4 赤き雨降る崖の上で
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[その男の腕に抱かれた物を見れば一瞬表情が変わり
しかし其れはすぐに消えて]
あんたとそいつは仲が良かったもんな…
悪いな、俺のせいで。
[感情は無く、淡々と]
(184) 2007/02/15(Thu) 00:07:37
それはどうも、って答えとくべき?
[返ってきた言葉に、くす、と笑う。
外で貼り詰めて行く緊張に、気づいているのかいないのか。
そこだけは、全てが動き出す前、さながらで]
(185) 2007/02/15(Thu) 00:08:51
見習いメイド ネリーは、けれど言葉は続かず、その場に止まって。
2007/02/15(Thu) 00:08:54
流れ者 ギルバートは、冒険家 ナサニエルの声に振り返り、冷たい敵意の表情を。
2007/02/15(Thu) 00:09:42
冒険家 ナサニエルは、メモを貼った。
2007/02/15(Thu) 00:09:55
冒険家 ナサニエルは、流れ者 ギルバートに敵意を向けられても表情は変えずに。
2007/02/15(Thu) 00:11:14
お蔭様で。
怪我は大分良くなった。
記憶も……昨日あんたがトビーを殺した所為で思い出したよ。
[吐き捨てるように]
[琥珀の眸が激情の強い光を帯びる]
(186) 2007/02/15(Thu) 00:11:35
[頭だけを扉からだし、ネリーが遠くに去っていく後ろ姿を見つめる。
彼女が階段に消えたのを確認し、廊下に出た。]
(187) 2007/02/15(Thu) 00:12:58
流れ者 ギルバートは、メモを貼った。
2007/02/15(Thu) 00:13:05
そうか?そいつは良かった。
[相手の目に剣呑な光が浮かんでも、それを返すように睨んで]
あんた、俺に言ったよな?
人か、獣か、って。
同じ言葉をあんたに返す。
あんたは何だ?
人か?…獣か?…どっちだ?
(188) 2007/02/15(Thu) 00:15:39
まあ、そうだな。
[ 何かに気付いたのか、己が入って来た部屋の扉を一瞥するも視線は直ぐに逸らされ、メイの云い様には矢張り小さく笑みが零される。]
……。
[ 不意に訪れる沈黙。募る、奇妙な違和感。]
大丈夫か?
[ 或いは其れは、尋ねない方が好い事だったのかもしれない。]
(189) 2007/02/15(Thu) 00:15:49
[話を聞いた時は恐ろしくて、よく気に留めていなかったけれど、武器庫は一階のどこかにあったはずだ。
初めてここに来た時に、探検してあけることの出来なかった場所。
ヘンリエッタは記憶を頼りに開かずの扉を探した。]
(190) 2007/02/15(Thu) 00:16:59
此処に運び込まれた時には色々と世話になったそうだから、先ずは礼を言って置こう。
けれど、お前がトビーにしたことを許す積りは無い。
(191) 2007/02/15(Thu) 00:17:21
人か、獣か。
獣ならいっそ良かった。
[ククッと自嘲の響きの嗤いを漏らし]
でも俺は人だ。今も。
(192) 2007/02/15(Thu) 00:18:54
礼、ね。
今更?
だろうね、赦して欲しいとはいわないさ。
それに俺もあんたが獣なら放っては置けないから。
(193) 2007/02/15(Thu) 00:19:46
……え?
[沈黙を経て、投げられた言葉に、首を傾げて]
……大丈夫か……って……?
[問いかける様子は、本当に不思議そうで]
(194) 2007/02/15(Thu) 00:20:10
仲間を信じられない者、愛する者も裏切れるのは人だけだ。
[決然として、蒼い髪の男を見据える]
(195) 2007/02/15(Thu) 00:20:31
[廊下を彷徨い、耳にしたのは鋭い声。
聞き覚えの無い……いや、どこかで聞いた覚えはある気がするのに、思い出せない。
ヘンリエッタの知る誰とも違う、吐き捨てるような口調。
それが、先ほどネリーが向かった階段の方から聞こえてくるのに気づき、嫌な予感に胸が騒いで。]
(196) 2007/02/15(Thu) 00:21:16
いっそ獣なら…?
[そういわれ思い至る。
人狼に心捕らわれた哀れなものに]
なるほど、でもあんたは獣の味方だろう?
ならば、やはり赦しては置けないな。
[冷たい笑みを浮かべ、見つめて]
(197) 2007/02/15(Thu) 00:22:51
[ 酷く不思議そうな――平然とした様子に何処かが可笑しいと、然う感じられる。然れど其の正体までは掴めず、黒曜石の双瞳には僅か困惑の色。揺らぎ。]
……メイ?
[ 眉根を寄せて小さく其の名を呼ぶ。]
(198) 2007/02/15(Thu) 00:24:13
[少女は何処からか声が聞こえてくるのに気付き――]
[こつり――]
[歩みを進めて階段付近へ――]
(199) 2007/02/15(Thu) 00:24:37
[先程まで穏やかに話していた彼ら。彼女に対しては。
2人が顔を合わせた途端、酷く剣呑な雰囲気を漂わせて]
[息を飲み、様子を見つめる]
(200) 2007/02/15(Thu) 00:24:46
お嬢様 ヘンリエッタは、メモを貼った。
2007/02/15(Thu) 00:25:32
仲間を信じられない?
其れは思い違いだろう?
あんたがそう思ってるだけだ。
それとも、人狼のほうが優しかったか?
あんたは人を裏切った、違うのか?
(201) 2007/02/15(Thu) 00:25:42
獣の味方……?
笑わせてくれるな。人殺しの癖に。
俺は、誰の味方でもない。
俺は、唯独り、此処に在る。邪魔をするな。
(202) 2007/02/15(Thu) 00:25:55
……なに?
どうか……した?
[向けられる困惑に、不思議そうに瞬いて、問いを投げる]
(203) 2007/02/15(Thu) 00:26:34
[何故こんなに不安なのだろう。
自分は、彼女を疑っているのではなかったか。
でも、
それ以上は思考にならず、ただ、緑の髪の少女を求め階段へと急いだ。]
(204) 2007/02/15(Thu) 00:27:27
人狼に組するものは、俺の敵だ。
ローズの仇だ。
だから、俺はあんたを赦さない。
[そういって、取り出すは光る何か]
(205) 2007/02/15(Thu) 00:28:57
[クッと唇を歪め]
……違うね。
人間だから、俺は信じられなかった。
人間だから、裏切った。
怖ろしくて。
(206) 2007/02/15(Thu) 00:29:24
――!
[ギルバートの言葉。まるで獣を知っているとでも言いたげな。
ナサニエルの言葉には、覚えがあった。
獣の味方。――何のことだっただろう。
脳裏に響く嗤い声]
(207) 2007/02/15(Thu) 00:29:46
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