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魔術……?
[一度目を伏せてからゆるゆると開いて、
大きく書かれた文字を見て呟きを落とす。
天幕の方角の雰囲気が変わったのに気づき、
赤を翻して急ぎ足に中へと入ってゆく。
背の低い少女にはなかなか見えないから、
熊を離さないようしっかり抱きながら、
見え易い位置を求めてゆっくり歩んで。]
[空中に浮かぶステッキや、無限に増えるトランプ、一瞬にして舞台の端から端に移動する少女…次々と演じられる魔術の間も、それは、ひっそりとそこに置かれ、次第に人々の意識を捉え始める]
そう・・・・だね。
本当は少し、見て行きたかったけど。
[立ち上がりながら、賑やかな声のするほうを仰ぎ見る。青年の呟きは聞こえていたか、其方を見はすれど声は掛けない。]
[呼び声になぁ、と鳴いて駆け寄って来た黒猫を、肩に乗せて]
ま、とにかく……。
もう少し、捜して見るか、アーヴァインさん。
……さっき聞いた、ピエロとやらも少し、気になるし……。
[小さく呟く。
ピエロに思うところあるらしいリックには、呆れられるかも知れないが、そうなったら笑って受け流すだろう。
そして、実際にピエロを目の当たりにしたなら、果たしてそれに、*何を思うか*]
あぁ、あれは…。
[ヘンリエッタちゃん、と呟いて、危なっかしくも見える赤い小さな少女を目で追った。]
あ、私、ちょっとヘンリエッタちゃんを見てくるわ。
[その場にいた人たちにはひとこと告げ、天幕へと足を運ぶ。
そっと入り口にいいた団員が開けてくれると、ゆっくりと脚を入る。
観客席をざっと見渡すと、揺れる巻き髪とふわふわのベアが見えた]
[やがて、人々は見るだろう…天鵞絨の闇の下から現れた、きらきらと輝く、氷の柱…そして、真白な霜の帳の向こうにぼんやりとその姿を浮かび上がらせる、銀に彩られた白い姿態を……]
[小さな溜息と共に、その場に居た面々に挨拶を残して。
集団から離れると、ゆるりと広場を一周しようと歩みを進める。
差し出される風船にも、披露する技にも全く目もくれず、
その青の視線は、何かを探すようにそれら団員の顔に*注がれて*]
[夢中で見ていると思われる、ヘンリエッタの邪魔はしないように、とそっと近づいて横にしゃがむ。
が、目は舞台の上の氷の柱に釘付けられる]
[音色の微かに包む舞台に、
きらきらと煌く闇、
下から現れる、
きらきらと輝く光、
その冷たい氷の柱の中には、
――銀に包まれた白の姿。
皆が息を呑んで、
皆の目が吸い寄せられて、
少女もやはり例外ではなくて。]
[キラキラと、いくつもの光を乱反射している透明で銀で白のものに目が吸い寄せられ、離せなくなる。
下から上まで、順にゆっくりと目で追っていき、その美しい顔に目を奪われた時-------]
…っ?!
[氷の柱に沈む美女と、目があった気がして。
思わず息を呑むと、ヘンリエッタの肩をそっと*抱こうと*]
――きゃ、
[急に触れてきたぬくもりに目を瞬かせる。
驚いてしまったのは、
予想外の存在があった事だけでなくて。
彼女が皆に少女の存在を告げていたから、
その場は言い繕って別れたとしても、
幼い目論見はあっさりと失敗する事だろう。
もっとも、少女の思惑通り、
閉園まで上手く隠れていられたとしたって、
*何も見つかることはないのだろうけれど。*]
−ガーシュイン家・回想−
[ハーヴェイがそこを訪れる少し前。
メイドの連絡で緊急の往診に招かれた男は、見覚えのある女性がベットに昏々と眠る姿に茶のレンズの下、目を細める]
これは…?
いえ、まずは診察からですね。失礼します。
[脈を取り、体温を測り、目や舌を見……手順に乗っ取った診察が続けられて。やがて下された診断は――]
――眠っているだけ、のようですね。しかし酷く深い眠りです。
まるで昏睡しているような…魂が抜け出たかのような。
[最後は口ごもるように呟くも、メイドへと向き直り]
…もしや昨日、強く頭を打ったりしてはいませんか?
そうですか、貴女は何もお聞きになっていませんか。
では、シャーロットさんなら何か……おや? 本日はいらっしゃらないのでしょうか。
[不思議そうに周りを見回すも、外で会う時は常に傍にいた娘の姿は眠る母の傍にはなく、メイドは曖昧な表情のまま首を振る]
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