情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
─ 何処かの丘の上 ─
[すみれ色のふわもこを見送った後、周囲を漂う光の塊に視線を向ける。
キラキラしたものと、暗い色合いのもの、二種が入り混じった塊たちは、何かの形を取ろうとしているようだった]
……て、具象化する気ですかと!
[それはさすがにヤバいだろう、と。
瞬時、手にした鎖を漆黒の光鎖へと転じて]
……っち!
[大きく動いた力を警戒したか、群れていた光は一斉に散開して光鎖の追撃を逃れる。
そのまま散らばっていく様子に、舌打ち一つ]
ったく……とにかく、この空間の中で抑えんとまずいよな……。
どうにも、あちらこちらに繋がってるようだし……。
[ここを介してあちこちに散らばると、絶対にまずい。
そんな事を考えながら、光の塊が散って行った方へと視線を向けた。*]
─ 草原の一画 ─
[オトフリートと別れ足を運んだのは、最初に降り立つに至った草原の一画。
放った風は戻ってこなければ情報を受け取れない。
それを滞りなく行える場所として、大きく開けた場所を選んだ]
さぁてと。
お前さんら、何を見てきた?
[風がハインリヒの傍を通り過ぎる度に、見て来たことを情報として伝えていく。
他にも数名この空間に紛れ込んでいること、光の塊はあちこちに点在していること、様々なエリアがあること。
ついでと言わんばかりに、近くにブリジットが居ることも伝えてきた]
地形は何でもござれ、か。
機鋼界みてぇだが、あっちほど整っちゃあいねぇみてぇだな。
[トレンチコートのポケットに両手を突っ込んだまま、嘆息染みた息を吐く。
歳を経て、意図しない異界転移を2度も体験した後だと大概のことには驚かなくなった。
その代わり、嘆息が増えたように思う]
出口のあても無ぇ、と。
この辺りはオトフリートに任すっきゃねぇか。
[経験は積んでも対処法等の知識があるわけではない。
そこらは彼の方が上、と判断して丸投げることにした]
で、後は……
[すい、と視線をある方向へと向ける。
そのしばらく先に居るのは、また巻き込まれたらしい影精と、以前にも見たふわもこの姿**]
─ 森の中 ─
[はたはたはた。
短い尻尾は感情を示す。
独りではなくなったことと、父を知る者に出会えたがため。
ふと、じっと見詰められている>>19ことに気付くと、仔犬はそちらを見て、くりっと首を傾いだ]
………あ!
[何かに気付き、四肢で立ち上がりフォルカーの周りをぐるぐる。
ふんふん、と確認するように匂いを嗅いだ]
おそろい!
フォルカーおそろい!
[再び正面へと戻って来ると、後肢で立ち上がるようにして前肢を持ち上げ、フォルカーに飛びつこうとした*]
─ 森の中 ─
……え?
[つい、じいっと見ていたら、仔犬がこちらを向いた。>>24
周囲をぐるぐると回る様子に碧い瞳がきょとり、と瞬く。
あわせて小鳥がぱたた、と羽ばたいた]
ど、どーしたの?
[問いを投げるのと、おそろい! と声が上がるのはほぼ同時。
突然の事にややぽかん、としていたから、何か行動を起こすなんてできなくて]
え、わ……わわっ!?
[飛びつかれ、慌てて受け止めるもののバランスを崩し。
思いっきり、草の上に尻餅をついた。
とっさ、肩から飛び立った小鳥がぴぃ、と鳴く]
ったた……。
ああ、うん、へーき。
[だいじょーぶ? と問う小鳥に短く返し、改めて受け止めた仔犬を見る]
おそろい……って。属の事?
……わかるの?
[わかるもなにも、全然隠せていないわけだが。
気が緩んだせいか近しい気に触れたせいか、瞳の色は本来のもの──紫へと戻りかけていた。*]
うっわー、なんかしっちゃかめっちゃかな世界だねえ。
[様々な属性の様々な地形、気候までも多様性に富みすぎている周囲の様子を、上空から興味深げに眺めながら、今は背にしがみつくようにしている小さな機械竜に声をかける]
ユル、解析できる?
[機械竜は赤く瞳を明滅させて、カシャリと羽ばたいた]
やっぱり、解析不能か。...じゃあ、やっぱり頼りは目視......とっ!
[地上の様子を良く見ようと高度を下げた所で、ひゅうん、と脇を掠めていく幾つかの光の玉に驚かされる]
何だ?これ...あ...!
[何かから慌てて逃げるような光の飛んで来た方に視線を転ずると閃く漆黒の光鎖が目に映った>>21]
あれって...
[天青の瞳を見開くと、一気に地上へと降下する]
わわっと!
[きらきらした輝きは、ぶつかる寸前にふよんと方向転換して、どこかへ飛び去っていった]
何なんだろう?あれ...
[チカチカと機械竜の瞳が白く発光する]
うん、精霊じゃないね...もっと強い未知の力だ。
[独自の分析を口にしながら、無事に地へと降り立つと、拡げたメタルの翼を収め、目的の相手を見つけて駆け寄っていく]
時空竜!
[声に出したのは、自身ではなく「始めの機竜」たる長兄セレスティンが、かつて養い親に向けていた、その呼び名*]
─ 何処かの丘の上 ─
[さて、どこから追おうか、と。
考え始めた所で、上空に気配を感じてふと上を見る]
あれは……。
[知っているような、でも、どこか違うような気配に僅かに目を細める。
地に降りる気配を追うように視線巡らせたなら、こちらに駆け寄る姿と共に呼びかけ>>28が届いて]
……おやま。
[かつて育てた幼子の姿が過るは刹那。
古き竜はふ、と一つ息を吐き、駆け寄る若竜へと翠を向け]
なーんで、機竜卿のとこの子まで引き込まれてますかねぇ……。
[投げるのは、どこか苦笑交じりの声と表情。*]
─ 森の中 ─
[ぴょーい、と飛びついた仔犬は相手の様子を気にすることなく受け止められ>>26、すりすりとフォルカーの胸に額を擦り付ける。
問いかけられて、顔を持ち上げると口をかぱーと開けて、笑うような表情でフォルカーを見上げた]
わかるよ!
フォルカーからおそろいの匂いがするー。
[両親や兄弟とも同じ属性は当然馴染み深く、仔犬は安心しきった様子で尻尾を振った。
抵抗されなければフォルカーの頬を舐めそうな勢い]
ぼくね、森で遊んでたんだけど、いつの間にか知らない場所に来ちゃったの。
ここどこなの?
[流石に妖精界ではないと理解して、フォルカーとベアトリーチェに鼻先を交互に向けながら問いを投げた*]
─ 森の中 ─
[すりすりされたり、笑うような表情されたり、何より、近しい属の気配が気を緩める。
すみれ色のふわもこがいたら、呆れたようにきゅう、と鳴いただろう……というのは、恐らく、ぱたた、と飛んでいる小鳥だけが思う事]
そっかあ……同族じゃない同属に会うのって、多分、初めてだなあ、俺。
[ぽつりと呟く頃には、瞳の色は鮮やかな紫紺のそれへと変わる。
その色が、彼の父の若かりし頃のそれと同じ、と知る者はほとんどいないのだが。
ともあれ、尻尾を振る様子に和んでいたから、頬を舐められても抵抗らしきものはほとんどなく。
一しきりじゃれてから、投げかけられた問いに、あー、と短く声を上げた]
んー……はっきりとは、わかんないんだけど。
なんていうか、『隙間』みたいな所なんじゃないかなあ。
いろんな世界と世界の隙間にできた場所……多分、俺たちがここに来る切欠になった光が関わりあると思うんだけど。
[言ってる端から、何やらすいーっ、と横を流れて行くわけだが]
とりあえず、これが不自然なものなのは、うん。
間違いないって言える。
[その辺りは、本能的な察知。
精霊としては不安定でも、精霊王に連なる者、その辺りは感覚として捉えられていた。*]
― どこかの丘の上 ―
やっぱり、時空竜だ...
[嬉しげに駆け寄った青年は、次の瞬間きょとりと首を傾げる]
あれ?白もふ...じゃなかったヴィンターさんは一緒じゃないんですか?
[カシャカシャカシャとせわしなく、肩口で機械竜がはばたく。そして時空竜その人の苦笑と声音に気付くと、あ、と口元に手を当て、小さく首を竦めた]
...すみません、初めて御会いする気がしなくて。
はじめまして、機鋼竜末席のエーリッヒです。
[改めて礼儀正しく一礼してから]
どうしてここに来たかは、俺も判らないんですけど、機鋼王様の所で空間位相の転移実験をしてたから、その影響があったのかもとは思ってます。
...こんな遠くに飛ぶほど大きなエネルギーは扱ってなかった筈なんですけど。
[時空竜の疑問に答える形で自身の予測を告げ、困ったように眉を下げた]
時空竜...殿、は、何か御存知ですか?なんだか、変わったエネルギーを感じる光をさっき見かけましたけど。
[問い返しに、その正体を告げられれば、ぱちくりと天青を瞬く]
秩序と混沌の王の欠片...?
うっわあ...すごい、な。
[きらきらと輝く瞳は、明らかな好奇心に満ちている*]
─ 何処かの丘の上 ─
[くるくると変わる表情に、思いっきり保護者的な視点で微笑ましいなあ、なんて思ったのは已む無し、としておいて]
細かい事は、気にしなくていいさ。
……存在する時間が長いと、初対面かそうでないかは、自分でもわからなくなる事があるからね。
[器の年齢で言えば、まだ千には届いていないけれど。
数多の世界の膨大な『記録』を内に宿すが故に、その辺りが曖昧になってしまう事は多々ある……というのは余談として。
冗談めかした口調で言って、微か、笑んで見せる。
語られる、ここに来た経緯>>34には元気だなあの御仁、なんてちょっと思ったりもしつつ]
ああ、大雑把な把握はできてる。
秩序の王と、混沌の王の力の欠片……本来ならば、重なる事などあり得ぬもの同士。
それが遭遇した事で生じた歪みが、この場所を作り出したらしいんだ、が。
取りあえず、この欠片たちを鎮めれば、自ずとこの空間も浄化できるんじゃないか……とは、思うんだが。
どうやら、俺は生まれ的に警戒されているらしくて、見事に逃げられた。
[ある意味では混沌から生じたような存在故に、干渉もあり得るのだろう、と。
そこまで言って、きらきらと輝く瞳に気がついた]
……あー……。
[その輝きがかつて見たものに重なり、つい、声が上がる]
何というか…………似てるねぇ。
[先の呼びかけ方や、相方を白もふと呼びかける所は。
手を離れて久しい機鋼の子を容易に思い起こさせた。*]
鎮めるっていうと......捕まえる、とかですか?時空竜殿を警戒するのは道理といえば道理ですけど。
でも、俺もさっきぶつかりそうになりましたけど、割と器用に避けていきましたから、もともと逃げ足は速い感じですよねえ。
うーん、ここにある素材で何か捕獲装置作れるかなあ?
[変わるのは表情だけではなく、思考もくるくると変遷していく。ただ後退することは決して無く、前へ前へと...他者を置き去りにする勢いで進んでいくのだが]
え?似てるって...ああ。
[そんな中で向けられた視線と言葉に>>36こめられた意味を受け取って、にこりと笑う]
俺は兄弟みんなのメモリーを受け継いでますし、何より俺達の「心」の基礎(ベース)は、貴方達がセレスと一緒に育ててくれたものですから、存在は違っても根っこは一緒みたいなものなんですよ。
だから、どうしても、俺は貴方を懐かしいと感じてしまうし...会えて、とても嬉しいです、時空竜殿。*
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新