人狼物語 ─幻夢─


75 花を見上げて君はわらう

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【赤】 ロラン


 ――ん。
 キリル?

[聞こえた名に、確かめるよに重ねた]

(*6) 2012/05/10(Thu) 00:54:06

ミハイル

[控え目に挙手するロランに気付いて、]

 お前も酒飲む歳なんだもんなー。

[倍近く生きているものだから、幼い頃の彼も知っていて。
初めて一緒に飲む訳ではないが、飲み慣れてきた様子に気付いてフッと笑った。]

 おーし、じゃあいただくとするかな。

[口を尖らせているキリル>>18に、ニヤリと挑むような笑みを浮かべて。

ロランやキリルの他にも、挙手した者があればグラスに赤い葡萄酒を注ぐ。
いい色だ…。

詳しい薀蓄はわからないが、きっと美味い。
ユーリーが作ったものだから、分かりきってはいたけれど。]

(20) 2012/05/10(Thu) 00:54:24

【赤】 キリル

[続く言葉。促すように響く囁き。
それはあの夜の月のように、心の奥を暴いていく]

 …これじゃ、足りない……。うん。
 ”あの人”でも、まだ足りないかな。

[少し残念そうに、手元の皿に視線を落とす。
美味しく調理された森の鹿。
食されるために供された動物だけじゃ、物足りない。
喉の奥から飢えがじわりと、心を浸す]

(*7) 2012/05/10(Thu) 00:59:07

【赤】 キリル

 うん、ボクだよ。ロラン。
 …──ここにいる。

[遠いあの日に手にしたのは、淡く香る白い花。
今この目にするのは、禍々しいほどの赤い月]


 ロランも、なんだね──…

(*8) 2012/05/10(Thu) 01:02:21

【赤】 キリル


 …人狼。

[いないと言い張った、その名を沈めるように囁いた]

(*9) 2012/05/10(Thu) 01:03:02

ユーリー

[伸ばされたロランの指先にグラスの脚を触れさせる。
幼馴染である彼や彼女らに手紙を送ったか如何かは知れない。
送っていないのだとすれば、理由は知れる。
快活だが寂しがりでもある妹のことだ。
幼馴染からの返事で里心つくのが目に見えていた]

――…そう、さ。

[ロランの浮かべた表情にふと目を伏せる]

キミが気にしていたと知ったら
今年は里帰りするかもしれないな。

[届いた手紙に、未だ返事は書いていない。
物思うように呟き、それからゆると首を振る。
それは浮かんだ考えを打ち消すような仕草だった]

(21) 2012/05/10(Thu) 01:04:38

キリル

 うん。食べてみてから言ってよ。
 あ…っ、ふふ。ありがと。
 イヴァンも飲む?うん……乾杯。

[ミハイルへ、ボクは軽く胸を張って言ってやる。
けれど赤い葡萄酒のグラスを受け取って、
そのポーズもすっかり崩れてしまった。
傍らのイヴァンと、こっそりグラスを打ち合わせる。
何だかもう、香りからふわりと酔ってしまうような心地がした]

(22) 2012/05/10(Thu) 01:06:47

ロラン

[ユーリーから受け取るグラスは、ペロと舐める。
程良い酸味が鼻を抜け、喉へと落ちる熱。
少し目を眇め喉を鳴らして飲んでから、ぽつりと落とす]

 里帰り…か。
 ……嬉しいけど、また、行く、んだよね。

[ロランに彼女からの手紙は届いて居ない。
ロランからもまた彼女の住所を聞き出して書く事はしていない。
この村に戻る事が良い事なのか、判らなかったから。

それからミハイルへと顔を向け]


 でも、違う場所ではまだ駄目な年らしい。

[赤い葡萄酒も遠慮なく貰う。
ふたつのグラスをチンと当てて見せられる程には、
少し、機嫌が良くなっている自分にも気づいた]

(23) 2012/05/10(Thu) 01:10:50

イライダ

― 自宅 ―

可愛らしいじゃない。
お兄ちゃんとしては心配――ってよりは、嬉しい感じね?

[レイスの表情はあまり動かないけれど、昔からの付き合いだ、なんとなくはわかる。
面白そうに言って。
しばらくした後に帰るというのを、玄関まで見送った。]

気をつけるわ、ありがとう。

[ひらと手を振り別れて、広場を見やる。
賑やかな様子に、笑みが零れた。
それでも墓地のことを、話を思い出すと、表情は曇る。
今は近づくような気持ちになれなかったから、しっかりと鍵をかけて屋内に戻った。]

人狼なんて、いるわけないじゃない。御伽噺よ。
……幽霊だって、いないんだから。

[合わない指輪にキスを落として、好きな人の好きな味に変えたクッキーを一枚、齧った**]

(24) 2012/05/10(Thu) 01:12:25

イライダ、メモを貼った。

2012/05/10(Thu) 01:15:07

【赤】 ロラン

[赤い月を映す烏色もまた、赤く染まった時。
どうしようもない衝動に、胸を掻き毟った]

 …ん。
 ――そうだよ。
 御伽噺なんかじゃない。

[眇めた眸の奥に浮かぶのは凶暴な焔ゆらり]

(*10) 2012/05/10(Thu) 01:15:23

【赤】 ロラン

 ああ、じゃあ…「あの人」は、君が?


[自身が酷い衝動に夜中彷徨った時。
もう、あの旅人は殺されていた。
それでもどうしても抑えられなかった、から。
付近の狼達に混じり、その冷たい屍肉を啜った。
その甘美な味は、未だ、覚えていて
 ――暖かい血肉が欲しいと、自身の奥が訴える]

(*11) 2012/05/10(Thu) 01:18:23

ユーリー

[ロランの仕草は線の細さと相俟って馴染んで見える]

何処ぞの屋敷で働いているとあったから
何もなければ戻るだろう、けど。

[思案するように途切れる言葉。
妹の幼馴染を見遣り]

キミが行くなと言えば
如何かは知れない。

[ユーリー自身は妹が村を出るのに渋りはしたが
引き止めるほどではなかったし
オリガもまた兄に引き止められても意思を変えぬだろう。
けれど、幼馴染の言葉は、また別に思える。
彼女からの手紙には家族よりも幼馴染の事ばかり書かれていたから]

(25) 2012/05/10(Thu) 01:21:47

ユーリー

[酒でも飲んで、とマクシームが言うを聞いて
軽く肩を竦める]

調子にのって飲みすぎるなよ?

[幼馴染だからこその軽い口調。
サンドイッチをぱくりと頬張れば
新鮮な野菜の食感とみずみずしさが広がる]

美味いよ、カチューシャ。

[目許を和ませて言えば
男はあっという間にサンドイッチを平らげた]

(26) 2012/05/10(Thu) 01:24:22

キリル

 オリガ、かあ…。
 ボクはたまに会いたいけれどな。

[どうしてもと言えば、彼女はボクに手紙をくれた。
それでも、ほんのときたまのものだし、最近はご無沙汰だ。
都会の新鮮な出来事を楽しそうに綴った手紙は、
彼女の生き生きとした面影を伝えてくれるようだった]

 またカチューシャと3人で、お喋りもしたいし。

[幼馴染に目配せをして笑う。
お泊りをして、お喋りに興じるのはごく稀に許された楽しみだった]

(27) 2012/05/10(Thu) 01:25:11

レイス

[立ち去る間際に聞こえた声>>14は、一番年上の筈の人のものだった]

兄さんも相変わらずだ。

[何処か子供のはしゃぐ様を思わせる。少し可笑しくなった。]

―自宅―

[自宅の扉に手を掛けて、ふと思い立って庭に回った。
薬草の中から次に使う分を見繕い、幾つか摘み取る。]

そう言えば、そろそろか。

[片隅に植わっている白い花の蕾に横目を向けた。この場所で薬草を育て始める前からの住人だ。]

(28) 2012/05/10(Thu) 01:32:25

ロラン

 …行くな、なんて俺に言える訳無い。

[言えるものなら言いたかった。
それは、オリガだけでなくきっと両親にも。
去る者を追う事はしない、と、ゆるく頭を左右に振る]


 元気にしてるなら、良いんだ。
 俺も元気、って伝えてくれると嬉しい。

[キリルの言葉>>27に、幼馴染の女子3人集まる様子を思い出す。
幼い頃は疎外感を感じもしたものだ]

(29) 2012/05/10(Thu) 01:32:36

【赤】 キリル

 …うん。だから、ボクはいないって言ったのに。
 ”いないこと”にしないとダメでしょう?


 そうしなくては───…ダメでしょう?

[わらう。烏色よりも薄い銀灰の色。その瞳も赤に染まった。
赤い月が、綺麗に空を血に似た色に染め上げた]

(*12) 2012/05/10(Thu) 01:33:21

【赤】 キリル

 素敵だったよ、ロラン。
 ”あの人”のこと、ボクは大好きだった…ううん。
 今も大好き。ずっと、ここにいるよ。

[ボクはうっとりと目を伏せた。
胸元を押さえれば、あの日嚥下した熱い血の味が蘇るよう。
甘美な肉の味の記憶に、微かにボクの喉は鳴る]


 …彼も一人で歩いていたから丁度良かった。
 食べて、食べて…ひとつになって。

 狼たちが鳴いていたね。
 可哀想だから呼んであげたけれど…嗚呼。
 ロランも、欲しかったんだ。

(*13) 2012/05/10(Thu) 01:33:42

レイス

[まだ幼い妹が泣きじゃくりながら土を掘っていたのを、昨日の事の様に思う。でも、]

もう14年前、か。

[不幸な事故はもう遠い過去のことで、彼らの仲直りもとっくに終わっている。はずだ。
妹が外へ積極的に出るようになったのも、そう言えばあの頃からだったか。
自生している薬草を見分けるのは正直僕よりも上手いし、有難くはあるけれど何処か複雑だ。]

……戻るか。

[立ち上がり、腰を伸ばす。
改めて玄関に回り、誰もいない家の扉を開けた。**]

(30) 2012/05/10(Thu) 01:36:37

レイス、メモを貼った。

2012/05/10(Thu) 01:37:29

【赤】 キリル



 ──…じゃあ、次はあげるよ。

[麻薬のように、抑えがたい衝動を笑顔と共に告げる]

(*14) 2012/05/10(Thu) 01:37:31

ミハイル

[キリルとイヴァン>>22の様子に顔がニヤつく。
口に料理を運び、余計なことを言わないよう封じた。

ロランが他所の場所の話>>23をすると、]

 へぇ…。
 じゃあそこに行ったら、お前もまだガキ扱いされる歳ってことか…。

[と、少し意地悪なことを言ったかもしれない。]

(31) 2012/05/10(Thu) 01:37:59

ユーリー

キミにそう思って貰えるなら
オリガも喜ぶだろう。

[キリルの言葉に淡い笑みを浮かべる。
彼女らと妹の仲は良かったように思う。
互いの家に泊まり一緒に過ごすのをとても楽しみにしていた。
一度、どんな話をしているのかと問うた事があるが
女の子だけの秘密、なのだと言われてしまった]

そういえば……
あいつはまだ知らないんだったか。

[キリルとイヴァンの二人を交互に見遣りぽつり呟いた]

(32) 2012/05/10(Thu) 01:38:34

ミハイル

[会話の交わされる中、篝火に目を移す。


狼たちの様子。

酒を酌み交わした旅人の死。


食事を終え、煙草をくわえて篝火に近付く。
マッチを擦り、火を点けて役目を終えたそれを篝火の中に投げ入れた。]

(用心さえしてりゃ…、何も起こりゃしねぇよ。

 なぁ、そうだろう?)

[遠い日の、とある人物の顔を思い浮かべて、…眉間に皺が寄る。

煙草と篝火の煙が、空へと昇っていく様を見上げた。**]

(33) 2012/05/10(Thu) 01:39:58

【赤】 ロラン

[赤に染まるキリルの眸を、今目の間に居る彼女に重ねる幻視。
うっとりと目を伏せる様子に、喉鳴らす様子に
思い返すいろは鮮やかでない、どす黒い赤色で]


 …ん。
 でも俺はこんなだし、
 この車椅子…音がうるさいから、無理かなって。

 でも、狼が迎えに来てくれた。
 彼らは、仲間だ。

[大きな背に掴まって、屍に辿り着いたのだ。
冷たく硬い肉だったけれど、まだ覚えている]

(*15) 2012/05/10(Thu) 01:41:35

【赤】 ロラン


 …ん。
 
 欲しい。

[不意に繋がった感覚のせいか、赤い月近づくせいか。
きっとそのどちらものせい。
くらりと眩暈感じる中、本能の衝動は、強くなる]


 柔らかくて、喰いでのありそうな、のが
 イイ、な。

[告げる囁きの中、
無表情な人狼の方割れは間違い無く、目細めた笑みを返した]

(*16) 2012/05/10(Thu) 01:43:20

ミハイル、メモを貼った。

2012/05/10(Thu) 01:44:37

ユーリー

――…そうか。

[左右に振れる烏色を映しながら男は相槌を打つ]

分かった。
伝えておくよ。

[ロランに確かな頷きを向けるが
手紙を認めるのはまだ先か。
長閑な故郷に起こった事件が頭を過ぎり
妹に文を書こうとする意思を鈍らせていた]

(34) 2012/05/10(Thu) 01:48:09

ロラン

 …ガキじゃない、と言いたい所だけれど、
 俺は自分がガキな事は、知ってるさ。
 お酒は飲めるけど。

[ミハイルの意地悪な言葉>>31は意地悪とはとらず。
寧ろ大真面目に、眉を少し寄せて答えた。
篝火へと寄る、自身よりずっと高い背を見る。
その様がとても大人らしく見えて、
煙草を吸ってみたいと強請ったのは5年も前だったろうか]

(35) 2012/05/10(Thu) 01:48:57

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