情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
やはりくる、な!
[後方から飛び出してくる人形]
[逆側にいれば位置に入るだけでギリギリ]
[それでもギンと鈍い音が響く]
[力任せに払う]
[「避けて」という言葉と共に人形(大)を回避して風はエルザに襲いかかる
だが、口元を歪ませると]
それくらい……予測がついてないと思った?
[同時、大人形の背から盾を持った隠し腕が現れ、避けようとした風の進路をも阻む
そして、飛び上った隼には人形たち射出]
さあ、来い!人形共!
お前らが感情を持ってんなら、この気持ちも分かるだろう!
もっと。もっともっと楽しもうぜ!
[痛みは、人の体に躊躇をもたらす。
傷は、人の体を鈍らせる。
だが、それはただレナーテの笑みを深くさせ、その動きを軽やかにするのみ。
それは人の理を、ほんの少しだけ超えている証でもあった]
―――。
[レナーテが人形を砕く]
―――。
[レナーテが人形を吹き飛ばす]
―――。
[レナーテが笑い続ける]
……ばっかみてーに、がっちがち。
[出現した盾に、零れたのは呆れたような声。
しかし、それならそれで]
……『止まって』!
[言葉に応じ、風が止む。
その間に、自分は駆け出して]
……『下』!
[短い、声。
数拍の間を置いて、風は人形の足元を掬うよに下から上へと吹き上がる。
天では翼の舞。
狙うものを掻い潜り、引き寄せる乱舞]
[舞い散る紅に眉を顰めている間も、問いの答えを待つ間もない。
飛び出て来た人形に反応し、身を躱そうとしたところでハンスが割り込む]
ああ、もう、だから、
荒事は分野じゃないんだって……っ!
[情けなく悲鳴をあげることはせず、
眼差しはやはり、ゲルダへと注がれた]
こんなの、おかしいじゃない。
皆を楽しませるために――一緒にって、そう思ったのに!
[別の一体が飛び掛ってくる]
[剣を戻す時間は無い][足で蹴り飛ばす]
[長柄武器を持っていた人形はそれを振るいながら後方へ]
[赤い筋が走る]
無理はしなくて、いい!
[再び剣を持つ人形の相手をしながら]
[怯えは見せないエルザに声を投げる]
(ふう、思ったよりもお姉さんに割かないといけない人形が多いですね
げに狂人は恐ろしきかな、とっ!?)
[止まったかと思うと今度は下から足元を掬うような吹き上げ
さすがに耐えられず体勢を崩す大人形]
……本当に多様なことで
[苦々しく呟く]
ははははははははっ!!
[今のレナーテに周囲の喧騒は全て消え去っていた。
今、見えるのは、聞こえるのは、眼前に広がる戦闘。ただそれだけ]
―――……。
[その耳に届いたのは、唸り声。吼える声。猛る声。
人形の相手をしながら、声の出所である魔剣に触れると、それは静かに脈動を繰り返し―――]
お前も、暴れたいか?
久しぶりに暴れたいか?
いいぜ。だが、ゲルダを殺したりするのは無しだ。
ゲルダに傷の残るようなのも無しだ。
他の誰かに被害を与えるようなのも無しだ。
それでもいいなら―――目覚めろっ!!
[レナーテが腰の剣に手をかけ……一瞬で抜き放った]
『天から、地』に!
[体勢を崩す大人形の様子に、再度、風へと呼びかける。
吹き上げた風は、今度は大人形を押さえつけるべく下へと圧力をかけるよに流れ。
普段であれば、ここまでの動きは飛ばせない。
それが出来ているのも、下街の呪術師から受け取った制御具のおかげなのだが]
……ちっ……邪魔、すんなっつーの!
[駆け寄る人形たち。
相手にする余裕は、色々な意味で、ないのだが。
切りかかってくるのをぎりぎりで往なしつつ、走る。
小さな煌めきが腕や脚を傷つけるのも構わず、距離を詰める事に専念した]
[その瞬間―――!!]
[どこか近くで稲光と雷光の音が聞こえた気がした]
[否]
[それは、レナーテの魔剣から迸る稲妻]
[剣の柄から一直線に伸びる、ただ一条の稲妻だった]
―――久しぶり。相棒。
……無理はしてないわ?
落ち着いて話を出来ないのが悔しいだけ。
[ハンスに返す口調は普段通り。
表情に焦りが滲むのは、否めないが]
これが終わったら、護身術の一つでも習おうかしら。
くっ!?
[崩れた所を押さえ込まれ、無力化される大人形
そして、人形たちの攻撃に怯むことなく走り寄るアーベルから距離を取ろうとし]
…………うわぁ。あれはちょっと…………拙いかも
[レナーテの抜いた魔剣の一条の稲妻にぽつりとそう呟く
頬を冷たい汗が流れる]
さて。
こっからは本気だぜ。
久しぶりに「剣士レナーテ」としての力をとくと見ろよ!
[レナーテが剣を振るうたびに、バチバチ!と音が鳴り、人形達がショートしていく]
お。
ちゃんと手加減してるね。偉い偉い。
[魔剣に笑みを見せながら、二撃、三撃と次々に剣をふるい続ける]
[耳を劈く雷鳴。
幻聴かと思った。
片目を瞑り、前方へと視線を投げる]
なぁに、あれ……
[呆然としかけたところへ、前線から抜け出た小さなレギオンが一体]
きゃー!?
[思わず蹴り飛ばした。
制御の甘かったらしいそれはあっさり一撃をくらい、
前線でショートしている別の人形へとぶつかった。]
[大きい人形相手ではこうもいかなかっただろう]
[同時に殺到されなかったのも幸い]
[一体ずつを相手に出来たから]
っ。
[片方の人形の腰にあたる位置に入った一撃]
[体勢の崩れたそれを先程のように蹴り飛ばす]
それならいい。
[一瞬エルザを振り返る余裕が出来た]
[焦る様子に唇だけで笑い]
[すぐに顔を戻すと剣を構えた人形と三度対峙する]
そんな必要はあって欲しくないけどな!
[閃いた雷光には、ちらりと視線を投げるのみ。
ゲルダがそちらに気を取られているなら、それが、好機]
……ハルフェっ!
[天へと向け、声を上げる。
応じるよに、隼は急降下。
狙うのはゲルダ自身──ではなく、その目の前を掠めるように飛ぶ事での、視覚的なフェイント。
それで隙が生じる事を狙って、ゲルダの足元へ向けてスライディングからの蹴りを放つ]
……いい加減、大人しく、しやがれっ!
な!?
[もう一度振り返る]
[けれどエルザもしっかり対応していた]
[隙を突くように突きこんでくる剣を避けられたのは幸運]
[左腕を掠められているから間一髪の悪運かもしれない]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新