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― テレーズ宅 ―
[ゆらり、首を振る。
左の耳朶の飾りが無造作に揺れた。
伸ばし続けた髪も、耳朶の飾りも断ち切れなかった未練。]
いつ終わりがくるかは分からないが
せめて、クレイグに言われた事でもやっておくか。
[テレーズは必要としなかったから
その類の品はこの家には置いていなかったように思う。
辺りを見回して、それから僅かな息を吐き出す。]
――ああ、此処じゃメモも残せないな。
― テレーズ宅前 ―
[ユーリが持っているようなのを聞けば、ほっとしたように頬を緩めて、頷く。
何か言いかけたのだろう。
なんとなくそんな間があったけれど、そういうのは自分にとってよくあることで、
特に聞き返す事はしなかった。]
うん。
レシピ聞く。
クッキー。
[ノクロがお菓子、というのに頷いた。
自分もユーリのところに取りに行くべきかと思ったけれど、
うろうろ、悩んでいるうちに行ってしまった。
ノクロが、ぼんやりしているようだから、そっと、ノクロおにいちゃん、って呼びかけてみて。
でも特に普段から、言葉を多くした覚えがないから、ふるふると首を横にふったりして、時間は過ぎる。
咲く。伝承を知らない、聞いたことはあるのだろうけれど覚えていないミケルには、さっぱりわからないから、首を傾げて。]
[戻ってきたユーリが出してくれた材料をじっと見る。]
……多分。
[すごく曖昧に頷いた。ノクロも見て、多分、と首を傾げて。]
……だいじょうぶ。
[曖昧な言葉は訂正を入れなかったが。なんとかなるだろう、と淡い期待。
ユーリに手を差し出して、持つ、といった動作。]
ありがとう。
コレットおばあちゃんのとこ、いかなきゃ。
― テレーズ宅前 ―
[ノクロは少しぼんやりしていたようにも見えたが、こちらが近付くとすぐに元の様子に戻ったようだった。>>42
袋を覗き込み頷く様子に視線を送る。
ミケルはといえば、こちらの問いには頷いたものの、少し曖昧にも見えた。
こちらに手を差し出す姿に]
大丈夫ですか? 少し重いですけれど。
[一応問いはするものの、大丈夫そうなら任せてしまうつもりだった]
すみません、少し、やらないといけない事があるものですから。
……ああ、そうそう。
[言って、重荷にはならない程度の小箱を差し出す]
クッキー、作るんでしたよね。
良かったらこれ、一緒に飲んでください。
きっと、お菓子に合いますから。
― テレーズ宅前 ―
だいじょうぶ。
[重い、のほうにはしっかりと頷く。
もっていけるよ、と言いたげだ。
やらなきゃいけない事はなんだろうと思ったけれど、尋ねはしない。
色々あるような気がするから。
しっかり受け取って、そして差し出された小箱に、はたりと瞬いて]
……クッキーもってく。ありがとう。
[お礼に、と、まだ出来てもいないものを、プレゼントするつもりであった。]
[任されたので、こっくり深く頷いた。
呼び止めたりはしない。ちゃんと、見送ってから、
ノクロを見て、首を傾げる。
一緒行く?とか
サリィの台車を持ってく?とか
そんな事が色々ぐるぐるして、結局言葉はなかった。]
─ 自宅 ─
ごほっ……ごほっ……。
[身を折って咳き込む。
収まるまで数秒が、長く]
……はやく、
終わって……。
[「死神」への受け入れ方は真逆ながら、
しかし、
誰かと同じことを言って]
― テレーズ宅前 ―
じゃ、……、気を付けてなー。
[また、とユーリに言い掛けて、思考は空回る。
当たり障りなく言い換えてしまって、少しだけ天井を仰いだ]
んじゃ、任されたし行くとしようか。
台車は…、
[どうしようか、一瞬迷う視線はテレーズの家の扉を。
エトが居るその場所を見遣って、
少しの間ならばそのまま置いておいても大丈夫かと]
んー、一旦ここに置かせて貰おう。
コレットのところにおつかい届けたら、俺だけ戻ってくるさ。
[ユーリの言葉に、こくっと頷いて、今度こそ見送る。
両手がふさがっているから、手を振ることはなかったけれど。
それから、ノクロをちょっと見て、うん、と頷いた。]
コレットおばあちゃんとこ、行こう。
……おばあちゃん、消えてない、かなぁ。
[だったらいいなあって、気持ちが滲んだ。
コレットの家の方に、足を踏み出す。]
[目を瞑ればテレーズが其処にいて
いつものように口伝を諳んじる声が聞こえるのではと思う。
隅々まで確かめて、此処に居ないと知れたのに
記憶の中の彼女が伝承を謡う。]
一年に一度廻り来る
寿命を問わず死がもたらされる周期……
天上青が咲くまで終わらない
これ以上誰かの命が刈られるのは見たくないなぁ
[テレーズもクレイグもサリィもミレイユも
未だ知らぬメリルも、消えてほしくなかったと思う。]
― テレーズ宅前 ―
[返される頷きに、笑みと共に同じように頷いて]
よし、行こう。
…んー、こればっかりは、なあ。
[肯定も、否定もできない。
きっと大丈夫だと言うのは簡単だったけれど、したくなかった]
[台車をその場に一時預けて、一路]
― → コレット宅 ―
― →コレット宅 ―
[こくっと頷いてから、ノクロと一緒に、コレットの家へと。
たどり着いたら、ちょっと口を湿らせて。]
コレットおばあちゃん、かってきた。
[声をかけて、屋内へと入る。]
― コレット宅 ―
おじゃましまーす。
[途中からの同伴者だから、敢えてミケルの後ろについて。
屋内に入ればきょろりと見回し]
んーと…、何処だろ。
[こて、と首を傾いだ]
― 道具屋 ―
[休憩中の札をとって店の中に入る。
カウンターの向こう、定位置に腰掛けて
それからクレイグに渡したと同じ紙を取り出した。
滅多に使わぬペンを取り出してしたためはじめる。
特殊な品の仕入れ先。
保管方法に注意点。
得意先に渡す品の置き場所。
店に並ぶ品が誰の作品であるかまで
思いつくままペンを走らせた。]
ないより、マシ、だよな。
こんなことならもっと字の練習しとけばよかった。
[道具屋としてメモをまとめカウンターの隅に置く。]
― 洞窟奥地 ―
[気を付けて、と言ったノクロ>>54に手を振って。
彼らと別れ、洞窟都市を奥へ奥へと進んでいく。
進むにつれ足元の凹凸は増えていき、平坦な道はなくなっていく。
左右には、手や道具を使わなければとても登れないような急斜面も見受けられた]
[居住区から離れたこの辺りは、危険なため近付かないようにと、子供の頃から厳しく言われていた。
大人になってからも、採集を生業とする者以外は、そうそう近付くことのない場所だろう]
ノクロは、よくこういう所登れますよね……。
[崖の上方を見詰め、独り言ちる。
写本に載っていたのと同じ香草が、視線の先に群生していた。
足の掛かる場所はあるから道具を使わずとも登れないことはないだろうが、日頃そう体を動かさない身で出来るものだろうか]
……やるしか、ないでしょうね。
[時間は限られているし、香草茶のレシピに妥協はしたくなかった。
自分に遺せるものがあるとしたら、それくらいしかないのだし、それに]
今度こそ、……約束、果たさないと。
[言って、決意したように最初の手掛かりへ手を伸ばす。
その約束を交わした相手が、もう消えてしまったことは知らぬまま]
[きょろりと見回しながら思いつくままに歩んでいた足がぴたりと止まる]
[声が聞こえた。
確かにこの家に住まう、けれども弱々しくも聞こえる声]
…コレット?
[そろり、キッチンを覗き込めば壁際に座り込む姿が見えて]
っ、!
おい、大丈夫かよ!!
[思わず放り出す腕の荷物。
すぐ傍まで駆け寄れば、膝をつき身体を支えようと
包帯を巻いた右腕を背の方へと差し伸べて]
つっ……
[中盤まで登った辺りで、指先が痛み顔を顰める。
慣れぬ事をしたから、皮が破けてしまったのかもしれない。
しかし、もう飛び降りるにも高過ぎる位置だったから、登り続けるしかないと。
少しずつ、手を伸ばし、足を持ち上げて]
……届い、た。
― コレット宅 ―
[ノクロの問いに、ミケルもまたこてりと首を傾げた。
どこだかはわかっていなかった。
ら、声が聞こえて、こっちかな、って、ノクロを見てから、キッチンへと足を進める。一応、答えだけ先に。]
ミケルだよ。
[そしてキッチンで座り込んでしまっているのを見て、ノクロが駆け寄るのにおくれて、ミケルもまたかけよって、しゃがんだ。視線を合わせるように。]
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