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…あれは。
[見覚えのある影が道の脇から出て来るのが見えた。
小さく瞬いてから、それが自分の知る姿と判断してそちらに歩いて行く]
―広場・噴水傍―
ああ、ちゃんと手に入れてきたよ。
[懐から取り出した紙をチラリと見せる]
議会議事録。当然写しだが。
[すぐ隣まで移動すると他者に聞こえないように声を潜めた]
─広場・噴水傍─
[示された紙を隻眸が見つめ、片眉が軽く上がった]
そいつぁまた。
随分と興味深いもんを持って来たじゃねぇか。
[当然声は相手に合わせ潜められる]
[楽しげに、くく、と喉の奥で笑いが漏れた]
……っと、とりあえず。
[小さく呟き、波長を確かめる]
ん、よし。ズレてない。
[呪術師から受け取った腕輪の影響か。
今までに比べると、疲労は少ないような気がした。
これならラクかな、と思った矢先、肩の隼が一つ、羽ばたいた]
ん……ハルフェ?
[訝るように呟き、相棒の視線を辿ったなら]
あれ……ライヒさん?
[目に入るのは、こちらに近づく修道士の姿]
─大通り─
[少し大きめのキャリーケースを携え、彼女は道を往く
その足取りはしっかりとしたものであり、アルコールの影響はほとんど抜けている様子]
…………詰所を爆破、と言うのも気分がスカッとしそうだけど
『そんなことで』捕まるなんて、馬鹿らしいからねぇ
[あたりに自衛団がいないことをいいことに、相当危ないことを口走っていたりした]
やあ。
[肩の隼、次いで相手がこちらに気付いたらしいのを見てとり、いつものように片手を上げた。
表情にはやや疲れが滲んだかも知れない]
どうしたんだい、こんなところで。
─広場・噴水傍─
ここにあると知れたら拙いだろうけどな。
最初の一回だけと押し切ってきた。
改めて依頼する。
事件の捜査、は既に請け負っているんだろう?
情報の共有と解決の時の被害者の安全確保。
対価は議事内容を含めた俺の得られる情報全て。
足りないのなら後で報酬でも足す。
[紙はまだ掴んだまま]
[真剣な視線が隻眼へと注がれた]
[カヤの反応にくすくすと笑っていたが]
やだなぁ、今回はカヤちゃんに荷が過ぎるから動こうとしてただけ
……『まだ』『今のところは』見捨てたりなんかはしないよ
[笑顔でそう言う]
ゲルダ、荷物おもそうだな。
オレ手伝おうか?
[屋根から大通りが見える。
下に見えたゲルダに、声をかけた。
聞こえた言葉に、一度動きを止めて]
…「まだ」とか言うなよ。
怖ぇだろ。
[むすっと唇を尖らせる様は、年より大分子供じみて居る。]
[疲れの滲む表情に、緩く首を傾げつつ、瞬き一つ]
……なんか、お疲れ?
[浮かんだ疑問をそのまま口にして。
逆に、投げられた問いにはしばしの逡巡。
自分の力の事。
それを他者に不用意に明かすのは得策ではない、というくらいはわかっているから]
んー……ちょっとね。
色々と、足掻いてみた帰り、かな。
─広場・噴水傍─
[こちらを見つめる相手の瞳を隻眸で見返す]
[相手が本気であることは容易に知れた]
[条件を聞きながら咥えた手巻きタバコに火を灯す]
[ぷかりと、薫りの無い文字通りの紫煙が宙へと浮かんだ]
……正確には俺から申し出ただけなんだけどな。
仕事のために。
だがやることは同じだ。
良いぜ、請けてやる。
[被害者の安全確保と言う部分が難しい気がしないでも無いが]
[何とかなるだろうと行商人の依頼を請ける]
その確約として一つ良いことを教えてやろう。
これはお前にも有益な情報だとは思うからな。
[そう言葉を繋げ、一度紫煙を吐き出す]
エリザベートとか言ったか、アーベルの姉は。
あれは事件には関わっていない。
疑う必要のないシロだ。
[一拍の後に青年にも伝えた情報を行商人にも伝えた]
[チラリと上空を見上げ]
別に。魔法で実際よりは軽くしているし
[そして、むすっとした声にはくすくすと笑うと]
ただ、合流するってなら任せるよ
私はこのまま広場へ向かうつもり
…ああ。
ベッティが失踪したと、自衛団から聞いてね。
あの子も元は孤児院の子だからさ。
[眉を下げる。
目の前の青年がその話を既に知っているか、彼には分からない。
それでも探していたのだとは伝わるだろうか]
足掻いて?
…あまり、危ない真似は止めておきなよ。
[何のことだかは当然分かるはずもない。
とは言え簡単な忠告は忘れなかった]
……ああ、そか。
あいつ、孤児院の、だっけ。
[ライヒアルトの言葉に、それを思い出す。
眉を下げる様子に、違和感らしきものは読み取れず]
ベッティが失踪したってのは、俺も、出掛けに噂話で聞いたよ。
ま、だからこそこっちまで出てきたんだけどね。
[言葉自体に、偽りはない。
姿を消す理由に思い至らない者の、失踪。
それと現状を照らし合わせたが故の、選択]
わかってる、けど。
……同じ後悔は、したくないから。
[忠告への答えは、ごく小さな呟き]
―広場・噴水傍―
ありがたい。
これであんたが、となればお手上げになるが。
[少しだけ軽口のように答えながら]
[先に相手から一つ与えられる情報に瞬く]
エルザは関与していない。
そうか。
……何故それを言い切れる?
[思わず安堵の息を零してから怪訝そうな顔で聞き返した]
[ローザという女性について――犯行への関与は見られず]
[自衛団の手段に問題あり――混乱を避ける為にこのまま保護を]
[そんな内容も記されている紙片を改めて渡そうとしながら]
[少女は、屋根の上から広場を見おろしながら
ぽつぽつと小さな呟きをマフラーの中に落とす。]
…―じゃあ今日はオレはしない。
返事来たらすぐに報せるよ。
[そしてぱっと立ち上がり、空を見た。
色とりどりの花弁が風に舞う中、
近く小屋の屋根へと飛び、街灯を伝い、地面へ降り始めた。]
―広場/一角―
[事情聴取、というには場所が悪い。しかし訊く側も話す側も構わず、話は失踪した少女を呼び出した人物――カヤにまで及ぶ]
……カヤちゃんを疑うの?
冗談言わないで!
[初めて声を荒げる]
家族をどうこうするだなんて、出来るはずないでしょう。
わざわざ、自分が疑われるような状況を作る必要があるの?
それに、どうやって攫うっていうの。
一生懸命探していたのを見たでしょう?
ベティちゃんを家に呼んだのだって、きっと、待ちたかったからだわ。
[一転して捲くし立て、大きく息を吸う]
――独りで居ることがどんなに寂しいか、知らないの!
[声が響き渡った。]
まったく、団長の次はベッティとはね。
本当に誘拐なら、何を考えているのか。
[視線は地面に、小さく溜息を吐いた。
噂を聞いたという言葉には一つ頷いたのだが]
同じ?
[小さな呟きは届いたようで、訝しげな顔をする]
─広場・噴水傍─
さっきも言ったろう。
俺は犯罪者に間違えられやすいが、犯罪はしねぇ。
[返すのも軽口]
[紙片を受け取りながら、問われる内容には]
言い切れる伝手がある、と言う事だ。
俺にとって情報は商品だからな。
それに重要なもの程正確さが大事になる。
この情報に偽りはねぇ。
[自分が調べられるとは言わなかった]
[いつも使っている自衛手段とも言えよう]
[それを告げてから紙片に目を通す]
[連なる文字を隻眸でなぞった]
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