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― 朝方・宿屋 ―
[何時もと寝床が違うのに気がついた娘はゆるゆると身体を起こした。誰かの脚音を感じての目覚めは酷く耳慣れないものだったから。]
…こんなところで眠ってしまったのだね
[皆に見られるよりは好かったと想うことにして上体を起こす。そのままぼうっと腰かけていたが人が降りてくる様子にお早うと挨拶を交わし。半分寝ぼけていたからか、ゼルギウスが出ていくと解るのに少々時間が掛かった。眼を擦る傍ら、欠伸を噛み殺しながら待つ仕種。]
………、ふあっ!?
[刹那、宿の扉を開け放つ自衛団の騒がしさに一気に覚醒を促されて。物々しい様子に怯えながらアーベルが彼らと話しているのを聞き。]
嘘…団長さんが、おじいちゃんが……死……ッ!?
[驚愕の中、娘の翠の眸は、まあるく見開かれて。身の毛がよだち肌が泡立つ感覚を覚えていた。]
ヴァイス、今どこ?
…大丈夫?怪我なんかしてない?
[食堂の椅子に腰掛けたまま、まずは傍にいない夫にコエをかける。
宿屋で騒ぎになっていたし、外で騒ぎに巻き込まれてはいないかと。
コエには身を案じる色が含まれた。]
─詰め所傍─
[いつもは妻と繋がっている手で、
今は襟足から伸びる金糸が掛かる華奢な肩を抱く。
自衛団からすれば、要領を得ない言葉の羅列を紡ぐ男は、
赤毛の彼と大差ないのかも知れず……―――。]
あっ……―――
[業を煮やした自衛団の一人の手が、白銀を引いた。
それでも、少年を庇う手を離すことはなく]
だって、私はミハエル君が人狼でないと識っているのだもの。
識る手段があると謂えば、開放してくれますか?
[人外にも見える紅の眼で、真っ直ぐに髪引く人を見詰めれば
相手はたじろんだか、風に幾許かの銀糸が攫われながらも、開放を得た。
ようやっと、困惑を残すままの翡翠に腰を落とし紅玉を合わせると、
ただ、静かに安心させるように微笑んで告げる。]
私は、ミハエル君の無実を識っているよ。
ラピスラズリの精霊が教えてくれるのだといったら、
君は信じてくれる?
[語る内容は、言葉の調子は、まるで子どものお伽噺。]
ごめんね。
私も護るものがあるから、直ぐには言い出せなかったんだ。
[けれど、ミハエルの頭を撫でようとするは、
親が子を想うに似た雰囲気を醸し出す。
子どものまま大人になったかのようなアンバランスさを湛えた男は、手をミハエルに差し出す。]
取り合えず、宿に一緒に行かない?
君が望むなら、君の身の潔白は、私が皆に伝えるから。
[その手は取られたか否か。
ざぁっと風が、ゼルギウスの白銀の髪を遊んで去っていった。]
嘘だ…!!!
おじいちゃんが殺されるだなんて…!!!
[声を半ば荒げて自衛団員に問いかける。
けれども彼らの態度は置くすことなく鋭い物で。]
嘘だよ… そんなの、嘘だよ…っ
[娘はへなりと眉を寄せ、じわりと目尻に泪を浮かべる。
娘の様子が過剰な物だと気がついたのはどれ程居たのか――]
っっ、ふ、う……っ
おじいちゃん………
[暫くは泪に手が泣きぬれて。手首の処置もくしゃくしゃになりつつあった。]
あ。おはようグラォ。よく寝れた?
[聴こえた妻の声に、緊張感なく返す。]
えっと、今は、詰所の近くだよ。
怪我は……―――してないよ。うん。
[髪の毛が行く筋か抜けたのは、きっと怪我の内に入らないと。
そもそも、妻を不安がらせることは言いたくはない。]
なんだか、ギュン様食べちゃったの、逆効果だった、みたい?
[けれど、そこは隠しようがない事実なので、
どうしようか?と尋ねるような口調で、2人へと問いかけた。]
[自衛団長の事を聞き驚くイレーネとゲルダ。
案じるような眼差しを送るを送れば気づいた事が一つ。
イレーネの傍に寄り添うように居るはずのゼルギウスの姿が無い]
……未だ寝てんのか。
[呟きは小さく零れたからゲルダの嗚咽に掻き消される。
手首を手当てした跡が崩れゆくのが見えたが
泣きたい時は気の済むまで泣かせてやろうという思いからか
何かを言うことは無かった]
[コエが届けば、ようやく安心したようにホッと息を付いた。
怪我の確認の前に空いた間に、多少訝しいものを感じるが、
声色は安定しているようなので、問わずにおいた。]
ん……みたいね。
[逆効果、にはこちらで幼馴染らに簡単に説明を受けた事と、
雰囲気を感じ取れば知れた。]
谷に捨てればよかったかしら。
……ううん、意味はないわね。
[どのみち、こちらに今と同じ程度の嫌疑が向けられる事に変わりは無いだろう。
ふぅ、と内心ではため息を零した。]
リヒト、これからどうしましょうか?
[さてこちらにもいくつか提案はあるが、
先ずは同胞に、どうするか尋ねてみた。]
─詰め所傍─
[笑みと共に紅玉が翡翠に合わさる]
……え?
もしかして…ゼルギウスは、見つけることが…出来るの、か?
[伝承に語られる占い師。
不可思議な力で人狼を探しだすことが出来る者についてが脳裏を過った。
驚きを見せたまま、ゼルギウスの手が頭を撫でる。
差し出された手には無意識に自分の手を重ねていた]
ま、待って!
君が見極めることが出来ると言うなら…。
……皆に伝えるのは、危険だ。
探されまいと、君が人狼に襲われてしまう──!
自衛団長の、ように…。
[慌てるような制止の声は紡ぐにつれて徐々に語気を失い。
見上げていた翡翠は揺れ、視線が地へと落ちた]
[ヴァイスルヴの聲を聞けば何処に居たか知る事となり
ゆると微かに頷くような仕草をする]
統率が無くなればと思ったが……
想像以上に教育されてやがる。
[グラォシルヴの問いが重なれば思案するような間があいた]
………そうさな。
自衛団の奴等が諦めるまで
邪魔な奴等を喰らってやれば良い。
橋と崖が崩れて今は山を降りるのも難しい。
[身重の同胞とその伴侶たるヴァイスルヴを連れて
難所を越えるのはきついだろう。
山を抜ける事は今は考えず立ち向かう旨を伝える]
─詰め所傍─
[重なる手と手。
いつもと違う温もりに、つっと紅は細くなる。]
うん、そうだね……―――。
だから、謂わなかったのはあるよ。
[翡翠が地に落ちれば、良い子と繋いでないほうの手が
再度ミハエルの頭を撫でる。]
でも、子どもの君が、こんな風に疑われるのは
みていられないもの。
お父さんになる身としては、ね。
そうだ、ね。皆に言うのが拙いと想ってくれるなら
君が信じたい人には、謂っても良いよ。
それで、ミハエル君が、安心できるといいな。
[妻が不安を見せるときするように、繋いだ手にきゅっと力を込めた。]
ん。子どもに本気で詰め寄るくらいには
教育されてるみたいだから……―――。
[それを教育というかはともかく。
逃げるのは難しそうと、同意を示しながら
父となる身として、僅かの嫌悪のような感情を声に滲ませるも]
あ、ミハエル君にね、私、占い師だよって言ったんだ。
君は人狼じゃないの知ってるて謂ったら信じてくれたみたい。
もし、なにか、そのことが役に立ちそうなら利用してね?
[狂人の性か、
真反対にミハエルを売るような言葉を無邪気に紡いだ。]
うん……自衛団に従って、毎日誰かを差し出しながら、
一人ずつ、喰らって行きましょう。
[思うように走れない身では、いくら人を超えた身体能力を有していても、
追いつかれる可能性は多分にある。ヴァイスが居ればなおの事。
立ち向かう旨の同胞には、同意するように頷いた。]
それに、日が経てば橋と岸は通れるようになるかもしれない。
[それとも騒ぎが収まるまで、復旧作業は止められるだろうか?
流石にそうはしないだろうと思っているが。]
あそこが抜けられれば、山を越えるよりはきっと楽に村を出られるわ。
[ゲルダが蹲るのが見えると僅かに迷うような素振り。
彼女の幼馴染たちが来るまではと思い
ゲルダの傍らに立てばあやすように軽く頭を撫で遣る]
泣きたい時は思いっきり泣けば良い。
[届くか届かないかの声を乗せて吐息を零した**]
─詰め所傍─
[ゼルギウスの手が再び頭を撫でる。
地面に視線を落したまま、紡がれる言葉を聞き。
信じたい人には──、と言われると、ゆっくりとした動作で顔を持ち上げた]
───分かった。
[翡翠がゼルギウスを捉え、紡がれた言葉にこくりと頷く。
繋いだ手にかかる力。
それに応じるように、承諾の意味も込めて軽く手に力を込めた]
……宿屋に行こう。
皆にも団長のことを報せないと。
[自衛団員達が報せに行ったことはまだ知らず。
そうゼルギウスに告げて、宿屋へと*向かおうと*]
―詰所傍―
[また再び、翡翠が紅玉を捕らえる。
判ったと、頷く姿に、昨夜のことを思い出したゼルギウスは]
あ。ミハエル君にも、信じたい人できたんだね。
[本当に嬉しそうに頬を緩めて微笑んだ。
繋いだ手に承諾を示す力が加わると、ゆっくりと立ち上がる。]
うん。そうだね。皆に知らせなきゃ。
けど、やっぱりミハエル君ってしっかりしてるなぁ。
[会話はミハエルの方が年嵩のように。
立ち姿はゼルギウスが年嵩なのは当り前だが。
金と銀。年齢的にも若干の無理を感じさせつつも、
それでもまるで親子のように連なって*宿屋へ*]
容赦なし、って事ね……。
[子供に詰め寄った、と聞けば零れる。耳にいい話ではない為に。
それから占い師の件に関しては、少しコエを固くし]
ん……わかったわ。
ミハエル君がゼルを信じてくれたのなら、よかった。
[信用された事をきけば、それは和らいだ。
少なくとも早々に彼が夫の敵に回る事はないだろうから。
夫の邪気無きコエに、自然と狼の妻の表情は緩んだ。
愛おしげに、楽しげに。]
でも本当に…気をつけてね。
[だけど最後には、やはり念押すように想うコエを伝えておいた。]
難儀な奴らだな。
[ヴァイスルヴの言に渋い表情。
それは自衛団に向けてのものではあるが]
……そうか。
ミハエルに告げたか。
ヴァイスの助けを無にはしないさ。
[状況を知ればゆると頷く]
其れを知る者が他に居るならミハエルを喰えば
ヴァイスの信が上がるか。
だが――…、……。
[未だ早いかと思案するような間]
自衛団に差し出すのは赤毛の男が無難だろうな。
この村の者ではないし
何処から来たとも知れない。
会話さえ成り立たねぇでやがる。
[グラォシルヴにはそんな呟きを漏らす。
喰らう相手は未だ浮かばぬのか其れには触れず]
そうだな。
あの道が使えるようになれば容易く村を出れる。
機を待つこととしよう。
喰らい抵抗するのはその時間を稼ぐ為と思えば良い。
そもそも知っている人が、まだ少ないでしょうしね。
[だとしたら、ミハエルを喰っても利は薄いかもしれないと。]
……後は能力者、かしら。
占い師、霊能者、守護者。
クロエちゃんは、霊能者なのよね……
クロエちゃん、律儀に皆に言って回っていたし。
[そこもまた、喰うに十分な理由になるだろうかと呟いた。]
―回想・昨夜眠る前―
[素で抜けたらしい一句>>*53をリヒトは気には止めなかった]
柔らかくて良い匂いがするからな。
好きだぜ。
[狩りで食欲と獣欲を満たしていたのも事実。
子を残す為ではなく欲を満たすだけの行為。
情を通わせる深い仲の者はいない。
人の世で浮いた話が無いのは修道士という立場を重んじての事]
……如何だかな。
記憶にねぇなら案外流れの奴が喰らったのかも知れねぇぜ。
[覚えのなさそうな同胞にそんな言葉を向けて
その話題を切り上げた]
―回想・了―
ああ、あの人……良く分からなくて苦手なのよね……。
[あからさまに危険人物すぎて、全く近づいてない赤毛の男の印象は、
思った以上に周囲にも悪いようなので、始めの生贄は容易く決まると思った。
時間稼ぎには、同意するような意識を向け。]
ん…もう少し、考えましょうか。誰を襲うかは。
クロエちゃん以外の能力者のことは、まだ何も分っていないし…
一日に数人襲うのは難しいでしょうから。
[狭く限られた中で、機を見ながら狩りをしなければならない為
例え二人でも、多数を狙うのは避けた方がいいよねと囁いた。]
だな。
それに俺は子供より女の肉の方が良い。
[クロエの名が同胞の口から紡がれれば
嗚呼、と思案するような聲]
それも悪くはねぇな。
ただ、守護者が居るなら……
クロエの話を聞き守る可能性もある。
[懸念を口にし、如何するかな、と呟いた]
あ、そっか。
[ほぼ全員に知れたとなると、
守護者が居た時、その護衛の可能性もあるのを失念していた。]
……あの赤毛さんが守護者や占い師だなんて、
都合のいい話は期待しない方が良いでしょうしね……
[ふぅっと小さく溜息を。]
自衛団の連中も赤毛の奴には手を焼いてそうだ。
いっそあっちで何とかしてくれっと楽なんだがな。
[赤毛の男が自衛団員に連行されるのを見ていたから
そんな希望が漏れるが実際如何なるか知れない]
一日に一人が無難だな。
それ以上は喰いきれねぇし。
[同胞に同意の頷きを向けて]
誰を襲うか、か。
ブリジットやベッティあたりも美味そうかとは思うが
そうだな、もう流れを見てからでも遅くはない。
赤毛が守護者や占い師、か。
それだとかなり楽ではあるんだがな。
[あの調子では名乗り出たとしても
信用を得るのは難しいだろう]
ヴァイスの言葉をあっさり信じたミハエルも
占い師ではなさそうだし。
[人狼と人間との戦いは始まったばかり。
未だ序章と思えば次の狩りもしくじる訳にはいかず
リヒトは慎重な態度を見せた**]
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