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んふふふ、いーらない(べー)
あんまりわたしにかまけちゃ駄目だよマテウス。
本気になってる女の子と話してる裏で、別の子を口説くような男は、いつか刺されちゃうんだから。
ふふふっ
[勝手に一方的に言って、念話を切る。]
[いきなり念話を再接続。]
あ。
ねぇ、わたしいい事考えちゃった。
人間同士で、殺し合いさせてみるの。
今夜、見ててね。
[また一方的に話して、切ってしまった。]
[ゲルダの鸚鵡返しに]
ああ、そんな言い方したか俺?
難しいこと言おうとするもんじゃないな。
100の幸せが無理でもだな。
[気恥ずかしそうに笑い、言い直して]
ああ、ナターリエも同じようなことを前に言っていたなと思ってな。
[ゲルダのをやさしく見つめると頭をぽんぽんと叩いて]
なら、できる限り信じられる人たちを信じることからはじめるのもありなんじゃないか?
俺でよければできるかぎりは力になるぞ。
[そして冗談めかすように笑いかけて]
もっとも、お兄ちゃんなら大丈夫ってなんでもかんでも信用されすぎても困るけどな。
ライは最初からああで。あの人と同じようで。
俺の名を挙げたイヴァンは、演技してるように見えなかった。
俺に見えてるのは、その程度でしかないよな。
[声に出して思考を纏めようとする
翻せば、それは他の者は等しく疑わしいということ。
なのに疑えない相手の顔が浮かび、その先は続かなかった。
唇に走る小さな痛み。思い出す先ほどの感触]
はぁ。
[吐き出した煙は、重たくその場に*漂っていた*]
一応褒めたつもりなんだが。
あまり嬉しくないようだな。
[褒め言葉を良しとしないような態度に、やや怪訝そうにするも。
友人を語る言葉に、微かに笑んだ。]
仲の良い友だったんだな。
[そうして紡がれていく音に再び耳を傾け。]
神、か。
私にとっては人狼も神も同じようなモノだが。
どちらも架空に近い物。
[教会と関わりが深いが、信徒ではない為の発言か。]
違いがあるとすれば、神は人に必要だという事くらいか。
無ければ…色々なものが荒れる。
逆に人狼は、居ればこそ荒れる。
……ああ。
同じ境遇で。同じ場所で。一緒に、育った。
……兄弟みたいなもんだった……な。
[思い出しつつ、呟く。
過去形の言葉、それが意味する所は伝わるか。
どちらも架空に近い、という評には一つ、息を吐いて]
……同列に、置くなよ。
神は、姿はなくとも、心の……想いや、願いの拠り所となる。
人狼は……現実に姿を持ち、生命を散らす。
大分、違うぜ?
[気恥ずかしそうなマテウスの様子に、ふふ、と小さく声を出して笑む]
100が無理でも。1つくらい。
あたしにも護れる幸せ、あるかな。
[頭を持ち上げて、自分の掌を見る。
白く、華奢で。
仕事ゆえに少しだけかさついて、過去の火傷痕のある、そんな掌]
ナターリエも?
……ナターリエ、気付いてないだけとか、ありそう。
[全く以て、自分の事は棚に上げた]
うん。そう言ってもらえるの、嬉しい。
えっと…それなら一つだけ頼みたいことが――、
[躊躇いながら言いかけた事は、続いた冗談めいた言葉に途切れる]
ううん、やっぱりいい。
きっとゲルダにも何かしらあるさ。
じゃなきゃ、生きてる楽しみもなにもないだろう。
[自分のことを棚に上げる様子に苦笑をもらして]
これは、二人の結婚はまだまだ先の話なのかねぇ…。
[多少なりとも妹分二人の将来を案じたりとか]
いいのか?
頼みごとあるんだろう?
[途切れた言葉に首をかしげ]
それとも、俺には言いにくいことか?
[暖炉の傍に陣取り、冷えた手を翳す]
[パチパチと爆ぜる薪]
[ぼんやりと、その様子を眺める]
(誰が人狼かなんて分かりゃしない。
今出来るのは、身を護ること、だろうか)
[ぼんやりとしながらも思考は巡り]
[紅く燃える炎は、瞳に映り真紅と同化した]
…そう。
[過去を示す言葉の意味する所はすぐ察せ。
かの友について、それ以上は言わなかった。]
それでも過ぎれば毒ともなるしな、神という存在は。
[それは神に妄信し、狂える人を間近に見た為の感想だった。]
…と、話がずれたな。
ああ、そうか。
実際に見た、ことがあるんだったな。
[マテウスから昨日、そんな話は聞いていた為。]
…今更人狼なぞ居ない、とは言わんし。
やるべき事も分かってはいるんだがな。
[暫し視線を外し、想い出のピアノを見つめた後、ライヒアルトの目を見。]
…ライヒアルト。
お前は、人狼と出あったその場に既知と共に居たか?
[真っ直ぐ捕らえ尋ねた。
今と同じような状況に、この男も身を置いたのだろうかと。
だとしたら―その結末が、知りたかった。]
うん。
…でも護れるなら、大好きな人たちの幸せが良いな。
あたしのじゃ、なくていい。
――ああ、ヨハナ様もこう言う気持ちだったのかな。
[いつか自らの命を他者よりも、とした先人の言を思い出す]
結婚…。ナターリエの結婚式とか、見てみたいな。
白いドレスも似合いそえだもの。
[想像したのか、こくこくと勝手に頷く]
えっと。駄目なら、駄目って言って。
[前置いて。それでも惑うような沈黙が暫し。
顔を伏せながら、眼差しを上げて]
今日の夜だけで良いんだけど、一緒の部屋に寝たら…駄目?
……毒にもなる、は同意だな。
[暗き翠が微かに陰る。
今、口にした兄弟同然の友。
彼はその毒によって死したとも言えるが故に]
…………。
[真っ直ぐに向けられた、問い。
その意を図れずに、しばし、沈黙するも]
いた。
今、話した奴と。
……師と仰いだ人と、共に。
え?
[声をかけられて思考から引き戻される]
戦うって…人狼と、か?
…大切な人達を襲うって言うなら、止めようとするかな。
けど俺には誰が人狼なのかは分からないから。
誰かを疑うと言うのも多分出来ないから。
今は、身を護るくらいしか考えられない、かな。
自分に危険が迫ったり、護りたい人が襲われたりするなら、多分、戦う。
[どうすれば良いのか]
[未だ自分の中で整理がつかないで居る]
[考えながら、思っていることを一つ一つ言葉にしていった]
そうか、ゲルダはやさしいんだな…。
[目の前の従兄弟の言葉に、思考が巡り…心が痛んだ。
若干の息苦しさを感じながらも頭を振って]
お兄ちゃんはゲルダの結婚式もみたいけどな。
[もっとも、そのときにまた自分が村にいるのかもどってくるかのか、
それ以前に今この場を無事にそんな保障はなくそれでも]
ゲルダの結婚式には…、いや、その資格はないか。
[それは自分の第二の育ての親であるゲルダの両親が死んだときも帰郷をしなかったことへの自責の念からか、
あるいはもっと別の…]
[沈黙の間ゆっくりとゲルダの頭を撫でながら言葉が紡がれるのを待ち、
出されたお願い、伏せながら見上げる視線。
今までおいてきた年月の分、心が痛んだ。
それでもやさしく笑いかけて]
ああっ、えっと…。
[改めてゲルダの姿を見てかすかな動揺]
まぁ、同じ部屋で久しぶりにそれもいいな。
[戸惑いながらも肯定の意を返した]
…二人、か。
[だが片方は、兄弟同然の友は無くなったと。
それが人狼の手によるものか、それ以外の手によるものかはまだ分からない。
尋ねようかとも思ったが、亡き友を偲ぶ姿に、それは躊躇われた。]
…師に当たるその人は、今も息災なのか?
……いや、駄目だな。これじゃ回りくどい。
ライヒアルト。お前が人狼と会った時、誰が生き残った?
[答えたくないなら捨ておいてくれと、最後にぽつりと呟いて。]
うん…そうだよね。
わたしも、そうする。負けない、負けちゃいけないんだ…。
弱くても、諦めない。
[自分に言い聞かせるように、わたしは呟く。]
[問いかけに、微か、目を伏せる]
……そのとき、生き残ったのは。
俺と。
人狼が現れた村の者、二人だけだ。
あいつは……人狼に喰われ。
師父は……。
[言葉が途切れる。
逡巡。
それでも]
師父は、何故か、人狼に与したが故に。
……俺が、殺した。
[淡々と、事実を告げる刹那。
右手は、胸元の何かを掴むよに、そこをきつく*押さえつけ*]
あたしが優しいなら、きっとマテウス兄さんも優しい。
そうじゃなければ、こんなお願いできないもの。
[自分の結婚式に話が回れば、2度瞬いて]
幾ら見たくても、相手…。
万が一、あれば、呼ぶけれど。
…お付き合いの時点で、マテウス兄さんには報告するつもりだったし。
あたしも兄さんには来てほしいから、資格なんて言わないで。
――唯一の家族なんだもの。
[他に兄弟は無く、叔父たちとは別住まい。
一緒に暮らした家族と言える相手はたったの一人だけ]
[あったまって来た手を擦り]
そうだね、負けちゃダメ、なんだ。
諦めてしまったら、何もかも終わってしまう。
[ベアトリーチェの言葉に頷きを返す]
……これ以上何も無いと言うことは。
きっとないんだろうな…。
[既に覚悟を決めた者達が居る]
[隔離された空間]
[恐怖の対象がそこに紛れているとなれば]
[何が始まるのかは容易に想像がついた]
[細かく手が震えてる。わたしはそれに気づくと、なるべくさりげなくそれを体の後ろに隠した。]
[失敗した。明らかに怪しい動きになっちゃった。きっとバレバレだったろう、わたしは開き直ることにする。]
ゼルギウスさんは…怖くないの?
わたしは怖い。誰かに疑われるのも、…疑うのも。
1人っきりで…。
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