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俺は最後までとっておく性質だな。
その代わり最後までしっかりと大事にとっておく。
じっくりとまった分だけ、望んだ分だけ満たされたときに快感は大きい…。
[陶酔を含む言葉]
俺は今までそうして楽しんできた、満たしてきた。
[撫でる手が心地いいのか、密やかに瞼を下ろす]
でも、うん。
きっとそれは、もう無理なんだね。哀しいけれど。
[手の温もりに落ち着いたのか。
零れるのは、普段に良く似た抑揚の乏しい響き]
追い払う以前に、何も来ないと思うな。
[ぽつり、軽口にも何処か真面目に返してみせる]
そうだね。あたしたちの中に、人狼が居るのだもの。
疑われて殺される可能性だって、あるのね。
人狼に殺されるだけでは無くて。
…。
[わたしらしく。生き延びる。]
[わたしはじー…とおばあさまの瞳を見つめ]
[最後に、こっくりと頷いた。]
[そして、ばふっとそのお腹に抱きついて、顔をうずめる。]
中/
はずだ〜の表現はいいな。
後は村側の反応と流れにまかせてだな。
頼りになる妹が3人もいてお兄ちゃんはうれしいな(なでなで
あらあらまあまあ。
[ベアトリーチェに抱きつかれると、嬉しそうに老婆は微笑む。
そして、その頭を優しく撫でて、ベアトリーチェに顔を近づけると、老婆がベアトリーチェだけに届く小さな声で呟いた]
……生き延びるためならば、なんでも利用なさい。
それが、私の命であっても、ね。
[老婆は微笑む。いつものように]
[表には自衛団員がいるだろう。もしかしたら彼も。
一騒ぎ起こした直後に顔を合わせるのは流石に避けたく。
人の気配のある洗面所、物置の前を通り抜けて、裏口へと]
[戸を叩く音と、気配。
最後の一音の直後に、ゆっくりとそちらを振り返り]
……大したもんじゃないさ。
[簡単な感想には、短い答え。
続いた問いには]
一応、基礎だけは習ったが。
……後は、独学だ。
ヨハナさんか?
何かをしってる節がありそうだが、そうか。
もしかしたら俺達に味方をしてくれる……、
とはちょっと考えすぎか?
[ベアトリーチェの安堵の声が聞こえれば自然と笑みを漏らす]
なるようになるさ、きっとな。
たとえ100の幸せの無理だとしてもな。
[その言葉の意味することは……、
ゲルダの頭を撫でるままに]
そうか、お兄ちゃんはてっきり男の引く手数多なのかと思ったんだが。
[ゼルギウスのこないだの返答からも、ゲルダに人気があることは伺い知れて]
二人そろって謙虚なことだな。
[自然と笑みがこぼれる、
が急にまじめな表情になり]
俺は正直、姿の見えない話題の人狼なんかより今ははっきりと見て取れる人の悪意が、殺意の方が怖いね。
[それは傭兵として、時には極限におかれた人の様など、
さまざまなことを見てきた者の言葉として重みがあったであろう]
中/
そして、きっとベアトリーチェがゲルダを追いかけて、
ゲルダが俺の部屋に逃げ込んできて助けてお兄ちゃんみたいな二択せまられてとか…、
後半その可能性も考えておかないといけないな。(なでなで
例え、世界中の人間に疑われても、私だけは、最後まで貴方の味方をしてあげますからね。
だから、不安にならないで。
だから、笑っていて。
愛しき―――我が子供達。
[もう一度強くベアトリーチェの体を抱きしめ、老婆はずっと*笑みを浮かべていた*]
[当然だが、そちらにも自衛団員はいた。
けれど一人だけ。期待通り彼ではなかった。
睨まれはしたけれど、肩を竦めただけでそのまま外に出る]
風に当たるだけだ。あとこれ。
[ポケットから取り出した箱を見せる。
建物からは離れず少し歩き、壁に寄りかかると中身を取り出した]
[しばらくじっとして居た後、思い出したかのように流しに向き直る]
[ゆっくりな動きで置きっ放しだった食器を、カチャカチャと音を立てながら洗い始めた]
……彼は覚悟を決めた、んだろうな。
誰が人狼であっても、手を下すことに迷わないと。
[自分はどうなのだろうか]
[親しき者] [護りたいと思った者]
[それらが滅すべき相手と知った時]
[その覚悟は出来るのだろうか]
……どうなんだろう、な。
100の幸せの無理?
[言葉の意味が掴めずに、鸚鵡返しに問うて]
だって、そもそもずうっと村に居るから。
同年代の人自体少ないし。
それに…、うん?
[年長者に可愛がられている自覚は多少なりあるが。
それは別物だろうと。
言いかけた言の葉を切り、二人ということの意味を考える。
告げられる重みの有る言葉に、頷くものの、ぽつりと]
うん。でも。
それで大好きな人たちを疑うしかなくなるのも、怖いよ。
そうなのか。
だとしたら、才能があるんだろうな。
…こんな時なのに、耳に心地よかった。
[素直に賞賛を述べ、ややあってピアノに近づいた。
古いピアノ。全く知らないものではない。
昔、ずっと昔の子供の頃、集会場にもぐりこんで、このあたりで遊んだ記憶が思い出される。その時は皆一緒だった。]
…何故、こんな今に人狼騒ぎ、なんだろうな。
[ぽつりと呟く。]
ベアトリーチェは察しがいいな。
[やさしく、自分の仲間へと向けられる言葉]
可愛い妹がもう一人できたみたいだ。
愛称で呼んでやった方がいいか?
[やわらかい親愛の意を含めた言葉]
[冷たい水で食器を洗い終え]
[冷えた手を擦り合わせながら広間へと戻る]
[人がちらほら残る中にベアトリーチェの姿を見つけ]
[ホッと安堵の息を漏らした]
[同時にヨハナに抱きついている様子に小さな笑みが零れる]
[そこだけ、平和なように見えた]
昔……ピアノ好きな奴が、いてな。
自分は下手だから、機会があると俺に弾け俺に弾けうるさくて。
それで、多少マシになっただけの事だ。
[賞賛に、小さく息を吐きつつこう返し。
また、違う音を重ねてゆく]
こんな今に、か……。
教会の連中であれば、それこそ神の下した試練、だとか言うんだろうが。
それで済まされちゃ、かなわん、な。
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