云々には軽く吹き出したりも*して*]
[仮にさらに突っ込まれていたら再発していただろうが、幸いにもそこは問われずに済む
そして、頼まれ事についてライヒアルトの口から聞くと]
あー、その話か
……ん? あ、いや、気にしないで
[そのことついては、昨日アーベルから話を聞いていたため、おおよそのことは把握済み
依頼が来ることもその時点でもしやと考えていた事態
んー、と顎に指を当て考えていたが]
…………うん、いいよ
ちゃんと見合った報酬がもらえるなら
[そこは死活問題ゆえ譲れないところ]
─広場・露店近辺─
[更ににんまりとするカヤには、こちらも更にむぅ、とする。
年上なのに、らしくないのはこんな反応のためか]
好きでできるんだから、いいじゃない。
……そりゃ、制限もあるだろうけど、さ。
[ハンスの返事には、くすり、と笑う。
言葉には、まだ何か潜んでいるようで。
けれど、真意は蒼の奥]
苦手っていうか、落ち着かない、ってとこかな。
ずっと『一緒』なわけだし。
[言葉に応ずるように、ふわり、巡る、風]
―広場・露店―
へえ、体力筋力居るのか。
大変そうだな、意外と。
サボるのも仕方ねぇか。
[誰のことか言及はしないけれど、ハンスに釣られて空を見る。
花に誘われたか、黄色の蝶がひらりひらりと飛んでいた。
ベッティの言葉には、ん、と頷いて]
爺っちゃんとは仲良くやってるぜ。
仕事の時間でお互い会えなくても、魔法の黒板でやり取りしたりさ。
[にっこりと、笑みを作った。]
……って、何だよ、それ。
[縛っていくとか、女装してとか。
さすがに、笑って流せない話に、更にジト目になってみたり。
それでも、ハーモニカの事を問われたら、それは戸惑いに取って代わり]
……って……コレ?
まあ……音出すだけなら、誰でも出来るだろうけど。
[吹きこなすのは難しい、と暗に言いつつ、取り出すのは愛用の銀色]
あれ、知っていたのか。
[相手の口振りに瞬く。
そのまま考え込み始めた人形師が再び口を開くのを待った]
…本当かい?
よかった。
[やがて満更でもない返答が得られ、ひとまず安堵の言葉を紡ぐ]
報酬については、ぼくからは何とも言えないからね。
直接交渉してもらうしか。
―広場/噴水近く―
お聞かせできることと言えば、他愛もない昔話くらいです。
[中空を見つめ、ゆっくりと瞬いた。
僅かに首を傾げたもののすぐに向きは戻り、ヴィリーの指した方角を見やる。
目的の人物と、他者の姿とを認め、ああ、と小さく呟いた]
いるなら良いんです。
ありがとうございました。
[別段急いた様子はなく、同じように段差に腰を下ろした]
見つかり難いもの――ですか。
早く見つかれば、良いですね。
[何かは知らず、ありきたりな文句を紡いだ]
仕方ないって……。
まあ、気持ちはわからなくもないけど。
[カヤの言葉にちらりとアーベルを見た後、視線を上に向ける。自由に空を飛ぶ蝶の舞うを眺め]
……魔法の黒板?
何、それ?
[視線を戻し、笑みに目を瞬く]
―広場:露店近く―
ん?
何回でも書いては消せる黒板!
頭で思った色が出せるんだぜー。
[養父が彼女との生活に必要なものを、と、色々考えて買ってきたもののひとつだ。
答えながらベッティへとこてり、首を傾ける。]
宿屋かー、あそこメシ旨いよな。
いちおうー?…うーん、
でもそうか、そういうお仕事ならしょうがないのだわ。
美人なのにー!もったいないー。
きっと皆、言ってないけど思ってるはずなの!
照れてるの可愛いー。
[にやにやと見る]
あ、わかった!情報収集がんばって!どういたしまして!
私も頑張る事があるから、またね!
影になり日向になり応援してるの〜。
[お前はレナーテのなんなんだと思うようなセリフを発してから手を振り、自分もそろそろ真面目に品物を売らねば、と、他の店の邪魔にならない場所を*探しに行く*。]
大丈夫よ。縛るのは得意だから。
[旅の商人生活。商品を梱包するのは本職だ]
[輝く銀色に視線を向けて]
うん、それ。
お客さんに注目されるのに使えないかなって……動機、不純かしら?
─広場・噴水傍─
昔話ね。
あいつのことを思うなら言わない方が良いだろうよ。
[己が聞いてしまえばからかいの対象にしかならない]
[何より、今は術の展開もあって正直なところあまり聞く余裕は無かった]
[同じように段差に腰を下ろす相手を見やり]
行かなくて良いんか?
探してると言うことは、大方また逃げ出したんだろう。
……そう、だな。
早いとこ見つかれば楽なんだが。
[どうかな、とぽつり呟いた]
へえー、面白そう。
あたしたちにもあると、連絡事項のやりとりに便利かも。
[師匠の顔をちらりと見やる]
うん、美味だったよー。
一度泊まると、他の宿屋に泊まれなくなっちゃう。
[カヤの最後の言葉に全力で同意した]
カヤって、ブンタさんのご飯も作ってるんだっけ?
―広場:露店近く―
[ベッティの言葉に、うん、と頷いて]
雑貨屋で買ったらしいぜ。
ん、飯?
うーん…作る事もあるけどあんまりかな。
どっちかってと爺っちゃんが作ってくれるよ。
俺が作ると煤の匂いがして嫌なんだってさ。
[へっへっへ、と悪戯っぽく笑いながら
帽子のつばを、人差し指と親指で引き下げた。]
―――裏通り―――
んなわきゃねえって。
[重ねて美人と言われれば、小さく手を振り、ローザと別れた]
さーて。
とりあえず、特に当ては無いが、裏通りとやらに行ってみるかね。
[露店ででかめのべっ甲飴を一つ買って、それを口に含みながら、裏通りへと足を踏み入れる]
『……』
[途端、さらされる好奇の目]
はっ!
なるほど、こりゃ柄悪い。
そうですね。
私、喋りすぎてしまうきらいがあるようですから。
[前屈みになり、立てた膝の上に頬杖を突く。
会話より、指された方向へと意識を向けていた]
たまには、放って置くほうが良いこともあるかなって。
いつまでも構ってばっかりじゃ、いけないでしょうし。
……あ、お邪魔でしたら、行きますけど。
[そこで、視線をちらりと横に流す。
はきとしない呟きの先を追うようだった]
……というか、お前ら何が言いたい。
[サボるのも仕方ないとかなんとか。
好き放題言われてる気がして、ぽつり、と呟く。
強く反論できないのが痛いといえば痛いが]
いや、だから、問題が違うだろ。
[縛るのは得意、というベッティの言葉に突っ込みを入れ。
続いた疑問の声には、んー、と言いつつ、首を傾げる]
……音って、そん時の気持ちが『映る』んだぜ?
下心ありなら、それなりの音にしかならない……と、俺は思うけど。
[知っていたかとの問いにはこくりと頷き]
うん、昨日弟くんから聞いて
彼もそのことに興味があるみたいでね
[報酬は直接交渉で、と言われると]
あー、分かった
さて…………となると人形の流用は何処まで利くかだなぁ
とりあえずは、曲目と向こうのイメージ図、かな
[ぶつぶつとそう呟いていたが、ライヒアルトを見上げると]
もし、責任者に会うことになったら、それと報酬の見積出しとくように言っといてほしいな
あるいは、直接交渉先を紹介してくれるか
─広場・噴水傍─
賢明だな。
[昔話に関して口を閉ざした相手にくつりと笑う]
放っておくのは良いが、目は光らせておいた方が良いと思うぜ。
あの手のは時に何をしでかすか分からん。
[そう言い切るのは先日の青年と自衛団長のやり取りから]
[去り際に聞こえた言葉もその要因]
ん、ああ。
特に邪魔と言うことは無いが。
美人が傍に居ると言うだけでもありがたいところだしな。
[返すのはやはり軽口]
[咥えた手巻きタバコの長さはまだ半分]
[吸い切るまではまだ時間があった]
あはは、煤の匂いのご飯はアタシも嫌かも。
[悪戯っぽく笑うカヤの姿に、幸せそうで良かったと目を細めた]
[首を傾げたアーベルに、困ったような表情]
……そっかー。
なら、良い商品を売ってるんだよーって気持ちを込めないといけないのかしら。
音に負けない商品と、商品に負けない音とで、お客さんを満足させるのね。
[何か盛り上がっている]
『……おい、あれ』
『うむ。怪奇!大食い女だ』
『もしくは、恐怖のスプーン娘だ』
『そして、珍妙なる噴水クィーンだ』
……。
[好奇の目、というか、ただ珍獣が現れたというような感覚だったらしい]
おらぁ!
言いたいことあるなら、目の前で言えや、コラァ!!
『怒ったぞ!逃げろ!』
『でかいのがうつされるぞ!』
『スプーンでかき混ぜられるぞ!』
[大声で叫ぶと、そんなことを言いながら散り散りに逃げていった]
弟君?
[それだけでは誰のことか分からず、少し首を傾げた。
考え込む様子にまた暫し黙って]
ああ、責任者についてはぼくもよく知らないが…
探していたのはエリザベートさんだから、彼女に聞くといいかも知れない。
[頼みを受けた楽師の名前を出した]
[何が言いたい、というアーベルの言葉には肩を竦めて]
別に?
[なんて言っておいてから
ベッティの言葉には、うん、とひとつ頷いて。
口元のマフラーを鼻の上まで引き上げ帽子のつばを少し下ろした。]
─広場・露店近辺─
……俺は商売人じゃないから、そこらはわからんけど。
楽器が応えるかどうかは、奏者次第、ってのはあるんじゃね?
[盛り上がっているベッティに、ひょい、と肩を竦めて]
あと、楽器との相性、ってのも、やっぱり、あるし。
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