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─中央部・廃墟─
[ショットガンからハンドガンへ獲物が変更されても、それをかわし距離を詰める。
そして、まさに飛び掛らんとする段。前方の地面から銃弾が飛び出してくる。
それ自体は予想できていたので、ステップで回避するのだが、]
……んなっ!?
[避けると同時、左右後方から彼女を絡め取らんと漆黒の帯が殺到する。]
なめ……るなぁぁぁっ!!
[迫り来る帯を切り裂き、オクタヴィアに迫る。
だが、数の暴力によりひとつまたひとつと彼女に帯は絡みつく。それを強引に引き摺り、徐々に勢いは殺されていくものの一歩一歩足を進める。
そして、オクタヴィアを斬撃の射程に捉えて、切り裂かんと鎌を振り上げ──そこでぎしりと腕を捕らえられ、完全に動きを封じられた。]
ぐっ…………くぅ!!
―西エリア―
[ずぶずぶと、沈む足を引き抜き引き抜きユーディットへ近付く。
怪我の程度はわからなかったが、『動けない』との言葉に嘘はなさそうだった]
いや……もしも香を今より少しでも多く吸い込んでたら、多分最後の最後で負けてただ。
風向きひとつで勝ったようなもんだよ。
[傍らにしゃがんで相手の顔を覗き込み]
それより、大丈夫だか?
なんだか震えてるように見えるけども。
[時をおかず治療班が駆け付ける事は知っていたが、単純に痛みのせいとも思えぬその様子が気がかりであった]
─中央部・廃墟─
[驚きを含むカルメンの声。意表を突くことには成功したらしい。自分の得物は元々影。銃身も銃弾も影より作られた。故にこのような変化は容易に行えるのだが、銃弾からこのように変化するなどと予測出来る者は少ないだろうか]
真正面からでは面倒そうですので。
別の手段を取らせて頂きましたわ。
[窯を振り上げた形で拘束されたカルメンを見やり、鶸色を細める。拘束が間に合わなければ避けることも出来ずに切り裂かれていたのだろうが、自分に軍配が上がったらしい]
勝負あり、でよろしいかしら。
[ごり、とカルメンの額に押し付けるのはショットガンの銃口。先程地面へと銃弾を放った時の余熱が残っている]
―西エリア―
いえ、この勝負だけで、なく…っ!
[恐怖に駆られながら話続けていたら、顔を覗き込まれた。
反射的に身を強張らせたが、ロミから向けられたのは冷たい観察するような目ではなく、むしろこちらを気にするかのような顔。
不安そうな灰色の広がる瞳に、少しだけ安堵の緑が浮かぶ]
…大丈夫、です。
[心を落ち着かせるように深呼吸する。そうするのすら痛みを訴えるが、そちらを我慢することには慣れていた]
そうおかずに、回収もされますから。
…ありがとうございます。
[心配してくれたことと、落ち着く切欠をくれたこと。
後者は伝わらないかもしれないが両方を含めて礼を述べた]
―西エリア―
[相手の様子を首を傾げつつ眺めていたが、どうやら落ち着いたように見えた。
大丈夫、の言葉に頷いて]
そうか。んじゃ、オラはそろそろ行くだよ。
[遠くにスタッフらしき人影を認めた。
ひとまずこの場は、彼らに任せるしかないだろう]
はは、まあオラのやった事だし、礼には及ばねえだよ。
じゃあ、また会えるかは知らんけど、元気でな。
[ひらひらと手を振って、湿地帯から苦労しながら抜け出した]
あちゃー、服が泥まみれだよ。
[さすがに繊維に染み込んだ泥までは、『力』でも取り切れない。
疲れを癒すためにも、一度シャワーの浴びられる場所まで戻るべきだと、中央のビルを目指すの*だった*]
[目前。この腕を振り下ろせれば切り裂ける位置にいるオクタヴィア。
だが、消耗した身体ではこの拘束を振りほどくことは出来そうになく、ただキッとオクタヴィアを睨みつける。]
……………………。
[あと少しで──その事が彼女の心中をじわじわと蝕んでいき、じゅうっ、と額に灼ける痛みが走り──そこで自制の箍が外れた。]
…………アンチ・テトラ・グラマトン。
『アエーシュマ・ダエーヴァ』──コード・ジュデッカ。
[ぼそりと彼女の口からその言葉が零れると同時。迸る閃光が十字架から発せられ、彼女を拘束する帯ごと周りのすべてを弾き飛ばす。]
─中央部・廃墟─
────っ!?
[迸る閃光。今度はこちらが驚きを示す番だった。衝撃に近いものが襲い、漆黒の帯も弾け飛ぶ。それらは銃弾には戻らず、光によって跡形も無く消え去った]
まだそんな力を────。
[カルメンに突き付けていたショットガンは離れ、オクタヴィア自身も弾き飛ばされた勢いで後ろへと飛び退る。左足首がズキリとしたが、それどころではない。驚きを押し殺すと、再び両手の銃がカルメンへと向く]
―西エリア―
[時間が経てば今度は力を使いすぎた反動で頭の奥が痺れてくる。
ロミが離れてゆくのを感じながら目を閉じた。
後はされるがまま抵抗の余地なく拘束され移動させられた]
[光が収まったあと。
その中心に立つのは、だらんと腕を垂らして立つカルメン。
その表情は前髪で窺い知る事は出来ない。
そしてその前方。宙に浮くのは十字架。先程まで金色であったはずのその表面は今は塗り潰したような漆黒。]
…………アンチ・テトラ・グラマトン。
いざ開け地獄の門。ここに今希望は捨てられた。
その門を叩く者の名は、色欲者の魔王──アスモデウス。
今一時、地獄との経路を開かんと欲す。
[俯きぼそぼそと呟いていたが、その言葉に応じるかのように十字架が震え出す。
仮にその最中、オクタヴィアが何らかの攻撃をしてきたとしても、見えないバリアが攻撃を弾くだろう。]
──『開門』。
[そして、最後の言葉と同時。
十字架はバカンと分解し、カルメンの背後に再構成される。
そうして、十字架だった物が成したのは──4枚2対の漆黒の翼。]
あは、あはは──
[俯いたままではあるが、僅かに覗ける口元から哂いが漏れ、]
あはははははははははははははは─────
[仰け反り、心底おかしそうに哂っていたが、]
ははははhahahahaha────
[そのままぐらぐらと揺れ始め、]
hahahah…………(ぴたり
[唐突に動きが止まったかと思うと、]
───────あふぅ。
[そのまま、後ろ向きにゆっくり倒れるのであった。
どうやら、流れ込んだ大量の力に弱っていた身体の方が持たなかった様だ。]
─中央部・廃墟─
[銃を突き付けた体勢のまま、呟くカルメンの声を聞く。連なる単語に鶸色が細められた]
……悪魔との……契約……?
[表現としてそれが正しいのかまでは知らないが、異様な光景はそれを彷彿とさせて。壊れたように笑う様子には煩わしげに眉根が寄った。何か仕掛けて来るのであれば応じるつもりだったが、一頻り笑った後にカルメンは後ろへと倒れて行く]
執念、なのかしら。
それにしてもアスモデウスだなんて。
お似合いではありますけれど。
[構えていた銃は下ろされ、元のタトゥーへと戻る。もはや動けない様子のカルメンをしばし眺めていたが、唐突に溜息が漏れた]
───あちらもあちらで。
勝てとは申しませんでしたけれど……あの子もなかなかやりますのね。
[チリンと鳴ったイヤリング。オクタヴィアにだけ届いた声は、どこか小さいものだった]
─中央部・廃墟─
[オクタヴィアが推察を呟いている最中のカルメンであるが、]
…………きゅぅ。
[────完全に目を回し、意識不明状態であった。
まあ、放置しておけばそのうち回復すること*だろう*。]
─中央部・廃墟─
[程なくしてカルメンを回収すべく、『遊戯』のスタッフがやってくる。倒れる彼女の息を確認し、生きていると判じると、まずは怪我の治療へと取り掛かった]
その十字架も忘れずに。
彼女自身らしいですから。
[運ぼうとし始めたスタッフに指示を出し、作業の終わりを見届ける]
それで、残ったのはどなた?
………そう、黒耀鴉が。
参加者も、わたくしを含めて3人になりましたのね。
[もう一方については既に聞き及んでいたために、反応したのは残る一つだけ]
いっそ三つ巴でもやれば、愉しめますかしら。
[腕を組み、右手の指を唇へと押し当てながら呟く。1対1で戦った勝者がもう一人と戦うのでも良いが、三つ巴ならば消耗の有利不利もなく、一気に『遊戯』の勝者を決めることが出来る。『遊戯』の歴史においても、三つ巴で戦った記録はそんなに多くない]
────わたくしは辞退する、と言う選択肢もありますのよね。
彼らには事実上の頂上決戦をさせて、下の方達と遊ぶのも悪くありませんわ。
[組織に属する自分が『遊戯』を制しても、と言う考えが浮かぶ。今までの『遊戯』でも、最終局面に残った場合は大抵そうしてきた。今回もそうすべきかと考える]
ともあれ、ひとまずは休息、ですかしら。
[『遊戯』のスタッフも消え、その場に残るのはオクタヴィアのみ。物陰へ移動しようとして、ドレスが裂かれていたことを思い出した。右手でパンッ、と布地を払う。身に纏う全てが影により作られたもの。力を補填されたドレスは斬り痕が消え、元の布地へと戻っていた。唯一、左足首の鈍い痛みだけは、消すことが出来なかったが]
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