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[ 扉へと向かう少女の表情は見えず、器を手に流し台に立つ青年の表情も叉見えない。蛇口を捻れば冷たい水が音を立てて流れ出る。]
……其れは誰かを護る為のものですか?
[ パシャリという水音に、其れとも、と続いた声は隠れるか。]
─…→広間─
[走って行った、影を、追いかける]
『やだやだやだ』
[頭の中を巡るのは、この言葉だけで]
『ダメだよ、キミは……そんな事したら……』
[なら、誰ならいいのかと聞かれたなら、返事に窮するだろうけど、でも。
そう思わずにはいられなくて]
[自身に怪我はない、だけど理由が分からない]
どうして俺を狙う?
俺がローズを守れなかった事への怒りなら、それは筋違いって物だろう?
それとも、俺が生きていると困るのか?
お前を、疑っているから…。
[目の前の姿に淡々と]
ナサニエルさんは人狼ではありません。間違いなく人間です。
落ち着きなさい、トビー君!
[つかつかとトビーに近付きナイフを取り上げ、平手打ちを。]
ー玄関前/外ー
[外の日射しを受けて、辺りを見れば、焼け落ちた橋が目に入る。
人狼はいなくなったのだから、どうにかして外と連絡をとればここを出ることはできるだろう。
このまま出られなければいいと、心の隅で思ったのはお下げの少女の所為。
少しだけ泣きそうになりながら、ヘンリエッタは玄関前の階段に視線を落とすと、注意深く降りようとした。
その視線が、階段に点々と残る赤いものを見つける。
それはどう見ても、血痕で。
追って今出た館を振り返れば、玄関の先が何か騒がしいことに気づいた。]
好きな奴を守れなかった、それは罪。か…?
守るといって守れなかった俺は……
お前に憎まれても仕方がないのかも知れないな。
[自嘲。
トビーを見つめたまま、手は無意識に隠したそれを探る
自分を守る為に]
[何が起きているのか、理解できない。
いや、したくないと言うべきか。
ただ。
わかるのは]
……やめてよ……こんなの、なんか、おかしいよ……。
[ただ、それだけで。
扉の側に、ずるりと座り込む]
[――ぴたり。
扉の直前に足は揃い止まるけれど、彼女は振り返りはしない]
……いいえ。
奴等を――人狼を排除するためのもの、です。
[…そう、足に隠したほうの“それ”は。
まだ残っているかもしれないと告げられた、奴等に向けるための。
地面に目を落とし、低く低く呟いて。
そのまま広間へと、足早に歩いて行く]
あんたが、生きているからだ!
『ローズマリーさんは、死んだのに』
あんなに傍にいたのに、なんで!?
『あんたが襲ったんじゃないのか!?』
あんたが、 しなせたんだ…っ!
『襲ったにしろ、守れなかったにしろ――あんたのせいだ』
-玄関/館内-
[ヘンリエッタは、恐る恐る室内に足を踏み入れた。
先ほどは光の関係で気づかなかったのだろう。血痕は点々と奥へ続いている。
コーネリアスの物ではない。
彼は、館を出ること無く死んだ。
では、誰が?]
[振り上げられた拳を避ける事無く
ただ、彼の様子を伺う
じっと、見つめて]
俺を憎んでも終わらないぞ…?
俺は人狼じゃない。
ローズが証明してくれた。
[それでも、今は彼の動きを探って]
……然うですか。
[ 答える言葉に感情の色は見えない。]
俺は口ばかりで、何方を選ぶ事も出来ない臆病者ですから。
武器を手に取る其の勇気すらない。
[ 広間から聞こえて来た声に流水を止め顔を上げれば、黒曜石の双瞳で少女が出て行くのを見送る青年に浮かぶのは苦笑か。然し視線は直ぐに僅か横に逸らされ扉の向こうに、意識は広間の方へと向けられた。]
何の騒ぎだ?
[ 訝しげな響きを持った呟き。濡れた灰皿は其の場に置いて、厨房を出る。]
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