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[少女はルーサーの言葉に、静かに頷いた――]
知ってます。人の弱さも…。
そして――人の愚かさも…。
だけどっ…神父様に頼りきりなんて…不条理すぎて……神父様だって同じ――
[と、そこまで言って口を噤む。人と言い切れないのは己の弱さか――?]
[軽い自問自答。そして首を振る。
信じると決めた――。目の前の彼がたとえどんなだろうと、自分だけは彼の事を信じると――
そう決意をして。少女は再び口を開く――]
――同じ…人間なのに…。
[はらり――]
[金糸が頬を伝い――]
[少女は改めて自分の無力さに、歯痒い思いを抱く――]
―一階・厨房―
[ 灰皿を片手に厨房へと入ろうとすれば緑のお下げ髪の少女の姿。僅かに表情が暗い様に見えたのは気の所為だろうか。]
今晩和。
[ 然れども普段と変わらぬ声――先日武器庫で顔を合わせた時のように――で、]
済みません、少々使わせて頂きますね。
[少女の挙動を見ていたのかいないのか、解らぬ様子で中へと入る。]
[手の中に、硬い感触を得た途端、膨れ上がった感情に名を付けるのは難しくて。ただ、考えるよりも先に身体が動いて。]
………ぅわぁーーーーっ!
[何処にいるのか、確信などなかったけれど。
あの部屋にいなかったから――広間を目指して、駆け出した。]
…………!…………!……!!
[叫んで駆け出して行く][少年に咄嗟に反応できず]
[声を掛けようとする仕草][しかし]
[言葉は出ず][喘ぎが喉を]
[
――ッ
…ああ、……こんばんは。
[弾かれたように顔を上げて、青年の姿を見ればいつもの如く会釈を。
声は聞かれただろうか?
鍋をかけていた火を止める。南瓜の甘い香りが仄かに香った]
−→広間−
[――飛び込んだ、その場所に”あいつ”はいた。
お姉さんは死んだのに、生きて。にやっと笑みさえ浮かべて。]
……なんで! なんであんたがっ!
[感情のままに、叫んで。身体ごと、ぶつかっていく。]
[ルーサーの言葉に、少女は――]
どうして…?
どうして大人は…皆…生き急いてしまうの?
――父のように…母のように…。
[そう呟くと、少女は天を仰ぎ――]
あぁ神様。
私は――
神父様と一緒に生きて……
この屋敷から出たいのに。それすら――
願ってはいけないことなのでしょうか…。
[涙を拭わずに――]
[そっと呟いた]
ええ、行きましょうか。ナサニエルさん。
あのメンバーの中に人狼が何人いるのかと考えるとぞっとしないけれど、ね。
[大仰に肩を竦めながら。]
私も、それは同じなのですよ。
生きて、貴方と共にいたい。
……けれど、罪深き私には。過ぎた願いなのでしょうね。
[意味深に笑ってから、ウェンディを連れて広間へ。]
[ 驚いた様子のネリーに瞬くも、青年の顔に浮かぶのは柔らかな微笑。会釈を返せば鼻腔を擽る香りに僅か目を細め、]
好い香りですね。何時も有難う御座います。
[然う声を掛けて、少女の横を通り過ぎれば灰皿の中身を塵袋の中に捨てる。]
-肖像画前-
[蝋燭の光ではなく、太陽の光のもとで見る肖像画は無惨に額を打ち抜かれている。
歪んだ笑顔を汚す、僅かな血痕。
人狼の血も、赤いのだ。
ヘンリエッタは眩しげに目を細めると、扉を開けて外に出た。]
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