93 睡蓮の夢 ─眠れるものの唄─
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─ 診療所 ─
『魔』と、『祈り子』。
そのどちらもが、自由になったということか。
[ポラリスの説明>>79は、うろ覚えだった伝説の内容まで網羅してくれた。
足りぬ情報を粗方埋めた上でポラリスが現状の整理を出来る様に促し、男を見つめる彼女の視線と言葉>>81を受け止めて]
止めるには、どうすればいい。
俺にも出来ることはあるか。
[ポラリスにしか出来ないなら彼女に頼るしか無いが、そうでないなら自分も手伝うと言って。
ふと自覚が無いまま自分が影響を受けている可能性も過ぎったが、それは口にせずポラリスからの頼み>>88に頷いて]
ただ話を聞いただけだ、礼など要らん。
お前は今出来ること、することを優先しろ。
(134) 2014/05/18(Sun) 23:52:11
─ 診療所 ─
[礼を言う彼女に頭を振り「気をつけろ」と声をかけて見送った後、自分も増えた情報を整理するつもりでいたのだが]
エリィゼか、どうした?
[然程の間も無く聞こえた声>>87に、思考は中断されて。
少女から、家族と宿屋の主人に起きている変化を聞けば男は眉を深く顰めた。
夢を見てからという呟きが耳に届けば、それにも微かに目を瞠り]
変なことというのは、何のことだ?
[具体的に聞きたいと問いかけたが、答えは曖昧に返されただろう。
エリィゼの家族たちが不自然に眠りこんでしまった理由に話題が移ればそれ以上夢については追求はせず]
どうして眠ったままかは診察してみんことには解らん。
が、もしかしたら眠り込んでしまっているのは、『封』とやらが破られた事が関わっているかもしれん。
(135) 2014/05/18(Sun) 23:52:29
─ 診療所 ─
[そう話して、ポラリスから聞いたことについて話した所で、テレーズの名を挙げたときのことを思い出し]
…ポラリスに聞けば、眠っている理由も解るかもしれん。
[彼女は他人が影響を受けているかどうか解るらしいことをエリィゼに告げると、困惑が見て取れたが。
現状を受け入れ難いのか、それとも別の理由があるのかはこの場では判断がつかず、なんでもないと言って診療所を出ようとするのを呼び止めて]
エリィゼ。
自分で思うよりも、一人で解決できることは少ない。
何かあったら誰でもいい、信頼できる相手に頼れ。
[そう言って、この場を離れる少女を見送った]
(136) 2014/05/18(Sun) 23:52:42
― 広場 ―
[アルカの言葉>>128を聞けばこくと頷き]
そう。
宿屋の主人に、ヒューゴの両親、
それから、エリィゼに聞いた話では彼女の家の人たちも。
[流行り病とクレイグ>>129から聞こえれば
紫紺の眸は不安げにゆれる。
クレイグの掲げる手>>132に、軽く同じを返し]
……うん。
ね、クレイグ、取り置きして貰ってた本、だけど
まだある、よね。
取りにいくの、はやまるかも。
(137) 2014/05/18(Sun) 23:54:33
―広場―
ううん、流行病とかじゃない、みたいだけど…。
[クレイグが難しい顔をしている>>129のに、同じように首を振って]
ボクもそこの店のおばさんに聞いた話だけど…
昨日の『蝕』の後、泉の封印が解かれちゃったんじゃないかって。
あそこって、『魔』っていうのとか、『祈り子』とかいうのが封印されてたんでしょ?
そのせいでこんなことに…っていう噂。
なんでそうなるのか、ボクにはピンとこないんだけど…。
[確証のない話は、どこまで行っても噂でしかないわけで]
(138) 2014/05/18(Sun) 23:55:23
―広場―
[アルビーネから、他にも眠りについてしまった人がいる>>137と聞けば、
うわぁ、と困ったように眉を下げた]
このまま、みんな…なんてことになったら大変だよ。
なんとかしないと。
[気持ちは焦るばかりのノープランだった]
(139) 2014/05/18(Sun) 23:59:17
─ 診療所 ─
[そうしてまた一人になったが、情報を纏めるなど悠長な事は言っていられなくなった。
目に見えた変化が起きていると解った以上、自分は自分の出来ることをするしかない。
回診鞄を手に外へ出ようとした所で、駆け込んできた男からテレーズも眠り込んでいる>>20と伝えられて]
解った。
他にも同じように眠っている者がいるから、順次回っていく。
急変があるならすぐに呼びにこい。
そうでないなら少し待たせると思うが、必ず診に行くから心配するなと伝えておけ。
[そう言って、まずはエリィゼの家に行くため村の広場を通ろうと足を進めた]
(140) 2014/05/19(Mon) 00:00:07
― 広場 ―
[アルカの話>>138が聞こえるけれど
彼女がピンとこないように
小さな頃から聞かされていた話でもなかったから
掻い摘んでの話は彼女と同じような印象しか懐けず]
『蝕』に泉の封印……。
[ただ眉を寄せて小さくそれをなぞる。
続く言葉>>139には同意の頷きをみせ]
大変、だよね。
封印が解けたせいなら封印を施せば、って思うけど
そういうのには詳しくないから具体的にどうしたらいいのか。
[ちら、とクレイグの方を見遣るのは
彼の方が詳しいだろうと思ってのこと]
(141) 2014/05/19(Mon) 00:03:20
医者 ヒューゴは、メモを貼った。
2014/05/19(Mon) 00:03:32
─ 村の通り ─
そう…鼓動が弱くなってるわけではないのね。
[それ>>131を聞いて少しだけ安心した。
必要以上に慌てる必要は無さそうだと思ったから]
う〜ん…憑かれてると言うか、影響を受けてる、と言った方が良いのかしら。
あんまり変わらないかもだけれど。
[ポラリス自身、テレーズを視た時の感覚からものを言っているに過ぎないけれど。
探すだけでも大変、と言う言葉>>133には同意の頷きをした。
睡蓮を見ての言葉には、考えるように首を傾げて]
でも、これが無いと封じは出来ないし…。
…多分、あっても無くても、危ないことには変わりないと思うの。
[誰に宿っているかを見破ることが出来るから、とまでは言わなかったけれど、いつ自分が眠らされるかなんて分からないから、変わらないと口にした]
(142) 2014/05/19(Mon) 00:03:34
童話作家 ポラリスは、メモを貼った。
2014/05/19(Mon) 00:06:15
嫌だな、誰かを封じるなんて...
[嫌なのだ、本当は、そうすることも、それを考える自分も]
でも...仕方ない。
[仕方ない、けれど、自分を心配してくれる人には、見せたくも、ない、だから...なんて、勝手な]
(143) 2014/05/19(Mon) 00:08:48
― 村のどこか ―
[診療所を出る時に、最後に掛けられた言葉>>136を思い出していた
ヒューゴに、夢の事を聞いてもらえば少しは気持ちは軽くなっただろうか?
もし、この先何かあったら話を聞いてもらおう、などと考えながら歩いて
少し歩いた先に、つい先程見かけた姿を見つけて>>142立ち止まる
ソーヤと話しをしているらしい様子に、声を掛けるのは躊躇われて
だけど、診療所で聞いた話は気になって]
……ポラリスお姉ちゃん?
[話の邪魔にならないように、小さく声を掛けた]
(144) 2014/05/19(Mon) 00:09:45
― 広場 ―
……そんなに多いんだ。
[アルビーネの話>>137で、事態の深刻さが思った以上だと知れ。
ますます難しい顔になって]
ん、あるけど。
何なら今母さんがいるから、言ってもらえれば……
[返す言葉の途中で少し、心配げな顔をして店の方角を見遣った]
(145) 2014/05/19(Mon) 00:10:13
病じゃない、ならなんで……
え。
[アルカから齎された、店のおばさんの情報に二度、三度瞬いて]
ついさっきその伝承、読み返してきたけど。
泉の封印がなされた日と同じ、『蝕』の日には、封が解け易くなるとか……
まさか本当に、それ?
[噂はあくまで噂だけれども。
噂と言って捨てるには、あまりにも色々とタイミングが重なっている]
(146) 2014/05/19(Mon) 00:10:25
[手元には、ソーヤから貰ったハーブティーが、柔らかな芳香を立ち上らせている。冷えきった手を暖めようとするかのように*]
(147) 2014/05/19(Mon) 00:12:18
─ 村の通り ─
うん……でも、ずっと眠り続ける、ってなると、ちょっとまずいかな、とは思うけど。
[眠っていれば当然、栄養などは取れないわけで。
あまり長期に及べば……という部分は、僅かに見えた安堵のいろに、何となく言い難くなって飲み込んだ]
んーと、とにかく、何かしらの影響があるのは確かなんだよね。
それで起きる変化とか、目に見えればいいんだろうけど、そーもいかねぇよなあ、多分。
[それならすぐに探せるのに、と思いつつ。
危なくないのか、という問いに対する答え>>142に、眉を寄せた]
あー……そっか、結局誰かが持ってないと、なんだ。
……眠らされる基準とかわかんないし、そこは変わんない、かぁ。
[良くも悪しくも、見えるものを真っ直ぐ受け取る青年は、言葉の裏に秘されたものを探る事もなく。
危険なのは変わらない、という結論に一つ、息を吐いた]
(148) 2014/05/19(Mon) 00:13:30
― 広場 ―
[クレイグの声>>145にはゆると頷くけれど
心配そうな表情が見えて眉を下げる]
……ね。
おばさんは、起きてた?
[問うのは彼の様子から確認していない可能性をみてのこと]
(149) 2014/05/19(Mon) 00:14:06
─ 広場 ─
[急く気持ちで向かう途中。
足早に広場を横切ろうと思っていたが、そこに揃う者達に気付くと足が止まった。
家族同然の彼女や本屋の青年、先刻手当てしたばかりの彼女が起きていることに内心安堵を覚えながら近付いて]
丁度良かった。
何か変わったことはないか。
[三人に、自覚できる変化が無いか問いかけてから]
宿の主人のことは聞いた。
他にも眠っている者がいるから順次回って診てくる。
[アルビーネに、エリィゼから伝言が届いていることを伝えた]
(150) 2014/05/19(Mon) 00:14:16
― 広場 ―
[行くつもりだった方向からヒューゴの姿>>150が見える。
少しだけ目を瞠り、くちびるが半ば開かれる。
それから、ふっと安堵するような笑みが浮かんだ]
無事、だったんだね。
良かった。
[言い終えると伝えるべきことを思い出しまた表情を翳らせて]
エリィゼはちゃんと伝えてくれたんだね。
……あの、ね。
彼女に会ってから、家に行ってみたの。
そしたら、二人も、同じ症状で
いくら声を掛けても、起きなくて……っ
[家、は帰るべき場所。
彼らと共に過ごした年月が無意識にそう紡がせる。
どうしよう、と僅か頼りなげ声を漏らしヒューゴを見詰めた]
(151) 2014/05/19(Mon) 00:17:52
― 広場 ―
封印は……
確か、泉に咲いてる睡蓮にそういう力が宿っている、らしい。
[アルビーネの視線>>141を受けて、空を見つめ、記憶の中の本の記述を辿りながら言葉を紡ぐ]
ただ、もし本当に封印が解かれてるのなら。
肝心の封じる対象が、何処に居るのやら、だよな。
あの本、そこまでは書いてあったかな。
[全てを読んだわけではないから、今までに得ている情報はそこまでだった]
(152) 2014/05/19(Mon) 00:19:36
─ 村の通り ─
うん、ずっとは拙いけど…その前に解決出来れば。
[今は最悪を考えず、やれることをしようと。
そう考えているから、ソーヤの言葉>>148には短くそんな言葉を返す]
目に見える変化までは分からないわ…。
いつもと様子が変な人が居るなら、気を付けて見てみた方が良いかも。
[影響については頷いて言葉を重ね、危険性に関しても頷くに留まった。
そうした頃に聞こえる、控えめな声>>144]
エリィちゃん。
どうかしたの?
[診療所に居たはず、と思いながら声を返す]
(153) 2014/05/19(Mon) 00:21:22
―広場―
…封印が解けたっていうけど、
あそこに本当に何かが封印されてたのかなんてわからないし…
封印をするにしても、どうやっていいのか調べないとだね。
[>>141 アルビーネがクレイグを見るのを見て、同じように彼を見る。
2人とも、確かな情報はないらしいことには、どうしたらいいのだろうと小さく息を落とした]
あ、先生。
[クレイグの母親が起きているかという問いに、自分の母親も返事がなかったことを思い出した。
また、背中を冷や汗が伝った時、医師の声が聞こえて>>150そちらを見上げた]
あ……えと。
[変わったことはないかと問うのには、最初は村の人が寝てしまっていることをと思ったが、
それは知っているらしいので、一度口を閉じた。
しかし表情は他に気になることがあるせいで、冴えないまま]
(154) 2014/05/19(Mon) 00:21:29
― 広場 ―
[クレイグからの声>>152にはたと瞬き]
睡蓮にそういう力が。
ああ、だから、触れちゃいけないって言われてたんだ。
[おぼろげだった話がゆっくりと繋がってゆくよう]
封じる対象……。
それって、……。
[『魔』と『祈り子』と。
お話はどちらに繋がるのだろう。
泉に纏わるふたつの存在を思い微か目を伏せた]
(155) 2014/05/19(Mon) 00:24:19
─ 村の通り ─
うん、そーだよな。
今は、そっち考えないと。
[どちらにしても、眠っている相手にできる事は限られるから、とこちらも一度割り切って]
……いつもと様子が変、か。
[多分、自分にとっては唯一の手がかりとなりそうな言葉を繰り返した所に届いた控えめな声>>144。
その声の主を見とめると、よ、と短く言って、軽く手を振った]
(156) 2014/05/19(Mon) 00:25:49
― 広場 ―
家を出るまでは、起きてたよ。
配達があるからって、任せて出てきたんだ。
[アルビーネ>>149にはそう答えた。
けれど未だ無事という保証はなく、不安は消えないまま。
ヒューゴが顔を見せたのは丁度その時]
あ、ヒューゴ兄さ……先生。
僕は、特には。でも他の人が眠ってるって……
[昔の呼び方は未だになかなか抜けない。
途中で言い直しつつ、現状を知らせようとして、ある程度は把握しているらしいことを知り口を閉じた]
(157) 2014/05/19(Mon) 00:25:50
― 村の通り ―
[こちらの声は届いたらしく、返された声にはやはり遠慮がちに]
ヒューゴ先生から、ポラリスお姉ちゃんがいろいろ知ってるって聞いた、から……
えっと、お邪魔じゃ、ない、かな?
[大事な話をしているのなら、後でいいと小さく付け加えて*]
(158) 2014/05/19(Mon) 00:29:05
― 広場 ―
……そっか。
なら、大丈夫、かな。
[クレイグ>>157にゆると頷く。
彼がいつ家を出たのかはわからないから
近い時間であるなら、と思い、それ以上は不安煽るを控えた]
(159) 2014/05/19(Mon) 00:29:16
─ 広場 ─
[男の姿に安堵したらしいアルビーネ>>151に笑みではなく頷きを返した後。
彼女の表情が翳ったことに寄った眉は、続いた言葉によりきつく寄ることになった。
家と、二人。それが何処で誰を指すか、問うまでもない]
…そうか。
[自分と同じか、もしかしたらそれ以上に両親を慕う彼女の視線を受け止めて、返す]
まだ診ていないから、今は何とも言えんが。
俺に出来ることは、何でもする。
だから、心配するな。
(160) 2014/05/19(Mon) 00:29:23
― 広場 ―
『魔』と『祈り子』。
泉には二つ封じられているらしいけど。
どっちか、なのか……どっちも、なのか。
[やはりそこまでは、現状では分からずに。
アルビーネ>>155に対し首を捻る]
(161) 2014/05/19(Mon) 00:29:53
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