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こちらこそ、ツィムトが迷惑掛けたからねェ。
[ミリィの表情に婆も笑って、子供とか、森とか、妖精の輪とかに耳を傾ける。少々不謹慎かもしれないが、婆の目は楽しげに話へ興味を示していた。噂好きの血が騒いでるらしい。
それからエーリッヒを向いて]
なんだい、猫の子の事さァね。
ちゃぁんといい栗を持って来たよゥ。
ツィムトが戻ってきたのと入れ違いに消えちまってたけどねェ。
[まさかマタタビから逃げたとは思わず首を捻り、続けられた言葉に目元を皺だらけにして笑った。美味しそうに食べる様が可愛いから、坊呼ばわりが抜けないのかもしれない]
調べられるなら調べて欲しいかな。
原因わからないと、俺も、すっきりしないしさ。
[表情を崩すさまを眺めながらミリアムに言う]
ああ、でも、診療所の事もあるだろうから、無理はせず。
手伝えることあるんなら、手伝うよ。
[取って来ると駆け出したユリアンを目を細めて見送る]
うんうん、真面目な子だねェ。
磨いたか首輪になったか、出来上がりが楽しみだァ。
[既に聞こえないだろうが丁寧に頭を下げた姿を褒めてから、エーリッヒ達に向き直る。是非とも好物より気になると言う話をじっくり聞かせてもらうつもりだ*]
ああ、ちゃんと約束は果たしたんだ?
[言葉の端に微かに混じる安堵の色]
……消えたって、忙しい奴だな。
どっかに菓子を盗みに行ってたりして。
ヨハナ婆のところに敵うのは、早々ないけど。
[笑みの意味を知ると、ほんの少しだけ憮然とした表情になる。大人ぶろうとしても、老婆の前では特に、子供染みた様子は抜け切らぬらしい]
[結局は立ち話もなんだからとベンチに移動して、お子様二人に駆逐されそうなシュトゥルーデルを食べながら、会話を交えることになる。
頬が緩むのは抑えたつもりでも、*実際にはどうだったのやら*]
[用事があると話の輪から抜け、通りに立ち並ぶ店に入る。
普段、村に出て来ない青年に対してかけられる声の多くは食事の心配。料理が不得手なのは周知の事実だ。焼きたてのパンやミルクを頼むと、大抵はおまけがついて来た]
いいの?
いつも悪いねえ、サンキュ。
[両親を早くに亡くし、祖父をも喪ったという子への同情もあったろう。軽薄な笑みを浮かべる当人が、どう感じているかは分からないが。
暫く店番の女性の話し相手、というより噂の種を探された後、袋を抱え帰途に着く]
[小屋に一度戻り、荷を整理する。
ミルクは主に夜、裏口に置くためのもの。風習を知りながらも祖父が亡くなってからは止めてしまったこと。けれど今日は、祭りの後の出来事を鑑みて。
パンの袋には木漏れ日を受け黄金に煌めく瓶を入れてから、森に赴く。香ばしさに釣られ、ひとかけちぎり、蜂蜜を塗って口に*放り込んだ*]
そういえば不審者みたいなのおれも見たよ。
不審者じゃない気もするけど。
よくわかんないし、忘れてた。
[シュトゥルーデルを頬張りながら、そんな事を告げた。]
[食べる量はそんなに多くない。最初からちゃんと少なくして手をつけたので、問題はないけれど。]
んん、ご馳走様。美味しかった。
エーリ君いってらっしゃい。
あ。
おれもちゃんと、材料貰わないと。食事の。
どっかで夕食つくるの面倒くさいって言ってる人、知らない?
エーリ君とおれの分を貰うのが報酬で、お仕事するんだよ。
これでも十年くらい、んん、もっとかな? 旅してるし、おいしい料理なら作れるからね。
[そんなことを皆に聞いて、どこで食材を貰うか、甘い林檎の香りの中で*考えていた*]
娘ッ子が調べるねェ…。
[ミリィが調べるとかいう話に失礼にも大丈夫なのかという目で見ていたが、エーリッヒが必要なら手伝うらしいので口は出さずおく。どうも婆からは診療所の娘ッ子は危なっかしく見えて仕方ないのだが、動く箒の事を知らないのだから当然だ。それだけ診療所に用が無い、つまりは元気だと言う事なのだが]
あァ、ざっと見ただけだがなかなか粒揃いだったさねェ。
あれならいい渋皮煮を作れるよゥ。
…盗まずにちゃァんと交換条件すればいいのに、困った子さねェ。
おやおや、随分と褒めてくれるじゃないか。
[ティルが約束を守った事に安堵した様子のエーリッヒにそう告げて、珍しい褒め言葉に顔全体をくしゃくしゃにした]
はいよ、お口に合ったなら何よりさァ。
…ユリアンも親方さんも熱い内に食べてくれてるといいんだが。
[美味しかったと言うアーベルに笑って、去るエーリッヒを見送る。ユリアンの消えた店の方を見やってから視線を戻し、問われた内容に首を傾げた]
ァん? なんじゃィ、また夕食をかね?
あいにく今日は出歩いてないので知らないが…茸のシチューなら食べたいもんじゃなァ。あれは量を作らんと味が出ん。
あァ、さすがに二日連続でシチューは坊に気の毒じゃし茸も採ってないから明日以降で当てがなかったら、でいいんじゃがなァ。
おっと、持って来てくれたようだねェ。
ありがとよ、ユリアン。
[肝心の本日の夕食の手助けにはなっていない話をいくらかした所で、戻ってきたユリアンの手元に先程までと違う鋭い視線を向ける。
値踏みする目は年を重ねた分だけ厳しく、示される品に注がれた*]
[魔力を宿した石も持って、向かう先は妖精の環。
くるりと描く円は容易に見つかり、そばで意識を研ぎ澄ませば遠く聴こえる声。力不足で顕現までは出来ずとも、狭間を彷徨う妖精は多い。
取り取りの石を掴み、環の上に掲げる。
蜂蜜を塗ったパンは足許の袋の中]
《聴こえるか、悪戯っ子ども。
せっかくうるさいのがいなくなって、この場所で遊べそうなのに、つまらないだろう?》
[石の煌めきが舞い、響く声。パラパラと散る欠片。
そして甘い匂いに、やって来るのは Nursery Bogies 。
村に眠る宝物の話、用意された御褒美、それに、もしかするとの王の来訪まで。知ったかれらはにわかに騒ぎ出す。
賑やか好きの妖精が自分達の祭りを始めるのはもうすぐ**]
― →店―
[息せき切って店に駆け込んだ。
預けていた品を受け取り、だがすぐには出て行かない。
少し考えた後、部屋の隅にある棚の引き出しを漁る。
ややあって見つけたのは、澄んだ音を立てる硝子の鈴。
以前作っておいたらしいそれに糸を通し、首輪に取り付けた。
ついでに空腹もあったか、台の上に置いてあった籠に手を伸ばした]
[暫く後、少し軽くなった籠を奥に持って行く。
親でもあり師でもある人と2、3言交わし、籠を手渡し。
自分は首輪を手に店を出、元来た道を駆ける]
―広場―
[広場に舞い戻り、息を整えながら、ヨハナに品を渡した。
丁寧に磨いた甲斐あって、表面は滑らかで、石であった時よりも透き通った色に見え。
だが首輪の形そのものは多少歪な部分もあるかも知れない。
流石に、サイズが小さくてツィムトの首が絞まる、などということはないだろうが。
厳しい視線が注がれるのを、こちらもやや緊張した面持ちで*見つめた*]
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