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騎士 ダーヴィッド に 7人が投票した。
ランプ屋 イレーネ に 1人が投票した。
騎士 ダーヴィッド は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、貴族 ミハエル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、職人見習い ユリアン、ランプ屋 イレーネ、未亡人 ノーラ、少女 ベアトリーチェ、青年 アーベル、学生 リディ の 6 名。
…そう言うモノよ…みんな、「もう、大人だから」、って。
小さい頃のように、何でもすぐに転がす、なんてできないもの…
自分の行動には責任を持て。それが…
[言葉を切ると、ぐしゃぐしゃと髪を撫でる感覚に抗わず、視線を落とし…]
ユリアンは…悪い人ではない、って。思ってたけど…
今までの、関係を…壊したく、無かったもの…
嘘の事言われるのも嫌…本当のことを話されて…遠くに行かれるのも、嫌…
だって…同じ、物作りとして…沢山話したし…食事もしたし…
いなくならないで欲しかった…
[その後の言葉にはしばし、躊躇い…小さく]
…うん…
[リディの言葉に、八つ当たりかよ、と呟きながらも手にしていたペンダントを渡し。
それから、一つ、深呼吸を]
んじゃ、いってみますか。
[ふわり。
青年の背に緩く広がるのは銀の翅。
瞳は深い、青銀に。
周囲にこぼれる銀の粒子はやがて柔らかな光球となり、少年を包み込む]
……ちょいと衝撃でけえが、耐えろよ、男なんだから!
[少女の時とは、あまりにも扱いの差が大きい気がするが、それはそれ]
[それとほぼ同時にか。
天から舞い降りる、金の光の珠。
それはしばし、夜空に漂った後、緑の外套をまとった騎士の下へ。
それに合わせるように、銀の光の珠を、広場へと飛ばして]
[金と銀、二色の珠。
空に煌めくそれは、幻想的な螺旋を描き、天へと向かう。
天に開いた、空間の入り口に]
……せえの、っと!
[掛け声一つ。
銀の珠にまとわせておいた力を、弾けさせる。
夜空に銀色の光の粒子が舞い散り──]
大人なら…それでも”そういった”リスクを抱えてでも
率先して動かなきゃ……じゃなかったら、ただ無くすだけ。
…そして起きてしまった事に責任を持つ…
……動かないのは責任を持ちたくない子供の言い分だよ……
[言っている事は厳しいが、口調は穏やかで
ぽふぽふとあやす様にイレーナの頭を撫でながら]
…………でも、そっか…ユリアンをなくすのが怖かったんだな…………
[と、その時…広場の方角に開く窓から
金と銀が空間を照らすのが見える]
……………!!!
[ふぁさり、と。
翅は、開いた時と同じ音を立てて、消え失せる。
同時に失せる、瞳の青銀]
……さて、後は。
結界を破壊する時の力をおとりにして、バカ親父を引きずり出すっ……。
……んで、踏み潰してやらにゃ、気がすまねぇっ!
[踏めるものなのかとか聞かれたら、見ればわかると答えるだろう。
多分、きっと]
『……踏み潰すって。本気?』
[呆れたような、声が問う]
……そのぐらいしてやらにゃ、気ぃすまねぇぞ、アレ。
妖精にとって、最も大きな力……存在の肯定。
……それが、消えた。それも、子供の心から。
色んな意味で、ダメージ、でかいぜ……?
[立ち上がった騎士の低い声]
[それに応えるかの様に、舞い降りて来た金の光]
[静かに見つめる前で、何処からか銀の光も寄り添って、双方はくるりくるりと夜空に吸い込まれ]
[銀の粒子だけを残して]
[光も騎士も初めから無かった様に]
……けど、怒ってたのも本当だもん。
[ぽつりと、呟きながらもユリアンから石を受け取って。
ミハエルを包むようにふわりと広がる銀の光に、
僅かに目を細めながらも、その行く先を見つめる。
すぅ、と。夜空へと銀の光が弾ける様に溶けて。]
…何も考えずに、大人に擦り付ける子供もいるけどね。
[そう言うのにはなりたくないの、と小さく呟き…]
日常を壊すほど、恐い物は…無いわ…
でも…ユリアン次第だから…
あたしの、言える事じゃなかったのかも、ね…
[小さく呟くと…窓の外に見えた光に]
…アレは…?
ユリアンはユリアンで動くから…な。
[窓の外を見つつ…]
…………妖精王の力とユリアンの力が作動した…ようだな。
………………広場か?
[青年はそう言うと、すっと席を立ち広場へと向う]
……ま、普通、怒るわな。
[リディの呟きに、頬を掻く]
俺だって、正直……自分に腹たって仕方ねぇもん。
……護りたいのに。
甘えて……辛い思い、させて……。
[言いつつ、口の端に浮かぶのは、苦笑]
……さて、と。
最後の仕上げ、しねぇと、な……。
[作業台の上の紫水晶を思い返しつつ、*小さな声で呟いて*]
[窓の外を見つめていたが、次第に光はおさまっていき…]
…確かに…そう、見えたけど…
ぁ…待って…
[広場へと向かうアーベルの後を追う]
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