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うん、そうする。
少し洗って来ようかな。
[背からかけられる言葉に振り返り、
肯定してから己の足裏を見る。
血痕は避けて歩いたが、土の欠片がこびりついていた]
ラッセル様。
はい、番人の方が流された血を拭っておりました。
いいえ、全てを消すことは出来ませんでしたが。
一人でもここまでは出来ましたので。
[桶を持ったまま頷き、続けて首を横に振った]
水場には湯は置いてありませんでしたが。
必要でしたら沸かしてお持ちいたしましょうか。
それとも浴室があればそちらを?
[クインジーとの会話を耳にして、小首を傾げる]
……戯言だ。気にするな。
[つい、と急に、聲が薄紙一枚ほどの距離遠ざかったような感触]
[それが、波紋のように男と少年の間に拡がった。]
――さあ、今度はおまえが誰か選ぶと良い。
必要ならば俺が手伝ってやろう。
若い娘が良いか?
それとも、食いでのありそうな男が良いか。
何処と無く癇に障るあの酔払いでも良いぞ……。
[それも、次の瞬間には狩りへの期待に満ちた、愉悦の聲に変わったけれども。*]
そっか。お疲れ様。
浴室――
そうだね、そのほうがいいかな。
そう言えば、鏡って見つかったのかな。
[ふと思い出した事項に首を捻った。
昨日の遣り取りは覚えてはおらず、
探していたもう一人の姿は、この場にはない]
気にする。
貴方の言葉は一つだって多く憶えておきたいから。
喩え嘘だとしても、それは、僕の中では真実に成る。
[拡がる波紋に踏み込み遮る壁に手を伸ばす]
[されど、打ち破る迄には至らない]
あ。
[すっかり忘れていた、という様子で小さく口を開けた。
心当たりがあると言っていたナサニエルの方を見たが、彼も今来たばかりでは]
どうでしょう。
昨夜は程良い代用品を見つけることができませんでしたし。
今日はまだシャーロット様にお会いしておりませんから。
[探していたもう一人がイザベラであることは未だ知らず。
少し困惑の混じる表情を浮かべた]
浴室の場所はどなたかご存知でしょうか。
私は存じませんので。
そうだね。
誰が良いかな――
[合わせるようにかれの意識も他へと向いた]
女の人は柔らかいね。
でも、男を狩る方が邪魔が減るかな。
どちらにしろ、抵抗してくれないと詰まらない。
月が昇るまでに、未だ時はあるから。
もう少し、見てみるよ。
[迷う様は遊ぶ相手を選ぶのと大差は無い。
それもまた、愉しみの一つというように、*笑った*]
ラッセル様。
私はこちらを片付けたら、一度厨房の方へ参ります。
浴室が見つからないようでしたら、お湯をご用意致します。
[そう言うとペコリと頭を下げて、水場の方へと*向かった*]
[曖昧なネリーの答えに首を傾ぎ腕を組む]
そう。
何処にもないってことはないと思うのだけれど。
鏡も、もちろん、浴室も。
なかったら、汚いままになってしまうもの。
[疑問を含んだ眼差しを、他の二者に向ける。
浴室の場所と言えばイザベラの方が熟知しているかと。
答えが得られる前に、逸って何処かへ歩み出しそうでは*あったが*]
[ギルバートは、土の中に埋まってゆく番人の身体を、感情の無い目で見つめていた。]
花でも手折って持たせるべきだったか。
――…いいや。花なら腐るほどあるな。
聖書に書かれた弔いの言葉を、誰も掛けることはない。
これはただ――…「隠蔽」の為の埋葬。
皆の目から、悲惨な「死」を隠す為の埋葬。
[番人が完全に「土に返った」のを見守り、しばし男はその場に佇む。]
この男が言うには、まだ「これ」が続くのだろう?
この「惨劇」が。
――『ひどく悲しいものだな』。
[小さく息を吐き、踵を返した。]
俺は中に戻る。
――お疲れ様だな、お互いに。
ん、ああ、お疲れ。
……俺は、少し気晴らしをしてから、戻る。
[ギルバートにはこう返して、城へと戻る背を見送り。
一人きりになると、土の盛り上がりへと蒼氷を向ける]
……は。
ほんとに、最悪だな。
[口をつくのは悪態]
最悪の……当てつけだ。
[死した『番人』に、そんな意図はなかろうとも。
彼に齎された死は、自身には酷い当てつけとも思えていた。
吐き捨てるよに言った後、踵を返す。
向かうは城の外、泉の畔。
取り巻く緋を揺らしつつ、その傍らに膝を突き、左腕を覆う包帯を解いて。
今は空を映す水の内へと、紅に染まる部分を沈めた]
……っつ……。
[冷たさに、思わず短い声が上がる。
微かな痺れめいたものを感じながらもそこを覆う紅を落とし、引き上げた]
……結局、道化でいろ、という事なんだろ?
[問うような呟き。
蒼氷は、紅の下から現れたものへと向く]
護れぬ護り手として、苦しめと。
『いつか』のように。
[『いつか』が、いつであるかは定かではない。
しかし、それは霞の奥に確りとある、記憶]
……大した執念だよ……まったく。
うっとおしいったらありゃしない……。
[低く吐き捨てながら、紅で埋め尽くそうとしていたもの──鮮やか過ぎるほどに紅い、蛇の如き印を睨む。
しばしの空白を経て、ポケットに押し込んでおいた新しい包帯で、紅蛇を覆い隠した]
―玄関ロビー―
[こちらを見るネリーの視線を一瞬、きょとんと見返した後]
[ああ、と思い出し]
鏡…は私に心当たりが。
そうでした。
シャーロットさんと見に行く約束をしていたんでした。
[こんな時にどうでしょうか…と呟き]
[ちらり]
[厭わしげに薄く広く床に残る血痕を一瞥]
[そこから距離を取るように、少し下がる。]
[伝わってくる、玩具を選ぶ子供のように弾んだ、]
[だが、冷徹な狩りの計算も窺える聲]
迷い過ぎて月の出に間に合わぬ羽目にはならないようにしろよ?
俺も適当に見繕ってみよう。
おまえが楽しめそうな獲物を。
[窘めるよりは、却って煽る物言いで笑い返した。]
[思考は長くは続かず、瞼は再び紅紫を解放する。ソファーに座る体勢はそのままに、顔を膝に乗せて視線を窓へと向けた。薄いカーテン越しに緋色が瞳に飛び込んでくる]
…白い花…赤い花…。
白は天咲く喜華<よろこびか>、赤は地を這う悲華<かなしみか>。
……ここには悲しみしかないのかしら。
[呟きは微かなもの。瞳は滅紫へと変じ、窓越しの何かを見つめていた]
[しばらくそうしていると、料理の匂いを纏わせキャロルが広間へとやってくる。場所をとの言葉には何も返さず、視線は窓へと向いたまま]
……緋色しか見えないわ。
…ううん、一つだけ、白が見える、かしら。
[問いに答える声は無感情。呟きにも似たもので、顔を背ける形になっている状態でキャロルにまで聞こえたかは定かでは無い]
[滅紫は濃く、瞳の焦点は合っていなかった]
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