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やめ ―――なさいッ。
[彼をこうしてしまったのが
私の重ねていく罪なら]
……ッ
[苦しい。息が詰まる。
それでも―――彼がその手を緩めないのなら
腰に手を伸ばしてレイピアに手を掛けた。]
い、きてる、から。
くるしい、。
いき、てるから。
たの、しい。
いきてる、から、うれしいの。
――死んだら、楽になれるなんて、嘘。
[最後だけ、ようやく声になった]
[きゃあきゃあ騒ぐのは自分の役目ではないから、叫んでしまわないように唇を噛んで。
動ける時にいつでも動けるように冷静にいられるよう努める。ライヒアルトの言葉に頷く。唇を噛んでいるから答えは返せないけど。]
ナターリエは下がれ。
ゲルダと一緒に下がって──。
危ない。
[ゲルダとナターリエを後ろにやや押す形で、彼自身は前に進む。舞い散る白い花が視界を遮り、ハインリヒの手元が隠れる。目の中に飛び込んできた花弁に、片目から生理的な涙が流れ。]
──…ッ
……これは……。
[いばらの舞、白の舞。
何かに呼応するように、何かに揺らぐように。
意思を持つが如き動き。
あり得ない。
過ぎるのは、そんな言葉]
……何かに、反応……いや。
感応でもしてるってのか、こいつら……?
[それが何かは、わからない、けれど]
[それでも現場にたどり着く事は出来る。
真っ紅なのはノーラのワンピースの色。
紅が透ける真白い花弁闇の中、誰かの腕を掴んだ。]
一体…何が?
[問うても返事はもちろんなくて……。
立ち上がって、胸の苦しさがとれてきたのを確認してから……様子を見に行こうと歩き出す。]
……そうだと、したら。
[そうだとしたら、何に。
過ぎる、疑問。
何がこれを起こしているのか。
消えた資料。
黄金と白銀──陽と月を模した薔薇を生み出すための。
それとこれとは関わりあるか、否か。
横道にそれかかる意識、それを現へと引き戻すべく、ふる、と首を振る。
揺れた黒の髪の上、舞い落ちる、白]
[花びらが舞う。少女の眼にそれは映らない。
伸ばした手の先、首を掴む腕に触れる]
だ、め。
だめ。
楽に、なんて、ならなくていいの。
生きるために、私はここに来たんだから。
す、き、だけど、殺されてなんて、あげない。
[バンドに掛かる指を引き離そうと指に触れる。いつか握ってくれた、大きな手]
みんなで…ここを出ると
言ったのは…誰よ、――っ。
[震える手、柄に手を置いたまま止まる。
このまま彼が――なら、私は――。]
私は、…生きるの。
生きたいの…。
[ベアトリーチェの触れる手、握り返すように指先丸めた。
このまま引けば、首輪は外れて少女は石になる。]
[虚ろは少女を見つめたまま、少しだけ哀しげに眸細めて]
[閉じた眸と共に、指は少女のベルトを引き千切るだろう。]
[触れたのは、ベアトリーチェのか細い腕。ハッとして、どこまでも、どこまでも降り積もる白い花を掻き分けようとした。
ハインリヒがベアトリーチェの首を絞めているのか、バンドを外そうとしているのか、それも見えないのだ。
──ハインリヒの首のバンドを。]
[ケホ]
[ケホ]
[ケホ]
[続いた三度のくぐもった咳は、]
[誰かの名を呼ぼうとしていて。]
[それは、背にいる少女には伝わったかもしれない。]
[生きてほしかった。死なないでほしかった。
死にたくない。生きると誓ったばかりなのに。
逃げないといったのに。
どうして彼が自分を殺そうとするのか
判らずに]
や、。
[精一杯の抵抗を試みる]
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