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よー、アリさん。
[アーベルにてしてし挨拶。]
ん?金髪羨ましい?ブリーチとかしてみたらー?
[ニヤニヤ笑いつつ、アーベルの髪の毛をわしゃっと。]
[芝居掛かった様子に、少しきょとんとして]
[相手が照れたように笑うのを見れば、此方も笑う]
ええ、では…
[辺りを見渡して]
[遠く、先程歓声が聞こえたほうを見]
あっちに行ってみません?
[エーリッヒの微笑にも、不機嫌そうな顔]
[賞品を眺めてみても、彼にはどれがよいか解らなかったし、母に聞いても、好きなものを選べと言われるだけだと、思ったから。
少し、考え込むように、手に顎を当てて。
視線を逸らしたところで、金髪の少女の姿を認め]
……ベアトリーチェ。
君はどれか、欲しいものがあるか?
[彼女に声をかける。
どうやら、こないだの礼をする心算らしい]
[青年は金髪軍団を眺める]
[妙齢の女性+中身はあれだが20台中盤+少年+少女]
[脇に控える茶髪の女性はメイドの用な服装]
……ふむ、なかなか絵になるな。
[なんとなく幸せそうな構図に見え目を細める]
「ヴィントは、ユリアンを心配したんだと思います。それに、私も心配だし…だから…その…」
[少女は、初めてまっすぐに彼を見つめた]
「何か、手伝えることがあったら、言ってください。私、森の動物や花とも少しお話できるし、力になれると思います]
[…なことをぼんやり考えて入たら、
エーリッヒにいきなり髪を撫でられ]
………っな!
それは、そこの少年少女だけにしておけ!!
[と、慌てて手を跳ねのける
…人目のある所での行動に若干頬が熱くなる。]
う……。
[心配と言われて、返答に困り。
視線を泳がしたくなるものの、真っ直ぐに見つめる瞳から目を逸らす事はできなくて]
手伝う、って言われても……なぁ。
今抱えてる問題って、ようは俺の家庭事情だし……。
……まあ、無差別に大多数を巻き込む前に、何とかしねーと、とは思ってるけどさ。
[結界張られている時点で、既に遅い、とも言うのだが]
[どれも本当に綺麗だと、溜め息をついて、少女は顔を上げ、ユリアンを見つめる。この美しいかたちを産み出したのは、この人なのだ、と、そう思って]
[笑われるだろうという予想は裏切られず。
更に気恥ずかしくなり少し頬を掻いて]
[では、という言葉に彼女の目線の先を見る]
ああ、では行こうか。
[ひとつ頷いて、歓声のした方へと一歩踏み出す。
女性を先に立たせて人混みを歩くのは躊躇われ常に先を行こうと。
道を間違えそうになれば彼女が止めてくれるだろうと期待して]
「だったら、話相手になるだけ、でも。私じゃ、あまり相談のし甲斐がないかもしれませんけれど」
[少女の心はすでに揺れてはいないようだった。何かを守ると決めた瞳で、微笑む]
[邪魔にならないよう静かに後ろに下がり、主と少女の微笑ましい遣り取りを見守る。
……ついでに金髪と青髪の青年たちの様子も、こちらは別の意味で距離をとって、にこにこと見守っている。]
[ニヤつくエーリッヒの鳩尾に拳を容赦なく叩きこもうと手を握る]
……………………覚悟は出来てるな
[座った目でエーリッヒを見据える]
[見つめられ、何となく、妙な感覚継続。
ランプの灯火が生み出す燐光には、幻惑の効果でもあるのかと。
ふとそんな、らしくない事を考えて]
お菓子……
[子供は、なんだろうと首を傾げる。
それから、はたと思いだした。
あげたものといえば綿菓子しかない。]
ええと……ええと。
でも、僕が、あげたくて、あげたから……
[子供は困ってしまったようだ。]
やだなー、そんな怖い顔することないじゃん〜♪
[へらへら笑いつつ。]
ただねぇ、蟻くん。俺もまー、一応自衛団員よ?
それなりにある程度は、ね?
……えっと……。
[瞬き、一つ。
こんな事を言われたのは多分、初めてで。
……戸惑いはあるけれど、同時に、何だか妙に嬉しくもあり]
ありがと、な。
[短い言葉。それと共に、安堵したような笑みを向けて]
[一つ頷いて]
[少し下がった辺りの位置を保ち、ついて歩く]
ええと…
あ。
[やがて見えて来た一際賑わう屋台に、見知った何人もの姿を見つけた]
そうか…”ある程度”だが覚悟は出来てると言うこと…だな?
[青年は一つなづくと”とんっ”
…と、軽くエーリッヒとの距離を詰めて
握り締めた拳を当初の予定通り、鳩尾を狙い突き出す]
[友情、という言葉を持ったトパーズを手に、少女は微笑む。とても、嬉しそうに]
「いいえ、どうぞよろしく、ユリアン」
[フェーンとは、呼ばなかった。彼女にとっては、彼はユリアンだったから]
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