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あ、いえ。
[振り返られて、思わず返事に困る]
いや、暑い窓際に人が来るのも、珍しいな、って思っただけです。
[とっさに口走ったのは、こんな一言。
自分の事を棚上げにしているのは、気づかずに]
おーまーえーらーっ、
なんで席取っといてくれねーんだよ!
[学生の話し声の中に、一際大きな声が加わる。
電話を終えて食堂に到着してみれば、席は空いておらず。
それに対する級友はと言えば、先に行けとは言われたが
席を取っておけなんて頼まれなかった、だなんて素知らぬ顔で]
………薄情なヤツらー。
[食事の乗ったトレイを手にしたまま、唇を尖らせて]
君もね。
[マコトは何故言葉に詰まったのだろうとフユは少し思案する。そうして本来の思考とは無関係だが当人には関係のある事柄を思い出すが、それが不意のことだったので思わず言葉に出た。]
嗚呼、マコト君はウミの。
//ショウおかえりー。
……あはは……確かに、俺もそうですけど。
[外が見える方がいいんで、と返して。
出てきた名前に、瞬きをひとつ]
ええ、そうですよ。
[幼馴染です、と。一つ、頷いた]
……いや、結びつかない、と言われても。
[実際そうなんだから、それ以外に言いようがないんだけど、と。
心の奥で小さく呟く。
同時に、こういう所は長姉を思い出させるなあ、とか。
そんなため息もついているけれど。
手持ち無沙汰にも見える様子には、人待ちかな、とやや首を傾げ]
[ひらひらと手を振り見送る級友に舌を出して、空いている席を捜す。
自然と窓側まで近づけば、差し込む強い日差しに眼を眇めて]
うへー、あっつー。
[とは言えど、生憎と他は埋まっていそうだ。
そちらへと歩みを進めて、見慣れた姿をひとつ見つける]
あれ、フユっち…て、珍しー。
[人と話している姿に、思わずぽつりと呟く。
すぐに声をかけなかったのは、朝の出来事があったからか]
/*
リボンの色とかで学年わかったりすんのかな?
と思ったケド、男子の制服は違いなさそうだよなー。
*/
[それにしてもショウの張り上げる声は大きいと、少し眉を顰める。背丈は小さいというのに。]
まあ、適当に仲良くしてやって。
別に私が言うことじゃないけど。
[社交辞令的に言って、なんだかおかしな台詞だとフユは自分自身に対して思う。オレンジジュースのパックについていたストローをはずし、指先で軽く回した。]
珍しい?
[声の主……ショウは意外と近くへ居たようだ。フユは目だけを向けた。]
アンタこそいっつもウザいくらいつるんでるのに珍しい。
邪魔だから座ったら?
//男子は違い無さそうだよね。
//リボン色違いは面白い気がするけど
[いくつか昼食を見繕う。
ちまいし胸も小さい(本人に向かっていうと怒ります)のにドコに入るんだっていう量だ]
ん?あ、もしかしてカレシ?わー、そっかーお昼一緒なんだー
いってらっしゃーい!
[軍団のうちの一人が、食堂の前の、背の高い男についていく。ラブラブだねーとかそういう会話が始まって]
ふぇ?一緒しないのー?
緊張するって、フユせんぱいやさしいよー?
[オトメゴコロなんてわかっちゃない。それでもクラスメートたちは教室に戻ると言って、おいてかれたちまいのはしばらくむぅと考える]
……まいっか!
しゃーないしゃーない。あとで自慢してやろー
[それからドコにいるかなーなんてキョロキョロ]
[チャイムが鳴ると同時に駆け出してゆく生徒、
それよりは少し時間を置いて食堂へと向かう。
昼休みはクラスを越えてグループを作るものも多い。
今日は何となく一人だった]
空いている席は…。
[トレイを手にぐるりと見渡す。
見覚えのある3年生達の傍に数席、余裕があるのを見つけた]
/*
>先輩方
お邪魔してもいいですか?
*/
/*
リボンでみわけるのかなー。青いって言っちゃった
[てへっ]
*/
[それからはじっこの方、窓の方にようやくたどり着いて、
どこか見覚えのある人が立っているのに気づく。
んーんーんー?
その先には、せんぱいと、男の人。
これはカラカうしかないでしょ!とちまいのは思ったかどうか。]
あ。
亘のクラスの生徒会の人だ!
[思い出して声に出た。]
しょーがねーじゃん、
アイツら白状なんだからさー。
まあ、空いてるみたいだし、座らせてもらう。
[いちいち腹を立てても仕方ないと理解したのか、
それとも空腹が勝ったのか、反論もせずに席に着く]
そっちのは知り合い?
[知っている人の傍なら楽だろうと、
人込みを大きく避けてそちらに向かい]
こんにちは、榎本先輩、一ノ瀬先輩。
こちらをお借りしてもいいですか?
[軽く頭を下げてその隣にプレートを置く。
明るい声が響いてきたので、座る前にそちらに目を向けた]
/*
ありがたくお邪魔します。
>学年見分け
母校、中学時代は校章の下に色布付でしたね。
小さい金属章があったので。
…夏服にはなかったのですが(笑)
*/
/*
俺もなかった記憶なんだよな、男子。
上履きとかジャージくらいは色違うかもしんないけどさ。
リボンの色に関しては、女子に任せるぜー。
*/
[見ればその人もせんぱいたちのそばに。
こちらを見るのに、にこーっと笑って、自分もバランスよくトレイを持って近づいた。]
せんぱいお待たせしましたーっ
みんななんか帰っちゃった。教科書もったままっていやだったみたいー?
[にこにこ笑って]
こんにちはー!
[それからちっちゃい男の人。]
……あ、ショウちゃん せんぱいだ!こんにちはー
[思い出した手芸室の近くの調理室。ちゃん、で止まったのはきっと気のせい]
[だいぶ賑やかになって来たなあ、と思いつつ。
知り合い、という問いにややきょとりとしつつ声の主を見やる]
……俺の場合は、知り合いというんでしょうか……?
[間接的には、知り合いと言えるけれど]
/*
色違いの校章、いいですね。
女子のリボンとそろえて、見分ける感じで。
*/
/*
出先だけど覗いたので、一言。
俺の母校は、校内上履きが赤青緑で違った。
中学だと+ジャージと名札色も違った。
…それだけなんだけどね!(邪魔!)
*/
……嫌なら好きにすれば良いじゃない。
[フユはマコトにそっけなく言って、ショウの為に僅かに自分のトレイをずらす。]
別に、知り合いって程じゃないけど。
ルームメイトの幼馴染み。
何か見られてたから少し話しただけ。
[何か見られてた、などと本人の前で言うようなことでも無いのだろうが、フユは特に構わなかった。
ヨウコへ軽く頷く。]
//上履きの色は名案かも知れない。
//青って言ってしまったから、一年青、で良いんじゃない?
…ああ、日月さん。
[見れば隣のクラスのムードメーカーがこちらに。
クラスメイトの妹だとかいう話を聞いたことがあった]
/*
女子はリボンで色分けするのなら、言ったもの勝ちで1年が青になるのかな?(笑)
*/
/*
実際はー高校はブレザーの襟のところに、ローマ数字の1〜3だった、ような。
中学は鞄の帯みたいなのの色も違ったー。あと、台布(?)の色がちがって、やっぱローマ数字の1〜3と、クラスのものがついてたな。ジャージの色も違ったー
*/
[窓際の席で、ぼんやり外を眺めながら、海老ピラフのグリーンピースだけ箸で器用に取り除いている…]
/* あとは、地味だけど…上履きのラインの色とか、ジャージとジャージバックの色とか…*/
いや、別に嫌とは言ってませんけど。
[やっぱり苦手だなあ、と。
そんな事を考えて、ふと遠い目]
/*
ああ、そう言えば、上履きとジャージの色は学年で違った。
色は赤青緑だったかな。
*/
ありがとうございます。
[名前を知らない2年生の先輩へも頭を下げて椅子を引く]
日月さんもこれからお昼なのね。
[元気いっぱいの同級生には小さく笑いかけた]
/*
とりあえず上履きは決定でもよさげですね。
*/
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