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― 空間のひとつ ―
[睫毛の先が僅かに震え、その奥の水面の色を緩やかに晒す。
周囲を撫でながら幾度か瞬いた瞳は、
少しの困惑のいろを宿して何事も変わらぬ空間の一所に留まった]
……やはり覚えがありませんね。
そもそも私は宿で眠っていた筈なのですが。
[そ、と持ち上げる褐色の指先。
勢い良く振り下ろせば乱された空気が風と成る]
夢と断じるべきでしょうが、この感覚は。
[風を起こした指先を摺り合わせ、再び水面は周囲を巡る。
数多の事象を収めた知識に繋ぐ糸口をと*]
― 何処か ―
[飛ばされた、と言う感覚はあった。
本来なら、そういう外的魔法要因にはある程度の措置はしている、けれど。
師匠の「それ」だけは修練として受けるようにしていた、から。
だけど]
って、あ、れー?
何だ、ここ……こんな風景の所って、初めてなんだけど。
それに……気配って言うか、世界の空気が違うって言うか……えー?何だここ……
[ポケットからいつものメモ帳を取り出して見たものの反応はなく。
つまりは、位置情報が得られないと言うことで]
え…えええ?
ちょ、まっ、俺……もしかして……まよっ、た?
[師匠がそういうミスをするとはとても思えない。
つまり、これはまったく何かのアクシデントで]
……じょーだん、なし、だぞ?
俺は、色々やることがあるんだからなー!!
[かと言って、「迷い人」が元の世界に戻った、と言う記述が殆どないのは事実で。
自分の世界で消えた住人が戻った、と言う話も殆ど記録がなくて。
元々、異界接触自体が稀な世界だから
いまだ、本業「小説家」と言い張る男は、ちょっとばかり途方にくれながら、
とりあえず何かの手掛かりを探そうと歩き出した*]
― 何処か ―
[周囲の様子に気を配りながら歩く。
感じる世界の空気は妙にちりちりと、何処か張り詰めたような色。
似たような気配を、少し前に感じたような気はした、けど]
せめて何か手掛かりがあれば、対策も考えられ……ん?
[誰もいないと思っていた所に聞こえた声>>323
視線を向けるついでに体ごとそちらを向いて]
お、第一村人発見……って訳じゃなさそう?
[向けられた問いに、向こうも自分と同じ立場と察して]
んー、申し訳ないけど、俺も「迷い人」状態なんだ。
ここが何処か、は、俺も考えてる所なんだけど、その様子だとそっちも手掛かりなさげ?
[問いの答えは持っていないからそう返して、相手の様子を伺うように視線を向けて*]
/*
ログ読んで最新まで来て、発言窓が無いのにほんの少し考えて迷わずログインしに行った背後です。
リアクションも少ない辺り寝起き。
欠伸連発なんでまた寝そうな気がする…。
/*
ジャンはおはよう?
>>324アミル
居ながらに調べられるのは便利は便利なんだけどねー。
え?(
真面目な時は真面目だもんな、そちらのお子様たち。
不真面目に期待しておく(
>>325トロイ
ある程度は学習してくれるけど、ねぇ…
ガチった後「しんせん」と入れると「真占」になるのは何とかならんかt
[「しんきょう」が「真狂」も「しんろう」が「真狼」もありまs]
今回は時期的にも買い替え時ではあったよね。
5%と8%の差は大きい。
最初に見たときは本気で焦ったよー>ブルースクリーン
某セキュリティは本気で相性悪かったからなぁ…ブラウザは重くなるし、エラー出るしで。
― 空間のひとつ ―
[掛けた声に身体ごとが此方に向けられる>>329
少しばかりの期待はあっさりと打ち砕かれたけれど、
それでも其処から見えるものはある]
おや。……ふむ、私だけではないとすれば、
此処はそのような空間なのかもしれませんね。
[顎先に軽く指を添え、考える仕草で空間を仰ぐ。
経れば経る程に感じる違和は空間そのものから。
それに此処には他の気配が無さ過ぎる]
偶然とは思い難い。
何らかの意図が有って此処に喚ばれたとも考えられるでしょうか。
喚ばれたとするのなら、何かを満たせば解放されそうなものですが、残念ながら私には思い当たりませんでした。
一欠けでも、ご存知ありませんか?
[返せたのは手掛かりではなくただの推察に終わる。
再びの問いに笑みが添うことは無かった*]
― 何処か ―
[言葉遣いはいつもと変わらない、けれど表情が違うのは、目の前の男にはわからないだろうけれど。
考えるかのような仕草>>334に釣られるように、視線を周囲へと巡らせて]
そういう空間……人を呼び込む場所、って事か。
……こういう状況で出会った、って事は、偶然じゃなさそうだよな。
「全ての事象には何らかの理由が存在する。故に、全ては必然である」
って言葉もあるみたいだし。
[諳んじたのは初歩の魔法書の一節。
何かに喚ばれた、とすれば……?
この空間そのものに感じた、肌を刺すような違和感が、「それ」ならば]
解放の条件……かぁ。
[相手の様子から、向こうも違和感を感じているのはわかったから。
一つ、間を置いて]
そちらさん、さ……誰かと遣り合った事、ある?
あ、要するに、戦うとかそういう方面だけど……
[感じている気配は、何度か感じたことがあるもの、だったから]
この空間、俺達しか居ない筈なのに、妙に…その「闘気」っての?を感じるんだよね……
つまり、あんまり考えたくねーんだけど、ここ、戦場みたいな所なんじゃないかな、って思うんだ、俺。
[言葉で落としたのはそこまで。
それが条件だとはあまり考えたくなかったから。
笑みを消した男に対して此方が向けたのは、口元だけに浮かべた苦笑*]
/*
>>335トロイ
何度か使うと優先されるから、ね……「霊」を違う字のまま落として焦ったことはあったなぁ。
タイミングが重なったから余計だよね、今回。
そういうのは焦るね。
某所じゃないけど、ログインループになるところがあってかなり困る。
そう言えば最近宣伝見なくなったなそのソフト(
>>336アミル
うん、まったく違う事が書いてあって困ることもあるね。
[げるげる つられて首こて]
わんころさん、根が真面目だからー(
大丈夫、真面目な人をひっくり返せる勢いはエラリーにないから、そのまま行くといいよ!
て、普段不真面目なんかい、と一応突っ込む。
/*
……真占は「しんうら」と読んでたので、「しんせん」でピンと来ない人がここに。
[カード人狼とかで???となったとか]
― 空間のひとつ ―
[諳んじられた一節>>338に僅かに水面の瞳を眇める。
似たような言葉は知っている。けれど、]
……なるほど。
[ひとつ、納得したような言葉をぽつと落とす]
[続いた、解放の条件、には凡そ繋がらないような問い掛け。
知らずはたりと目蓋が落ち、再び開かれる。
それから更に紡がれていく推察に、そっと息を吐いて]
……誰か、と表現して良いものかどうかわかりませんが
戦う術なら持っていますよ。
私の世界には人を襲う存在もありますので。
[世界、という言葉を敢えて使ったのが、始めの納得の言葉の理由。
彼の紡いだ一節は自身の世界では周知された言葉ではない。
所詮個人の思いのひとつとされている。だからきっと、異世界の]
ただ、私は魔法を得手としています。
貴方に魔術への耐性がなければ、些か危険が伴うでしょう。
それでもよろしければ、
[ゆるり、細める水面は笑みの形にも、推し量るいろにも]
――此処を、戦場にしてみませんか。
[紡ぐ口元はほんの僅かに弧を描くに似て*]
/*
普段「狼」は「ろう」で出してるから、「労」でうっかり落としたときに
「あんたが「ろう」で変換してるのはわかった」って言われたなぁ。
BBSだと一文字でキャラ表すけど、人によって違うからちょっと戸惑う。
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